2026年6月17日水曜日

真鶴半島(ハイキング)

梅雨の中休みと言うほどではないものの、雨がちょっと止んだタイミングのウォーキング。


JR東海道線の真鶴駅の改札を出た右側の駐輪場にある、いつも閉まっている観光案内所のラックから観光協会のマップ「真鶴さんぽ」
を一枚手に取って駅の正面にある小道を歩くと、すぐに荒井城址への階段があります。

階段を登るとすぐに公園となりましたが、準備不足なためか平安末期の城跡の痕跡に気付くことはできませんでした。

駅と反対側にある城址公園の出口を出て正面の坂を登っていくと、住宅地の中を蛇行する道路はやがて下りとなり県道739号(真鶴公園)線に突き当たるので、左折して海岸崖上の道路を歩いて行きます。


荒井城址公園から30分ほどで、中川一政美術館(休館中)に隣接する「お林展望公園」の前を通るので、ちょっと中へ寄り道します。
展望は…まあごらんの通りでした。

展望公園のすぐ先にある駐車場があるT字路が、保安林内を巡る御林遊歩道の入口です。

観光マップには遊歩道のコースごとに「い」「ろ」「は」「に」の番号が付けられており(但し現地の道標には記載なし)、ここからスタートする「い」の径を登るとすぐに、4つの遊歩道が合流する十字路となるので、正面の「ろ」を下ると、これまたすぐに(池が見当たらない)「小鳥の池園地」があり、(下って来た遊歩道の方角を向いた)野鳥観察舎のような建物がありました。

その先すぐに舗装道路に合流するので、岬の突端に向けて道路を歩いて行くと、「ケープ真鶴」という複合施設で車道はおしまいとなったので、階段を下って行くと、半島突端にある三ツ石(笠島)が見下ろせてきました。
沖に浮かぶのは初島でしょうか。

先端の三ツ石までは、観光マップに「潮が満ちてくると戻れなくなるので、渡らないようにしてください」と書いてありますが、陸地がつながっていて渡る場所が無い様に見えるので、ちょっと行ってみることにします。

石ころの海岸を歩いて近づくと、左の岩の上に鳥居が立っているのが見えてきたので、登ってみます。

鳥居へは、2つの岩の間に掛かる注連縄の下をくぐって、岩頭を反時計回りに歩くと徐々に登れるようになっていました。

歩いてきた細い陸地は、江の島や函館市街と同じ「トンボロ」という地形だそうです。

半島の左奥は湯河原?

トンボロの上を引き返して戻って来てからは、番場浦へと続く半島の西側の遊歩道を歩くことにします。

遊歩道は番場浦という石ころの浜の手前で海岸を離れて登って行きますが、そのまま海岸を行くとどうなるのかちょっと行ってみたところ...

ここまで来たあたりから鮒虫が激増してきて気持ち悪いので、

先へは行かずに引き返しました。

番場浦遊歩道は海岸段丘を登り、駐車場の奥からさらに続いて行って、舗装道路に出た対面からは「は」の遊歩道となりました。
それにしても、この遊歩道はクスノキやスダジイの巨木が多いです。

さきほどの十字路をまっすぐ行った「に」の径の途中には灯明山。

灯明山から下って行くと山の神社付近で半島公園線の車道に出たので、佐々木信綱歌碑の前を通過して琴ヶ浜へと道路を下ります。

琴ヶ浜から海岸を歩いて行くと、要塞の様な真鶴港に入ったところで段丘の上に貴船神社があったので参拝。

魚市場の二階にある飲食店「魚座」でランチしてから、港の上に続く立体迷路のような町を登って駅へと向かいました。

思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら


●2026年6月14日(日)
真鶴駅(9:20)→荒井城址公園(9:25)
→お林展望公園(10:05)→石の広場(10:20)
→御林遊歩道(い)~(ろ)
→ケープ真鶴(10:35)→三ツ石(11:00)
→潮騒遊歩道→番場浦(11:35)→番場浦遊歩道
→森林遊歩道(は)~(に)→灯明山(12:00)
→琴ヶ浜(12:15)→貴船神社(12:30)
→魚座(12:40~13:05)→真鶴駅(13:20)


GPXファイルのダウンロードはこちら。

2026年5月28日木曜日

鳥海山(BCスキー;鉾立から御浜小屋引き返し)

 去り行くスキーシーズンを惜しむべく、日本海 豪雪の山で今季ラストの滑走へ。


秋田/山形県境にある鉾立山荘に到着しましたが、登山口には溶け残った雪が少々残るのみとなっていました。
滑走道具を持っている酔狂な人は全くいないかと思って周囲を見回したところ、何と地元ナンバーのボーダーが2名、出発準備をしていたので、「ここ、最近来ましたか?」と尋ねてみると、「一週間前にハイキングで来た時に思いのほか雪が残っていたので滑りに来てみた」とのことだったので、気を取り直して出発。

完璧に雪が消えた登山道は200mほど先で雪渓を横断します。
…この雪渓は鉾立の駐車場までつながっていますが、その先で登山道とは断絶してしまうので、利用せずにしばらくは登山道を行きます。

5分ほど登った見晴らし台からは、眼下の奈曽川の谷に落ちる白糸の滝と、登山道が登って行く台地が展望できました。
登山道で前後した地元の方と会話すると、温暖化が進んだここ数年は、快適に滑れるのはブルーライン開通直後までで、夜間閉鎖が解除される5月中旬頃には雪渓が寸断されたりかなり荒れてくるとのことでした。
また、西の鉾立・大平と比べると北東の祓川方面の方が残雪量は多いと考えた方が良いとのことです。
次回があるかどうかはわかりませんが、参考とさせていただきましょう。

1341m三角点付近で、ようやく雪の上を歩けるようになりました。
雪面に打たれた赤旗に沿って登って行くと、標高1500mちょっとのところで多くのハイカーが左上の雪渓へと乗り移って行きます。
スキーを持っているこちらは、なるべく雪の上を進みたいので右寄りに進んでいくと、鳥海山の山頂が見えてくる頃にこちらの残雪もどん詰まりとなり、露出した木道の上を50mほど歩いて向こう側の雪に乗り移り、尾根に露出した登山道のすぐ東側の雪の片斜面を登って行くと、眼下に鳥海湖が見下ろせてきました。

振り返ると南折川の谷の下に庄内平野が広がり、雪を抱く月山が望めました。
ここまで来ると御浜小屋・御浜神社は目の前となります。

小屋に到着すると反対側は仁賀保・象潟から由利本荘の海岸が見晴らせ、海の上には男鹿半島の山々が展望できました。

対岸の海上に浮かぶのは飛島でしょうか。

展望は抜群なのですが、鳥海山へと続く扇子森方面の稜線に雪は全くありません。
それに、風速20m/s超の強風が吹き続けており、シートラしたリュックがしばしば風に煽られるので、ここで引き返すことにしました。

鳥海湖を見下ろす雪の上でスキーを装着し、登って来た右側の残雪の縁を滑り始めます。

木道を歩いて再びスキーを着けると、日本海の大展望を見ながら滑ることなります。

ただ、楽しい滑りはあっという間で、再びスキーを担いで登山道を下ります。
登山道が大変歩きやすく整備されているのが救いでした。
登山道を歩く時間は、登りも下りも同じだったのは何故だろう?

●2026年5月23日(土)
鉾立山荘駐車場(象潟口登山口;9:15)
→1341m三角点(10:00)
→御浜小屋(11:35~11:50)
→1341m三角点(12:10)
→鉾立山荘駐車場(12:55)



オマケ…酒田観光…

シーズン最後のスキーがあっという間に終わってしまったので、せっかく遠くまで来たついでに酒田の街を観光してみました。

山居倉庫の案内所でもらった観光ガイド・28-29ページの市街地マップに従って街歩きしてみました。
倉庫の中には入れませんが、ここは「おしん」の舞台だったとのこと...
ちなみに私は放送時に高校生だったため、見てません(当時は家庭に録画機器もありませんでした)が、90年代半ばに南陽市の十部一山でハンググライダーの練習をしている二十歳前後のおしんを見たことがあります。

倉庫の前を流れる酒田港から続いてくる川を渡ると、観光スポット間の整備された道路を歩いて5分ほどで本間家旧本邸に行けます。(それ以外の市街地周辺の主な観光スポットも全て徒歩で回れます)
入場料がちょっとお高め(¥1,100/大人)ですが、まあ次に来ることはないということで...

こちらは市街地の西側にある相馬楼という建物。
舞娘茶屋と竹久夢二美術館というサブタイトルもついていて、コンセプトがいまいちわかりませんが、休日以外の日は不定休が多く、この日も閉まっていました。

相馬楼からワンブロック離れたところにある「山王くらぶ」。
国の有形文化財となった旧料亭で中を見学可能ですが、入場料(イベントにより金額が変わります)が必要なのでパス。
周囲は古い歓楽街ですが上記画像の2軒以外は放置された飲食店や娯楽施設の廃墟がほとんどでした。

すぐそばの丘の上には駐車場が整備された日和山公園があります。
山居倉庫と本間家以外の貴重な観光地ですが、市民の憩いの場の性格の方が濃厚で、町の文化財や関係する記念碑をなんでも集めた感がありました。

移築されてきた旧白崎医院という建物。中には入れません。

下日枝神社の隋神門。

奥の社殿は江戸天明期の立派なもの。

社殿の横にある「旧光丘文庫」。
こちらも入れません。光丘文庫そのものはどこかに移転していったみたいです。

海口寺は湯殿山の元末寺とのことですが、ここの売りは左側の鉄筋コンクリート造の「即仏堂」にある即身仏(ミイラ)。
時間が遅いので今回はパス。

お約束の「おしん」関連碑もありました。

雑然&古色蒼然とした公園周辺で唯一気を吐く複合施設「日和山小幡楼」は、明治・大正期の料亭をリノベーションして2021年にオープンした、この街最高評価の商業施設で、酒田のハイカラな印象はほぼ全てここの料理で〆たことによりもたらされます(個人の感想です)。

近年はクルーズ船も入港し、温暖なアジア諸国民を対象とした雪国の生活体験などでインバウンド観光客が徐々に増えているとはいえ、山形県全体でも年間19万人の海外訪問者は東京都の1%。

「おしん」が海外でも人気を博したとのウワサを耳にしたことがありますが、ここを歩いているとその話にも現実感が湧いてきません。

がんばれ酒田。

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