2016年8月27日土曜日

自家用車で登る百名山  ~その4~大菩薩嶺

夏休み最後の週末。
今年4回目の台風接近が近い8月27日に大菩薩嶺に行ってきました。

甲州市田野の景徳院の前の道をひたすら奥へと進み、ロッジ長兵衛のある上日川峠の駐車場に自家用車を停めます。
ここからスタート

最初は舗装された林道を歩きます

福ちゃん荘からは唐松尾根を登り。。。

雷岩につきます。 すっかり雲の中。

雷岩から10分ほどで大菩薩嶺。
誰もいない雨の頂上です。

帰りは大菩薩峠を目指して稜線を下ります。
雲の水滴があちこちに付きます。

神部岩で

賽の河原

妙見の頭

大菩薩峠まできました

介山荘のトイレの横に軽トラが停まっています。
ここまで自分の車で来る方法はないのかしら?

勝縁荘。 ここにも軽自動車が。
静かな雨の1日でした。

2016年8月27日(土)
上日川峠駐車場(8:00)→唐松尾根→雷岩(9:10)→大菩薩嶺(9:20)
→大菩薩峠(10:10)→上日川峠駐車場(11:10)


●本日の反省

ありません。
自家用車の機動力を生かした、理想的な百名山ハントができました。

登山途中の山小屋に自動車が停まっていたのが目につきましたが、自分もそこまで車で行こうとするのは望み過ぎというものでしょう。

感想も特にありません。




2016年8月14日日曜日

湯川 (安達太良山;沢登り)

お盆も間近に迫る8月11日。遠出をして東北地方の沢登りに出かけました。

東北自動車道、二本松I.C.から車で20分くらい山を登った二本松塩沢スキー場から、先ずは登山道を進みます。



登山道が並流する湯川を渡る丸太橋のところから、湯川に入渓します。
出発しようとしたら単独行の男性が到着し、同じルートを行くとのこと。
折り返し点の霧降の滝まで、前後しながら進むこととなりました。

出だしは小さな滝がいくつか現れますが、どれも簡単に水流中や脇の壁を越えて行けます。






一時間ほどで三階滝に到着です。

先ずは一番下の滝。
流れの左横を、比較的簡単に登れます。


続いては、さきほど少し奥の方に見えていた二段目(中段)の滝です。
こちらは一段目と違ってかなり手ごわそうです。


流れのすぐ右側が唯一取り付けそうなので近寄ると。。。

コンクリートスラブのような垂直の一枚岩を水が豪快に落下して、すごい迫力です。
垂壁の右にある大きな岩塊を乗り越えようとしますが、大きすぎるのと、体重が横に振られるのとで、うまく行きません。

残念ながら敗退です。


仕方がないので、後から来た先ほどのおじさんが登るのを見学します。
ちょうど今人が居るところから先が登れなかったのですが、両足をスメアリング気味にしたボルダームーブで難なく超えて行きました。


仕方がないので、右岸を巻きます。
滝のすぐ横に登山道のような整備された道があり、ピンク色の目印テープがところどころにぶら下がっています。

すぐ上が三段目(一番上)の滝になっています。
さきほどのおじさんがホールドの少ない難しいラインを攻めています。



今人が登っているラインの少し上の岩がごろごろしているあたりが簡単そうですが、下の滝で全然歯が立たなかったのと、すぐ脇を通る登山道を知ってしまったのとで、モチベーションが完全に消失してしまい、引き続き脇の道を登って落ち口に着きました。

落ち口でしばし歓談します。

単独行の男性は地元の方で、ここには良く来られるとのことでした。
この沢のことや近隣にある他の沢登りルートのことなどを色々教えていただきました。
ありがとうございました。

「いやー、滝を2つも巻いちゃったら、楽しさ半減じゃない。夏なんだから、もっと涼しく濡れて楽しまなきゃ」
うぅ~ん。確かにそうなのですが。力量が。。。

でも、安全な登山道?が並走しており、支点となる樹木もたくさんあるので、ちゃんとしたロープを持参していれば、トップロープでも十分に楽しめそうな環境です。
次回来るときは是非ロープとアッセンダー持参で来ようと思いますが、いかんせん、家からかなり遠いので、今度はいったい何時になることか。

仕方がないので、寂しく先に進むこととします。

すぐに川幅が狭くなり、水の中を涼しく登っていけるようになり、ところどころ滑床も現れます。





30分ちょっとで八幡滝が見えてきました。


ここは流れの右側を簡単に登れるうえ、右手の方に何故か鎖のようなものがついています。
その昔登山道だった頃の名残とのことです。


八幡滝の上は、しばらくの間、岩盤の上を水が流れる滑床となり、廊下を歩くように快適に登って行けます。


途中に黒い滝があり、その上もさらにウォータスライダー状の流れが続きます。



岩盤がなくなって少しすると、本日の折り返し点である霧降の滝が見えてきます。


滝の下はマイナスイオン全開の納涼スポットでした。
優美な光景を見ながら、しばし休憩です。


本日前後しながら一緒にやってきた男性はここからさらに古い登山道を辿って進むとのことで、ここでお別れし、私は来た道を引き返します。


さっそく先ほどのウォータースライダーが出現。
これをすべっていくと、早くて楽ちんだろうなあ。
でも、下にある黒い滝をジャンプ台のように飛び跳ねて、その後どうなるんだろうなあ。


我慢して地道に歩いて下ります。

続いては平板のスライダー。
ここも勢いつけるとスピードでそうだなあ。
でもこの下は確か八幡滝。


止まらなかったら、こんな感じで空中に飛び出すんだろうなあ。


ばかなことを考えてないで、どんどん下りましょう。

登ってくるときは水中を進んで取りついた滝は、下りになると全部飛び込み用のプールになっていました。




来るときには後ろ側で気付きませんでしたが、大きな柱状節理の壁もありました。


八幡滝から30分ほどで三階滝の上まで到着。

ピンクテープの目印をたどって登って行くと10分足らずで安達太良山登山道の「屏風岩」と書いてある場所の少し上にでました。

あとは登山道を辿って、出発点の塩沢スキー場に到着。


2016年8月11日
二本松塩沢スキー場(10:40)-(登山道)→馬返し(10:50:入渓)
→塩沢遡行→三階滝(12:00)→霧降の滝(13:10)→引き返し
→八幡滝(13:41)→三階滝(14:10)-(登山道)→二本松塩沢スキー場(15:10)


●本日の反省

1.「山の日」を甘くみていた

 今日は新たな祝日「山の日」で、今年から実質的にお盆休みの初日となり、各地の高速道路は大渋滞。
 東北自動車道も朝5時前から渋滞がはじまり、福島県内に入っても下り線は切れ間のない渋滞が続いた。
 仕方なく、一般道を地道に走って何とかたどり着くことができた(まったく、よくあきらめずにきたもんだ)が、出発がかなり遅れた上に、気力も消失しかかってからのスタートとなった。
 来年からこの日はおとなしくしていたほうが良い。

2.百名山ハントを逃した

 入山したときから安達太良山の登山道を使用することはわかっていたが、下り道で地図(「山と高原地図」のコピー)を見たら、何と安達太良山に「百名山」のマークがついているではないか!
 ああ、でも今更登る気はしないのよね。 せっかく苦労して福島まで来たんだけどね。
 ということで、さっさと帰宅してしまった。
 帰り道は全く渋滞していなかった。(対向車線は全く車が途切れなかったが。。)



2016年8月7日日曜日

自家用車で登る百名山  ~その3~妙高山

梅雨も明けて夏本番となったと思う間もなく8月。
うかうかしていたら夏も終わってしまいます。

そこで、少し遠出をして信越地方の百名山 妙高山へ遠征です。
本サイトは極力自動車を用いて登山する趣旨でタイトルを設定していますが、ここに記載されているのはスカイケーブルから一般登山道を登った記録です。
途中にある大谷ヒュッテまでクルマで行く内容は記載されておりません。
タイトルが紛らわしくてスミマセンが、ご了承願います。

妙高スカイケーブルの駐車場へマイカーを止めてゴンドラに乗り、妙高山を目指します。

スカイケーブルの山頂駅からスタート

最初はゲレンデ状の斜面を登っていきます。

じきにブナ林の中の登りとなります。

大谷ヒュッテの少し手前で一旦林道と合流。

大谷ヒュッテの前から望む南地獄谷。

天狗堂で燕温泉からの径が合流してきます。

光善寺池。 地図に描いてあるよりもかなり小さいです。

光善寺池から望む山頂方面

風穴。 穴の中から冷気が....

クサリ場

クサリ場の少し上からの光景。
先ほどそばを通った南地獄谷が見下ろせます。

山頂まであと一息?

岩場をぐいぐいと登っていくと....

傾斜が緩くなり、もうすぐ頂上となる予感がします。
周囲を取り囲む外輪山の尾根がダイナミックに見渡せるようになしました。


スカイケーブルの終点から高度差1,200メートルをさくさく登って山頂付近に到達です。
山頂付近は岩場の合間に花が咲き美しい景色ですが、何かいやな予感がします。

さっきすれ違ったカップルが、なにやら服をパタパタ払っていたのが気になったのかしら。
何してたんだろ?


足元の岩を見ると体調5mmくらいのコガネムシ色の小さな虫がとまっています。

これが直後に本日の主役となるとは。。。


すぐに山頂に到着です。
「十合目」と書いた小さな木製の札と「妙高大神」の銅板があります。
記念写真を撮ろうと百名山の標柱を探しますが、見つける間もなく、体にさっき見かけた小さな虫がまとわりつきます。


たちまち服の模様 ばかりでなく体全体や背負っているザックまでもがドット模様に。
うかつに呼吸すると、んごっ。 いっしょに入ってきます。

ぺっペッつ。 動揺してよろけると、靴底に何か違和感が。
一歩踏み出すごとに数匹がプチプチつぶれます。
ひょえ~

周囲を見渡すと本物の霧とは別に黒い虫の霧が。
空に見える黒い小さな点は、レンズのホコリではなく全部虫です。

頂上でのんびり昼食を食べるつもりで、ガスコンロまで持ってきたのに。
たまらず早々に退散!

登ってきた道を引き返し、運転終了10分前にゴンドラ乗り場に到着しました。


翌日帰宅し、晩御飯をつくろうとしたら、シンクのなかに何やら小豆みたいなゴミが。
豆料理なんてしていないのに。
豆にしてはちょと緑がかっているな?と思ってよくよく見ると、
うへっ ひっくり返って足をバタバタしているあの虫でした。
すかさず蛇口をひねり、ディスポーザーの中へ....

2016年8月5日(金)
妙高スカイケーブル山頂駅(9:00)→大谷ヒュッテ(10:40)
→天狗堂(11:15)→クサリ場(12:00)→南峰(妙高大神:12:45)
(往路引き返し)→大谷ヒュッテ(14:00)→妙高スカイケーブル山頂駅(15:50)



●本日の反省
 
1.スカイケーブルを使ってしまった。

 自家用車で登るという看板を掲げているにもかかわらず、検索サイトの上位に出てくる記事のルートを鵜呑みして、反則を犯してしまった。
 せめて、自動車でもう少し高いところまで行く努力をしなくてはならなかった。

 というよりも、
 下調べ不足で、燕温泉から登ってもほとんど同じ登高差であることを知らなかった。
 天狗堂を過ぎたあたりで、妙に登山者が増えたなと不審に思い、地図を見て初めて燕温泉からの登山道に気付いた。
 燕温泉まで車で来て登っていたら、帰りもケーブルの終了時刻を気にせず、ゆっくり登れたのに。。。


2.もしかして。 登頂していなかった?

 帰宅して反省会を実施しようとガイドブックを見ると、妙高山には「北峰」と「南峰」があり、通常は「北峰」を頂上としており、頂上の標識もそちらにあると書いてあるではないか。

 「南峰」は「妙高大神」がある場所で、何と、こちらの方が北峰よりも8メートルほど高いとのことである。
 まぎらわしい。

 我々が虫の襲撃を受けて退散した場所には、確かに「妙高大神」のプレートがあったので、頂上である「北峰」まで到達せずに「南峰」で引き返したことになる。

 道理で、山頂の標識と記念撮影しようとしても見当たらなかった訳だ。。。。

 え”~っ。 「十合目」って書いてあったじゃん。
 それって普通、頂上のことじゃん。

 それにさー、こっちのほうが10メートルくらい高いんだから、、、
 頂上って、一番高い所のことじゃん 普通。

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