2017年11月26日日曜日

高尾・陣馬スタンプハイク Complete in one day

11月25日(土)に、体力つくりを兼ねて紅葉の高尾山にスタンプハイクに行ってきました。
年に2回、京王電鉄主催の恒例スタンプハイクを一日で11か所全部収集するのは、自分としては初めての試みですが、どうなることか。

高尾山口駅で最初のスタンプをゲットしたら、ケーブルカー駅への喧騒に背を向けて、甲州街道沿いにある「高尾599ミュージアム」へ。
できたばかりと思われるピカピカの施設です。
朝のせいか訪れる人は少なく、従業員の方が多い状態でした。


2つ目のスタンプを押し、キレイで快適なトイレを使用させていただき、国道向かいのコンビニでお昼ごはんを仕入れて饅頭屋の通りをケーブルカー駅へ向かいます。
この辺りも閑散としていますが、駅に着いたらケーブルカーを待つ人が長蛇の列でした。

ケーブルカー駅前の広場で早速3つ目のスタンプを押したら、比較的空いているエコーリフトに並びます。
家を出るときは混雑を予想して上まで歩いて登ることを覚悟していましたが、待ち時間数分で乗ることができました。
飛び石連休にしては意外と人出は少ない方なのでしょうか。


リフトの山頂駅で4つ目のスタンプを押し、薬王院へと向かいます。
どうやって登ってきたのか、結構な人出です。


しばらく行って山門をくぐると、



お馴染みの不思議なキャラクター達がお出迎えです。
この先で早くも6個目。


でも私が本当におススメなのは、階段を登った本堂手前にあるこちらの天狗の皆さんです。
金網に入れられてちょっと可哀想ですが、なかなかユニークなキャラで、この山のミシュラン三ツ星獲得に大きく貢献していると思うのは私だけでしょうか。


本堂を後にすると、その上は本社です。



ここの軒先にも、ユニークなキャラクターが揃っています。


本社上の奥の院から先は普通の山道(とは言っても随分立派な歩道ですが)となり、路駐を通り過ぎると、


6つ目のスタンプが置いてある頂上です。


スタンプの数は半分を超えましたが、距離的にはこれからが正念場なので、先を急ぎます。
小仏城山。7個目。


綺麗な富士山を望む場所から、スタンプハイク最大の難所である城山下売店(富士見茶屋)に向けて、相模湖方面へと標高差450mを下ります。


この道はかつて比較的急傾斜で、すってん滑りやすい登山道だったのですが、今は階段が適度に整備され、急斜面は折り返して緩やかに、大変歩きやすく整備されていました。
人口密度もぐっと少なくなり、約40分の快適なハイキングで売店に到着し、8個目のスタンプをゲット。


ここからは一旦甲州街道の車道を相模湖方面へと数百メートル歩き、底沢橋から小仏峠に向かう道へと入ります。

ここは甲州古道と呼ばれる、かつては甲州街道だった道の様で、今もJR中央線と中央自動車道が通る交通の要衝です。


右折して小仏峠に向かう丁字路に何やら看板が。
そう言えば城山山頂の東海自然歩道の掲示板にも同じイラストが描いてある名所案内があったな。

書かれている文章が少し強引そうだが、言い伝えとはまあだいたいそんなものか。
ただ、話の出典がなさそうなので、一体だれが考案したストーリーなのかが怪しいが、
往復1kmちょっとなので、寄ってみるか。


小仏峠への道を右に見送り、そのまま直進すること550mで、道路の右側(山側)に標識と四阿様の建物が。
遊歩道状に整備された坂を上ると、すぐに看板があらわれました。
真新しいクサリもついているぞ。


そして、横をチョロチョロ流れる小川が階段状になったところで、径はなくなってしまいました。
恐らく、....というか確実に、目の前に見えているのが七ツ淵  なのではないかと。。。


気を取り直して引き返し、当初の目的通り小仏峠へと向かいます。
30分弱の~高尾山にリフトで登った分をチャラにする~寄り道でした。

小仏峠への登山道は古い街道の風情を残す歩きやすい道でした。
障害物のほとんどない平坦な路面から察するに、景信山への資材搬入の小型クローラーが通るのかもしれません。


あと二つ。。。
景信山より望む富士山(右端)

最後の山頂陣馬山に到着。

あと1つ。

富士山が少し霞んできました。


陣馬高原下のバス停目指して登山道を駆け下り、山下屋前に置いてある最後のスタンプをゲットして15:25のバスに飛び乗りました。



2017年11月25日(土)
高尾山口駅(8:20)→高尾599ミュージアム(9:00)→清滝
→(リフト)→山上駅→薬王院(9:45)→高尾山(10:00)
→小仏城山(10:40)→城山下売店(11:20)→七ツ淵(12:00)
→小仏峠(12:50)→景信山(13:10)→陣馬山(14:45)
→陣馬高原下バス停(15:25)

思い立ったらすぐ行ける。 首都圏近郊のその他のハイキング記録はこちら


●本日の反省
 めでたく1日で全部のスタンプを入手。

さて、パーフェクトコースの賞品を選ぼうとすると、3択で、
A アンジェBBQ VILLAGEお食事券・・・20名様
B 高尾山薬王院精進料理の会ご招待・・・25組50名様
C 京王プラザホテル八王子 ペアランチバイキング招待券・・・5組10名様

あら、意外とほしいものが無いのね。
大好きな温泉招待券はパーフェクトコースでなくとも、スタンプ5個で応募できるではないか。

あと、予想以上に天気が良すぎ(無風・快晴)だったので、この日にわざわざ来なくともよかったかも。



行く前に見たネットで様々な情報がありましたが、やってみると思ってたよりも楽勝。
歩いてみて良かったのは、意外にもパーフェクト賞に向けたハードルとされている
城山下売店への下りと、小仏峠へ登り返す甲州古道でした。
メインルートが混雑していたので、反動でそう感じたのかも知れないが、、


2017年11月23日木曜日

新茅ノ沢・モミソ沢 (沢登り)

11月の飛び石連休の狭間。平日に休みが取れたので、今年の沢納めに行ってきました。既に文化の日の三連休で終わらせたはずだったのですが、本当に最後ということで、家から近い最寄りの短いルートでゆったりと締めくくるはずだったのですが。。。


小田急線の渋沢駅で下車すると、平日の早朝だというのにザックを背負った結構大勢の人々がバス停へと向かいます。


バスの通路にもぎっしり人が立った状態で終点の大倉に到着しますが、吊橋を渡って戸川林道方面に向かう人はほとんど見かけませんでした。


稀に通る砂防ダム工事の車両以外は人を見かけない林道を一時間少々歩き、新茅橋をくぐって入渓。


橋の上からも見える入口の小滝を登ると、


目の前にF1が唐突に出現します。


心の準備もままならない状態で左側のルンゼ状の岩を登ります。
ウォーミングアップに丁度良い難度。


登ると、息つく間もなくF2。


これも流れ左側のルンゼ状を進みます。
ホールドが多少外傾している分F1より難しい?


F2のすぐ上がF3。


そしてすぐ上がF4です。
F2からF4は、ほとんど接しており、全部を一度に見ることはできませんが、三段の滝といった感じがします。


F4を登り終えてから3分くらいでF5が見えてきます。


流れのすぐ右が結構ホールドが豊富そうに思え、残置シュリンゲが散見されます。
そんなに濡れずに登れるんじゃないか?


そうはいっても一人でフリーで登るものではないので、右岸に完備された巻き道から巻きます。
ロープ豊富で、草付きにはステップまで切ってある?立派な巻き道。


登るルートをオブザベしながら懸垂下降。


カッパを着て登るが、急速に手がかじかみ握力が低下。


それにしても、こんなに水かぶるの。。。


一方で残置シュリンゲは傾斜が急な箇所のほとんどをカバーしており、半分近くゴボウで行けるんじゃないかといった感じ。


残置にすがる手もそろそろ限界。


う~っ。あともう少し、なんとか。。。


無事に落ち口に到着できました。トップロープだしね。


↓ 実際に登っている感じはこちらの動画でどうぞ
https://youtu.be/hDCWN_pdPEI


ずぶ濡れになってF5上のガレかけた沢を先へと進みます。


F6とF7だっけ?



F8の看板が




水の涸れた沢をしばらく登って行くと


標高890m付近の二俣が2つ続く緩い連滝に到着。


正面奥の白い岩の下を右俣に入ると、


すぐの左岸枝沢のところにある滝で水は涸れます。


最後の涸れ滝。
真ん中の大岩の下部。出だしのところにボルトが打ってあり、掴みたくなるシュリンゲがついていましたが、それを見る感じで左側の左斜上する岩の基部にお尻をつけて、右の岩を足で突っ張ると、スムーズに離陸できて、その後は中央の岩の右端に沿って簡単に登ることができました。


そのすぐ先の右岸にある白い岩のあたりから、沢は急傾斜のガレで埋まります。


この先の取っつきやすいところから左岸の烏尾尾根に登ります。


烏尾尾根の登山道を下って、


入渓前に通り過ぎた新茅山荘前の駐車場に降りてきました。
ポカポカ陽気の陽だまりで昼食休憩をとり、カラダも乾いて暖まります。


さて、今度は水無川を挟んで今遡行してきた新茅ノ沢の対岸にあるモミソ沢へと向かいます。
朝通った同じ戸川林道を5分歩いて、新茅橋手前の同じ踏み跡から水無川方向へ下ると、新茅ノ沢が流れ込む対岸にある懸垂岩(モミソ岩)の左(下流側)脇から流れ出るのがモミソ沢です。


懸垂岩側面の断崖を通って行くと、


すぐに小滝が連続してきます。




小滝を数個越えると右岸から水量の多い支流が流れ込み、


本流の水はほとんど涸れてしまいます。


少し進むと伽藍に囲まれたような地形に出ます。
中央の黒い三角形状に濡れた岩のところから右上を見上げると、


前半の山場である三段の滝です。


傾斜が最も急な最上段の5メートルほどは、手前と奥側にフェイスが分かれています。
ホールドがアバウトそうな手前側を登ることにします。


事前にネットで見た情報では、ボルトや残置シュリンゲがあるとのことでしたが、何も見つからないまま上まで到着です。
隣りの奥側の壁を覗いてみると、こちらにはハーケンが打ってありました。


ここからは沢は急に狭くなり、クランクのような屈曲を繰り返して、チムニー状の数メートルの滝が連続して行きます。







最後の方に上から木が茂る奥の滝を登ると、


倒木が逆さまに立てかかる滝がでてきます。
ここはチムニー登りは通用せず、中央のフレーク状のクラックを手がかりに登りますが、落ち口が木の根で狭まっており、強引にくぐり抜けます。


この木の根の下の狭い隙間を抜けたのですが、ザックのストラップが根っこに引っかかって切れてしまいました。
この木の根が後半の連瀑の中で最も手ごたえがありましたが、登ってみると右岸側に薄っすら踏み跡のようなものがあるようにも見えます。
みんなどうやって通過しているのでしょうか?


木の根を抜けてすぐのところのここを通過すると、


そこには8メートルの大滝がありました。


山岳会に所属する皆様にはお馴染みの光景。


一旦右岸の巻き道から落ち口へと上がり、オブザベしながら懸垂下降します。
核心部はこの三か所のホールドがポイントか。


それではトップロープでスタート。


出だしからすぐのところが意外にホールドが少ないものの、核心部までは順調。


ここから一瞬が核心か。





↓ 登っている様子はこちら。
https://youtu.be/osRPItD84mw


落ち口から通過してきた狭い谷を見下ろす。


さあ、大倉尾根目指して登ろう。



鹿柵がでてくるとすぐに、ここか1つ下の標識(堀山)のところに出ます。


●本日の反省
新茅ノ沢F5を侮ってはいけない。
ホールド豊富で傾斜もそんなにきつくない(ジムの中にあったら10.6~10.7くらい?、しかもゴボウと言ってもいい頻度で残置も完備)のに、この体たらくは何だ。。。
ホールドはモミソ沢大滝の方が2グレードくらいアップするのに、この体感の差はすごい。
特に水温が低いこの時期は、あっという間に手がかじかみ、握力が低下して、もともと低い能力が初心者レベルまで低下。
かといって夏はヒルが怖くて近寄れない。


秋の平日にのんびり小さな沢をつないで登ることができました。
調子こいた大滝登りが水を差してしまいましたが。
これで本当に今年の無雪シーズンは最後?

2017年11月17日(金)
大倉バス停(7:30)→(戸川林道)→新茅橋(9:00)
→新茅ノ沢遡行→F5大滝(9:20~10:05)→二俣
→烏尾尾根登山道下山開始(11:20)→新茅山荘(12:00)
→モミソ沢出合(12:35)→モミソ沢遡行→大滝(13:20~13:55)
→堀山(14:30)→(大倉尾根登山道)→大倉バス停(15:30)

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