2020年5月7日木曜日

三浦半島ハイキング(三浦富士~安針塚) その2:大楠山~畠山~安針塚

三浦半島の南。三浦富士から北を目指して歩く旅の2回目です。

前回までの大楠山に続いて、更に北に向かいます。

大楠山の山頂から、一旦阿部倉方面へと引き返し、ゴルフ場のフェンスに沿って左折し、北へと向かいます。

このゴルフ場(葉山国際カンツリー俱楽部)は、50年以上の歴史を誇る由緒あるゴルフコースですが、全般的に急斜面が多いですね。

さて、フェンス沿いの道は舗装道路となり、登り坂上のカーブの手前で右手に下っていく径がでてきます。

両面地蔵尊の方面に向かう径を下り、出合う舗装道路を下り、

すぐ先のこのT字路を左折して、阿部倉圧力調整池の横をどんどん下っていくと、

横横道路を渡る橋が出てくるので、渡ります。

さらに道なりに進むと、どちらへ行っても大楠山となるY字路に合流するので、ここも道なりに、

突き当たりの阿部倉町内会館は左側にクランク状に進みます。

下って来た家並みは、奥に見える地蔵尊のT字路を右折。

そうすると、県道27号線の「大楠山登山口」の信号に下りてきます。
しかし、この分岐だらけの田舎道をここから逆方向に進んだ場合、本当に大楠山にたどり着けるのでしょうか?

左折して県道を葉山方面に向かい、横横道路の下をくぐったところにある不動橋交差点の、下山川を渡った先にある方の道へと右折します。

消防団の横にある、今トラックがでてきた道が畠山へと登る道です。

宅地が点在する木古庭の坂道を畠山へと向かって登っていくと、

左手に穴ぐらのような畠山への登山道入り口があります。

藪っぽい径を少し入ると明瞭な登山道が始まります。

ただ、それも長くは続かず、藪っぽい細径のつづら折りとなります。
普段でも暗い森は、だんだんと立ち込めて来た黒い雲の下で、日没後かと思えるくらい薄暗くなってきました。

径の傾斜が緩くなると、間もなくひっそりとした畠山の山頂です。
木の一つにプレートが掛かる展望のない頂上でした。

さて、当初の目標はさらに北へと進み、鷹取山周辺まで行くことでしたが、出発が遅かったことに加えて、空模様もかなり怪しくなってきたため、この辺で家路へと向かうこととします。
畠山山頂から少し乳頭山方面へと向かったところにあるこの分岐を塚山公園を目指して下ることとします。

藪のハイキングコースをこの鉄塔まで降りて、ここから90度向きを変え、鉄塔の作業用簡易階段を一気に降りて、横須賀I.C.へと向かいます。

径は側溝沿いに続き、やがてI.C.の道路の下を2回トンネルで潜ります。

真っ暗なトンネルを抜け出た先は、県道28号線のI.C.入口から続く道路でした。

ハイキングなら十三峠を経由して塚山公園へ行くのでしょうが、雨も降り始めてきたため、そちらへの道は全く目に入らず、目の前にある車道を歩きます。

I.C.入り口の信号手前で左下に下りて(ここは標識がみつけにくいかも)、本町山中有料料金所へと向かう道路のガード下を行き、

林の中を通る径には目もくれず、最短距離の車道を直進し、車道の終了点からコンクリートの歩道階段を登って、、、

塚山公園に到着です。
この中央の小径から登ってきました。

すぐ横は、公園最上部の立派な四阿です。

あとは公園内を安針塚駅へと下り、、、

住宅地の中を道なりに下ると間もなく、、、

京急の駅に到着です。

京急線利用者最小?の駅から家路につきます。


前半の三浦富士~大楠山はこちら

●2020年5月6日(GW最後の日)
 ほとんどが住宅地歩きのため、コースタイムは省略します。

●本日の反省
①イノシシに注意
 途中何回かイノシシに注意する旨の標識がありましたが、本当に会いました。
 畠山から塚山公園へと下り始めてすぐの稜線上で、カーブを曲がったら径上にずんぐりした黒い動物が居て、慌てて逃げて行きました。
 暗くて種の特定まではできなかったのですが、まさかここにクマやカモシカは居ないよね。
 標識は単なる脅しではないので注意。

②ここを歩く意義とは?
 緊急事態が宣言された中で、県内・駐車場使用なし・三密なしの全ての条件に当てはまり、かつ嫌いなヒルが居らず、遭難もしない、が揃うほぼ唯一の場所となる三浦半島に出かけました。
 子供が小さいころに一度連れて行った三浦富士以外は、はじめて訪れた場所でしたが、近所なのに今まで行ったことがなかった/行く機会がなかった理由がなんとなくわかりました。
 7割が舗装道路、それ以外の半分以上が藪か林道。20km近く歩いて展望が(辛うじて)開ける場所が4カ所で、裏山の散歩でもなければ(わざわざ電車に乗ってまで)出かけるメリットはあまりないと思います。
 強いて言うと、三浦半島の分水嶺を縦断していることになるのでしょうが、そちら方面への意欲はあまりないので、、
 では、なんでそんな不要不急のことをしてるんだ!ということになりますが、帰ってきたら体重が1.5kg減っていて、在宅勤務&GW前に戻っており、あながち不要ではなかったということがわかりました。
この意義はとても大きかった?

思い立ったらすぐ行ける。 首都圏近郊のハイキングの記録はこちら

2020年5月6日水曜日

三浦半島ハイキング(三浦富士~安針塚) その1:大楠山まで

全国を自粛の雰囲気が覆う2020年のゴールデンウィーク最終日に、県内でハイキングです。
まさに不要不急の外出ですが、まあ、専門家会議の方も仰っている、気晴らしに公園を歩く程度ならOKということでご勘弁願います。
それでは三浦半島を北上してどこまで行けるか出発します。

先ずは三浦富士(正式名称「富士山(ふじやま)」)から、区切りの良い?半島中央部の大楠山までです。
本当は最南端の剣崎から出発するのがいいんでしょうが、なんせ自粛なんで、バスは避けて電車で完結できる範囲で行動しましょ。

大楠山から先のつづき(畠山・安針塚)はこちらに書きます。

それでは、京急線の津久井浜駅からスタート。

京急線の高架をくぐって、駅の北側へと適当に歩き始めます。
道路がいくつかあり、最初はどこを行くのか迷うかもしれませんが、北に連なる丘の右側の方角を目指してテキトーに進めば何とかなります。

徐々に上り坂となり、駅周辺の平地やイチゴのビニールハウスが見下ろせるようになってきます。

長閑な田園風景の中の小径を何度か曲がっていくと、お隣の京急長沢駅へと向かう広い道路に出ました。

道端に建つ道路記念碑の少し先で、、、

道案内の標識があらわれました。

少々行くと、今度はカラフルな大型の標識が、左手の鳥居をくぐっていけとお告げになります。
ただ、上の写真の道標から、津久井小学校の裏にあるこの鳥居の標識までは、特に標識はありません。
2回ほど角を曲がった記憶があるのですが....

ソーラーパネルと畑の間の道を富士山目指して登っていきます。

この道は、警察犬訓練所の横で突き当たりのT字路となり、ベンチが置いてありました。
右折して林の中のシングルトレイルに入っていきます。

山頂が近づくと斜度が増して階段となり、間もなく到着となります。

標高(183m)の低さと、天気の悪さを考えると、まずまずの展望です。

次の武山を目指して先へと下ります。

小さなアップダウンのあるシングルトレイルを少々歩くと、クルマが通れるくらいの幅の道路にでました。

この広い道路は例の標識が完備しており、不安なく歩けます。

途中に立派な展望スペースがあり、出発した津久井浜と半島の先端方向が見渡せます。

その少し先で、道が二俣に分かれるので、「砲台山」とある右側の方の広い道へと行ってみます。

車道を5分ほど歩くと周囲が開けて名前通り砲台を据え付けていたであろう土台が残っていました。

そのすぐ横には海上保安庁の大きなアンテナが立っています。
ここに至る道路が車道だったのは、このアンテナのおかげだったみたいですね。

さきほどの分岐まで一旦引き返し、右に鋭角に曲がり返して武山を目指します。
分岐から先はシングルトレイルとなります。

武山が近づくと、径は緩い階段となり、

鉄塔が建つ武山に到着です。
この山頂は不動院が建つことで知られていますね。


山頂広場の一角にあるこの建物の屋上に登ってみます。

出発した三浦海岸付近はそれなりに遠くなりましたね。

こちらは久里浜方面。

西側には、すぐそばに相模湾が見下ろせます。
見晴らしがよい日に来ると、素晴らしい展望が広がることでしょう。

山頂はツツジの名所とのことですが、ピークはかなり前に過ぎたみたいです。

それでは、先へとすすみましょう。
不動院から北側へは舗装された車道が続いています。

この舗装道路はそのまま下っていくと、県道26号線の竹川バス停方面へと向かうみたいですが、途中で右側に武一丁目方面へと向かう踏み跡の看板がでてきます。
方向としては当座の目的である大楠山の方向に多少近いとの理由で、この踏み跡に入ってみることにします。

ただ、実際に突入してみると、結構藪が深い急な下り坂で、ここを下るのはもう少し寒い時期の方がよさそうです。

そして下り切ったところは、変哲の無い住宅地の端でした。

住宅地の坂を降りてきたところから振り返ってみます。
正面奥の二階建ての右側を下ってきましたが、逆方向から同じところへ行こうとすると、初めての人は何の目印もないですねえ。

ちなみに、表通りからの入り口はこんな感じで、同じく目印となるものは見当たりません。

そして、地図で当座の目標である衣笠I.C.へ向かう道を探すと、県道26号線の東漸寺付近の交差点を経由することになります。
そこは、武山から車道をそのまま下りて出てくる竹川バス停とさほど離れた場所ではなく、リスクを冒して不明瞭な径を通ったメリットはほとんどありませんでした。

いや、それよりも、もっと基本的なことになりますが、そもそもここから大楠山に行くのはいかがなものでしょうか。 と言った方がよい結末にこれからなっていきます。

ですので、この先、大楠山までの道中を書き続けていきますが、かなりダラダラした内容ですので、三浦半島のディープな内容に興味のないハイカーの皆さんは、ハイキングガイドの定番であるここまでで一旦終了をご検討ください。

********************

さて、ここから衣笠城址までの間は、しばらく町の中を歩くことになります。
県道26号線を東漸寺の前を通過しながら北上していきます。

このコンビニの裏を並走する小道に入ると、県道から離れて行き、正面の鉄塔の丘の左を通って、衣笠の方へと向かっていきます。

この公園の交差点を左折して、

山に突き当たる道路を右折すると衣笠I.C.への直線を下っていきます。

横横道路のガードをくぐった先にある標識の下に左から出てくる枝道に入り、道なりに進むと、衣笠城址方面へと登っていきます。

ただ、地図に書いてある衣笠城址は見つかりませんでした。

代わりにあったのが、大善寺というお寺で、大楠山への径はこのお寺の法面の下の道路を進んで行きます。

坂を登り切ったらクルマは通れなくなり、古ぼけた標識が大楠山を指しています。

小径は泥んこの下り坂から始まり、左側の横横道路と並行しながら、植林と荒地を交えた中を進んで行きます。

しばらくすると階段が現れ、

その下にある横横の橋を渡った先が大楠山だという表示があります。

なので、高速を渡って先へと進みます。
行く方向に清掃工場っぽい大きな建物があるのが少々気になりますが、、

その先の林を抜けたところにも、ちゃんと標識があったので、やっぱりここで正解みたいです。

舗装道路を標識通りに少々進むと、、、

お、また標識があるみたいですね。

大楠山への径は、この看板の裏にあるそうです....

それって、この藪のことでしょうか。

妙な予感が的中。
やはり今まで見てきた標識のコースは、既に廃道となっていたみたいです。
あわてて引き返し、横横を渡り返したところで、標識とは反対側(下り線サービスエリア方向)に進みます。

すぐに車道のヘアピンカーブに出ました。
ここは左側を選びましたが、どちらでも同じ結果かもしれません。確かめていませんがね....

さて、この舗装されていない車道は、徐々に東寄りに向きを変えて、大光寺や衣笠駅のある方へと下って行きますが、行きたいのはそれとは反対側の阿部倉方面なので、途中で左へと切り返して竹林の中を下り、横須賀SA付近の平作4丁目に下りてきました。

道路のガードレールに大楠山へのハイキングコースが表示されているのを偶然見つけます。
うっかりすると見落としそうな表示ですが、ありがたく従わせていただき、畑の向こうに見える宅急便の事務所の前に出ます。


そのまま、広い道路を佐島方面へと登っていくと、

すぐに左側に地図に載っていないこのトンネルがでてきます。

トンネルの向かい側にある、大楠山への歩道を登ります。
トンネルに気を取られてしまい気づかず通り過ぎて、慌てて戻って登っていきます。

入り口は藪っぽいですが、すぐに明瞭な登山道となり、

南側の南葉山霊園方面からやってくる径と合流します。

すぐに標識が登場し、そのまたすぐ先でゴルフ場に当たります。

ゴルフコースを右に見ながら、大楠山を目指します。

ゴルフ場を過ぎて階段を登ると、

大楠山の山頂に到着です。

緊急事態の影響で、展望台は閉鎖されていました。

う~ん。展望台に登れないと、見晴らしがあまりよくありません。

というわけで、無事に半島最高峰?の大楠山に到着です。
天気が怪しくなってきましたが、ここからさらに北を目指します。

続きはこちらで。

思い立ったらすぐ行ける。 首都圏近郊のハイキングの記録はこちら




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