2018年3月15日木曜日
自家用車で登る百名山 ~その17~西吾妻山(積雪期ハイキング)
ここは福島県北塩原村の裏磐梯にある五色沼自然探勝路。
え? タイトルと場所が違うって?
まあいいじゃないですか。
今回はこうでもしないとすぐに終わっちゃう内容なもんで,,,
探勝路の一方の入口にある、柳沼ほとりの裏磐梯物産館からスタート。
物産館は冬季クローズですが、駐車場は除雪されており、トイレと休憩スペースは解放されています。
柳沼は一部を除いてほぼ全面が凍結。
柳沼を過ぎて奥へと進むと、次に青沼があらわれます。
無雪期は綺麗なシアンブルーの水なのですが、青く見えないのは季節の影響か、曇った天気のせいか。
遠くの方にいるガイドツアーから「この青い色はアルミニウムによるものだ」との解説が聞こえてきますが、青いか?
次はすぐに遊歩道の反対側に、るり沼が見えてきます。
るり色だからか。るり色ってどんな色だっけ?
続いては弁天沼です。
ここも鮮やかなライトブルーの水なはずですが、ほぼ全面凍結しています。
どこか溶けてるところはないかうろうろ探しますが一面真っ白です。
ここが沼だという解説が無ければ、雪に埋もれた畑みたいです。
雪も激しく降ってきたので、そろそろ引き返すことにします。
せっかくなんで、雪の無い時期には通ることができない弁天沼の対岸を通っていきます。
さらに青沼と弁天沼の間にある水路に沿って歩きます。
この辺の水は、るり沼→青沼→弁天沼の順に流れているみたいで、この3つの沼の色は何となく似通っているのはそのためなのでしょうか。
***
さて、一夜明けた翌日。
前夜に雪が積もった小野川湖畔の道を通り、グランデコスノーリゾートへ。
自家用車の利便性をフルに発揮させ、さらに平日の空いているゴンドラで標高1000メートル超まで一気に登ります。
ゴンドラを降りたら右手に少し下って第4クワッドリフトに乗り、分厚い雲の中へ突入。
リフトを降りたところから、前夜雪が積もった林の中を登って行きます。
新雪でトレースが隠れていて見えませんが、それっぽいところを選んで歩いていくと、埋まることなく、夏と同じような感覚で歩いていけます。
標高1800mくらいから、徐々に木が小さくなり、視界も狭くなってきました。
標高1843mのポコからは、標高差100mちょっとで西大巓の山頂になります。
ガスの中からひょっこりあらわれた道標の杭。
ここが西大巓か。
西吾妻山とのコルへと下ります。
特に目印がない中をひたすら一番低いところへ。
コルからは背丈の低い林の中の緩い勾配を登ります。
登って行くと平地みたいなところに出て、林がなくなってしまいました。
単に木があるところまで視界が届かないせいか。。。
山小屋が埋まっていなければ目印になるのですが。。。
ガスの中から突如現れた西吾妻小屋。
デカっ。
大きすぎてカメラのアングルに入りきらないぞ。
全体を写そうとして後ろに下がると、真っ白で何も写らないぞ。
でも、これで現在地が特定できたので、東南東300mにある西吾妻山の頂上まで一気に進みます。
平坦な山頂部に到着。
さて、頂上はどこかな?
なんか目印とかないのかしら。
山頂の目印を探してあっちこっちウロウロします。
どっちに進んでも何もないまま下って行ってしまう。
ここって本当に吾妻山なのか? 小屋の東300mで標高2035mって、ここしかないと思うんだけど。。。
百名山なんだから、記念撮影用の何かあるでしょ?
なんにも無いと今日の写真全部、リフト降り場の横で撮りましたって言われてもわかんないじゃん。
念のためスマホを起動してみますが、圏外だとなかなか現在地が出てこないのか、待ってる間に体が冷え切ってきます。
おっ。一応山頂に居るみたいだぞ。
でも、この山は「モンスター」があることで有名なはずですが、これがそうなのかな?
八甲田や八幡平のと比べると随分貧租だけど、昨日の好天で溶けちゃったのでしょうか?
それとも、やっぱりモンスターがある本物の山頂に到着していない??
何か釈然としませんが、これ以上粘っても展開が期待できそうにないと判断し、来た道を引き返すことにします。
西大巓の頂上では3人組のバックカントリースキーヤーとボーダーがちょうど滑りはじめるところでした。
先頭が4~5回ターンするとガスの中に消えていきます。
「お~い、見えるかぁ?」
「う~ん。どうだろ?」
仲間を見失わず/追突せず(^ω^)・・・
リフト降り場に戻ってきました。
どこでも埋まらずに歩けたのは、バックカントリーの人たちがたくさん滑って表面を堅くしてくれたこともあるかもしれません。
下りのクワッドリフトは乗れないので、ゲレンデの端を歩いてゴンドラ乗り場(というか降り場)まで戻ります。
向こうに見える磐梯山も今日は標高1500メートル以上は雲の中。
●本日の反省
今度は登頂不明。
妙高山の山頂誤認、巻機山の未確認、白根山の立入禁止に続いて、今度はロスト?
登るたびに登頂率が下がって行く。。。
2018年3月11日(月)
グランデコスノーリゾート(9:15)→ 第4クワッドリフト終点(9:45)
→西大巓(11:00)→西吾妻小屋(11:30)→西吾妻山(11:45)
→往路引き返し→西大巓(12:30)→第4クワッドリフト終点(13:20)
→ゴンドラリフト終点(下山:13:30)
2018年3月13日火曜日
自家用車で登る百名山 ~その16~磐梯山(積雪期ハイキング)
春の気配が濃く感じられるようになった3月上旬。
震災から7年が経過した日に、久々の百名山ハントへと福島県に出発。
猪苗代から春の陽気の国道115号線→459号線を走ると、裏磐梯の交差点を過ぎたあたりから突如路面が雪に覆われる。
そのまま進んで裏磐梯高原ホテルの前からアイスバーンの砂利道を登って裏磐梯スキー場へ。
トレッキングの方はこの4枚つづりのリフト券がお得ですとの言葉を信じてコーヒー1杯サービス付き¥1,500で購入し、リフトへ。
1回券¥500のリフトに上り下り2回づつ乗るので、やっぱりお得だった。
それにしても空いているスキー場だ。
リフトの横に流れてきた雪崩のデブリ
リフトを二本乗り継いで降り立った終点からスタート。
しっかりしたトレースがついており、何の準備をしていなくともそのまま歩き始められます。
林の中を15分くらい歩くと銅沼(あかぬま)に到着します。
沼の上にたくさん付いている足跡をたどり歩いていきます。
右手の山肌のあちこちから噴煙があがります。
そういえば、このあたりは全て1888年の噴火で吹っ飛んだ後の空洞ではないか。
銅沼を過ぎてから振り返る。
チェーンを装着した自家用車が走れるのではと思えるくらいの広いトレース。
間もなくイエローフォールに到着です。
たくさんの見物客でにぎわっていました。
ここからは、山頂に向けて滝が落ちてきている尾根の上を登って行きます。
尾根に乗るために一旦左側へと下ります。
イエローフォールのすぐ左下にある黄色くない氷瀑。
こちらは誰も見に来てくれず寂しそう。
尾根に取り付いて一気に登って行きます。
さっき上を通った銅沼が見下ろせます。
急登1時間ほどで尾根上にでました。
ずっと左側に見えていた櫛ヶ峰が間近に迫ります。
凍った小さな沼の向こうには磐梯山と天狗岩が。
山頂付近を雲が流れていきます。
天狗岩の方にどんどん登って行きます。
檜原湖も全体が見渡せるようになりました。
見下ろす登山道の分岐には赤埴山方面から登ってきた団体客が到着しました
少しのぼると弘法清水小屋です。
ここからは、傾斜が急になり雪面も硬くなります。
山頂に到着。
会津盆地が広がります。
時計回りで猫魔ケ岳。遠くに飯豊連峰。
檜原湖(正面)、小野川湖、西吾妻山。
櫛ヶ岳と安達太良山の間の谷を雲が流れていきます。
猪苗代湖
帰り道にもう一度イエローフォールに寄ってみました。
みんな引き上げたあとで、誰もおらずひっそりしています。
あんまり黄色くないのは、雪が積もってしまっているからだそうです。
リフトを降りてから4時間ちょっとの旅でした。
●本日の反省
夏タイヤの運転注意。
檜原湖が近付いたとたん、突如路面が雪道になります(翌日も同じでした)。
日が昇ってからは一気に溶けて、帰りはドロドロ。この時期の裏磐梯はまだ冬と春との境目でした。
スキー場はお客さんが少なくてちょっと心配です。
だからこそのイエローフォールトレッキングなのでしょうが、うまいこと認知が浸透して大賑わいとなり、なによりです。
スキー場のスタッフの方をはじめ、北塩原村の方々はどなたも大変親切でフレンドリーです。
できれば今年もう一回くらいは来たい ちょっと遠いけど。。。
2018年3月11日(日)
裏磐梯スキー場(9:30)→ ゲレンデ最上部(9:45)
→銅沼(10:00)→イエローフォール(10:20)
→天狗岩(11:30)→弘法清水小屋(11:45)→磐梯山山頂 (12:10)
→ 往路引き返し→イエローフォール(13:15)
→裏磐梯スキー場リフト終点 (下山:13:50)
震災から7年が経過した日に、久々の百名山ハントへと福島県に出発。
猪苗代から春の陽気の国道115号線→459号線を走ると、裏磐梯の交差点を過ぎたあたりから突如路面が雪に覆われる。
そのまま進んで裏磐梯高原ホテルの前からアイスバーンの砂利道を登って裏磐梯スキー場へ。
トレッキングの方はこの4枚つづりのリフト券がお得ですとの言葉を信じてコーヒー1杯サービス付き¥1,500で購入し、リフトへ。
1回券¥500のリフトに上り下り2回づつ乗るので、やっぱりお得だった。
それにしても空いているスキー場だ。
リフトの横に流れてきた雪崩のデブリ
リフトを二本乗り継いで降り立った終点からスタート。
しっかりしたトレースがついており、何の準備をしていなくともそのまま歩き始められます。
林の中を15分くらい歩くと銅沼(あかぬま)に到着します。
沼の上にたくさん付いている足跡をたどり歩いていきます。
右手の山肌のあちこちから噴煙があがります。
そういえば、このあたりは全て1888年の噴火で吹っ飛んだ後の空洞ではないか。
銅沼を過ぎてから振り返る。
チェーンを装着した自家用車が走れるのではと思えるくらいの広いトレース。
間もなくイエローフォールに到着です。
たくさんの見物客でにぎわっていました。
ここからは、山頂に向けて滝が落ちてきている尾根の上を登って行きます。
尾根に乗るために一旦左側へと下ります。
イエローフォールのすぐ左下にある黄色くない氷瀑。
こちらは誰も見に来てくれず寂しそう。
尾根に取り付いて一気に登って行きます。
さっき上を通った銅沼が見下ろせます。
急登1時間ほどで尾根上にでました。
ずっと左側に見えていた櫛ヶ峰が間近に迫ります。
凍った小さな沼の向こうには磐梯山と天狗岩が。
山頂付近を雲が流れていきます。
天狗岩の方にどんどん登って行きます。
檜原湖も全体が見渡せるようになりました。
見下ろす登山道の分岐には赤埴山方面から登ってきた団体客が到着しました
少しのぼると弘法清水小屋です。
ここからは、傾斜が急になり雪面も硬くなります。
山頂に到着。
会津盆地が広がります。
時計回りで猫魔ケ岳。遠くに飯豊連峰。
檜原湖(正面)、小野川湖、西吾妻山。
櫛ヶ岳と安達太良山の間の谷を雲が流れていきます。
猪苗代湖
帰り道にもう一度イエローフォールに寄ってみました。
みんな引き上げたあとで、誰もおらずひっそりしています。
あんまり黄色くないのは、雪が積もってしまっているからだそうです。
リフトを降りてから4時間ちょっとの旅でした。
●本日の反省
夏タイヤの運転注意。
檜原湖が近付いたとたん、突如路面が雪道になります(翌日も同じでした)。
日が昇ってからは一気に溶けて、帰りはドロドロ。この時期の裏磐梯はまだ冬と春との境目でした。
スキー場はお客さんが少なくてちょっと心配です。
だからこそのイエローフォールトレッキングなのでしょうが、うまいこと認知が浸透して大賑わいとなり、なによりです。
スキー場のスタッフの方をはじめ、北塩原村の方々はどなたも大変親切でフレンドリーです。
できれば今年もう一回くらいは来たい ちょっと遠いけど。。。
2018年3月11日(日)
裏磐梯スキー場(9:30)→ ゲレンデ最上部(9:45)
→銅沼(10:00)→イエローフォール(10:20)
→天狗岩(11:30)→弘法清水小屋(11:45)→磐梯山山頂 (12:10)
→ 往路引き返し→イエローフォール(13:15)
→裏磐梯スキー場リフト終点 (下山:13:50)
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