長野県下高井郡木島平村にあるカヤの平高原は、志賀高原の北に位置するブナの原生林が広がる平坦地で、標高が1500メートル近いため11月上旬には紅葉も終わり、道路が通行止めとなります。
閉鎖を数週間後に控えた秋の日に訪れてみました。カヤの平高原への道路は、国道403号線の糠千公民館付近から登って行きますが、この分岐の標識は飯山側からしか見えないため、首都圏から最短の信州中野方面から行くときはうっかり通り過ぎてしまいます。
ヘアピンカーブが連続する道路を15kmほど登ると、ログハウス風の総合案内所の前に駐車スペースがあり、先ずは道路の反対側の奥に建っているカヤの平高原ロッジに向かって歩き出します。
先ずは一周20分ほどの信州大学ブナ原生林教育園を周回してみます。
緩やかに登りながら北ドブ湿原へと続くこの登山道は、周辺一帯でも大きなブナの木が多く、色付きもピークに近かったです。
30分ほど登ると、西コースが合流し、大ブナ歩道が分岐する十字路に到着するので、北ドブ湿原方面へ行くと、すぐに右下に平地が見えてきました。
対岸の四阿に向けて中央を横断する登山道で湿原を横切ります。
少々荒廃気味の四阿の前で湿原の展望は終わり、樹林内を行くと八剣山への分岐に到着したので、ちょっと山頂に寄って行くことにします。
分岐から10分ほど登ると、周囲のヤブが登山道に覆いかぶさるようになってきて、傾斜が無くなると間もなく展望の無い山頂の三角点に到着しました。
分岐まで戻り、標識が総合案内所を指す方に行くと、標高差20mくらいの階段となり、登り切ったところが案内所への帰路と八剣山歩道の分岐でした。
案内所の方へとブナが色づくユルい尾根を下って行くと、先ほどの十字路の分岐に到着したので、案内所には向かわずに南西に下って行く大ブナ歩道へ。
ブナの森を風がびゅうびゅうと吹き抜けると、落ち葉の雨が降ってきます。
大ブナ歩道を下ると、総合案内所までクルマで登って来た車道に出ました。
そのまま車道を登って行くと、総合案内所のすぐ手前の右側に南ドブ湿原の標識があったので、そちらへ。
湿原へと下って行く径の途中にT字路があり、左側に分岐する方へと下って行くと、すぐに湿地で行き止まりとなりました。
湿原を周回する径がついていますが、展望はなく、一周して総合案内所の裏にでてきました。
さて今度は、案内所の南側がどうなっているかを見てみたいと思います。
道を間違えてしまったみたいなので引き返しましたが、結果的にここが南ドブ湿原を目にした唯一のポイントとなりました。
クルマで登って来た道路を先へと行くと、志賀高原と野沢温泉(2026年秋は野沢温泉方面は通行止め)に続いていますが、その最初のカーブで右に分かれる林道のゲートを抜けて木島山国有林の中を15分ほど行くと高標山の登山口となります。
高標山への登山道は斜度が一定の緩やかな登りで、登山電車のようにコンスタントに標高を稼いでいきます。
稜線に登り着いたところで北東からの径を合わせると、しばらくはほぼ平坦な稜線上の歩きとなり、ちょっとした坂を登ったら突然視界が開けました。
遠くの平坦なのは苗場山? だとすると手前の尖ってるは鳥甲山か。
その先すぐで祠の立つ高標山の山頂に到着しました。
祠が見ている高社山と中野の市街地。
二本の道標が倒れており、それぞれ”KOHYOUSAN”と”Mt.TAKAPPYOU”と表示されていました。
左手の志賀高原方面に平坦な竜王山と、その左奥の焼額山。
更に左の雑魚川の谷を隔てたところにあるのは烏帽子岳。左遠方は佐武流山?
その先すぐで祠の立つ高標山の山頂に到着しました。
高社山の向こうには北信五岳が薄っすらと並んでいます。
先ほど訪れた八剣山と比較してずいぶん立派な登山道だと思ってましたが、こういうことだったのね。
往路を引き返してカヤの平総合案内所に戻ります。
牛はみあたりませんでしたが、柵の向こう側の平原は牧場。
誰も泊まってませんでしたが、この芝生はキャンプ場なんだって。
●本日の反省…せかせか歩きすぎた。
はじめて訪れた場所なので、どのようなところかを一通り巡ってみたが、結局ここはブナの森に癒されるところであるということがわかった。
貧乏人の様に歩き回らず、もっとゆっくり滞在して高原の空気を吸い込み、体内の毒気を抜くのがおススメです。
●2026年10月16日(金)
カヤの平高原 総合案内所(9:36)
→信州大学ブナ原生林教育園(9:40~10:00)
→東コース→北ドブ湿原(10:30~10:40)
→八剣山(11:00)→大ブナ歩道(11:35~12:05)
→南ドブ湿原周回(12:25~)→総合案内所(12:50)
→高標山登山口(13:15)→稜線分岐(13:50)
→高標山(14:15)→稜線分岐(14:50)
→総合案内所(15:35)






















