2026年3月23日月曜日

昼闇山(BCスキー)

糸魚川市街地の東側にある国道8号線の早川橋西詰交差点で県道270号(湯之河内梶屋敷停車場)線へと曲がり、早川沿いを登って行くと、前方に雪を頂く山々が並び始めます。


噴煙を上げるピラミッド型の焼山の右隣にある、クレーターを半分に割ったような真っ白な山が、登山道が無いこの時期限定の昼闇(ひるくら)山。

長らく営業を停止している焼山温泉の建物の前にクルマを停め、かつては小さなスキーゲレンデだった目の前の雪原を行き山目指して歩き始めます。

傾斜が緩い標高750m付近までは林道が整備されており、地形図で道が途切れる平坦地で烏帽子岳(右)と阿彌陀山が展望できるところまで来ると、昼闇谷が迫ってきました。
谷の中に入って登って行く人も居ましたが、右岸が広い緩斜面となっているのでそちらを600mほど登って行くと、急な尾根の末端となるので、ここから谷の中に入ります。

U字状の谷の中を抜けると、広い雪原に出ました。

振り返ると、昼闇谷左岸の平原の向こうに通り過ぎてきた烏帽子・阿彌陀の山々と、早川の対岸に聳える鉾ヶ岳・権現岳のインパクトある姿が望めました。

これらの山々を見下ろすべく、右側の尾根に取り付き、左手に昼闇山とそのカールを見ながら高度を稼いでいきます。

昼闇谷を抜け出てから標高差500mほどの辛い登りの最後は急斜面となり、スキーを担いで喘ぎながら登ると、昼闇台地とも呼ばれる昼闇山と鉢山を結ぶ稜線に到着しました。
昼闇山の肩に相当する場所ですが、その山頂は遥かに遠く、そして険しく感じられます。

そして、これまで見えなかった稜線の南側の展望が目に飛び込んできました。

焼山温泉跡を出発してから既に4時間半以上が経過し、既に正午を過ぎていたことに加え、山頂直下の急斜面(に見える?)の迫力に圧倒されて、思わずここで引き返すことを真剣に考えてしまいます。
が、幸いフットアイゼンを持ってきていたので、スキーをデポして行けるところまで行ってみようと気を取り直して出発すると、山頂直下の大斜面を滑走していく人の姿が目に入りました。

遠目には屏風のように聳えていた斜面も、実際に登るとスキーで登れないことはない程度の斜度で、身軽になったカラダでぐいぐい登って行くと、背後に雨飾山、鋸岳・鬼ヶ面山といった海谷山塊の展望が広がってきました。

こちらは山頂付近から滑って行った先の平原。

標高1770m付近にあるカールへ滑り込める唯一のポイントにやってくると、結構な人数が滑り出していきます。
スキーを持って来ればよかったな...
ただ、台地からスキーを持ちあげていたらこんなに早くは到着できなかったはずなので、本当の敗因はスタートの遅さに尽きるとあきらめて、ピークハントに専念すべく金山の稜線を見ながら登って行くと、すぐに山頂とその向こう側の焼山が見えてきました。

最も高いとことに立つと、焼山の北面とその奥の火打山がまるっと望めます。

ワイド展望はこんな感じ。

右側の金山の奥にあるのは雨飾山ですかね。

こちらもワイドビューで。

登って来た(もとい、みんなが滑って行った)方向はこんな感じ。
日本海と空の境界はあまりはっきりしてないですね。

展望を満喫したので、日没に間に合うように帰ることにします。

滑れなかったカールを恨めしく見下ろしながら、一段下に広がる平坦に見える昼闇台地目指して稜線を駆け下りていきます。
スキー持ち上げてたらここを歩いて下りなくてもよかったのね...

昼闇台地に戻って来てスキーを装着。

登って来た斜面を昼闇谷へと一直線に滑って行きます。

谷の最後は、高さをなるべく落とさないように右岸斜面をトラバース気味に滑って、

その後の緩斜面と林道を闇雲に直滑降気味に滑っていくとあっという間に焼山温泉上部の平原に到着しました。
5時間近くかけて登った距離を50分で滑ってきました。

●2026年3月21日(土)
焼山温泉跡地(7:45)→アケビ平(8:45)
→昼闇谷(9:50)→稜線取り付き(10:25)
→稜線(昼闇台地;12:30)→昼闇山(14:05)
→稜線取り付き(滑走開始;15:30)
→昼闇谷(15:50)→アケビ平(16:10)
→焼山温泉跡地(16:20) 

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2026年3月15日日曜日

西吾妻山(BCスキー)

二月に春の陽気が続いた2026年の冬は、このまま終わってしまうかと思っていたところ、三月上旬から寒の戻りとなりました。

ただ、積雪はそんなに多くない模様なので、陽気で一度溶けた雪が固くなっていることが予想されます。
新潟県境の高速道路はチェーン規制となり、会津盆地にも小雪が舞う日に、福島県北塩原村にあるenリゾート グランデコに到着しました。

ゴンドラは機材点検中で動いていなかったため、リフト二本を乗り継いでゴンドラ山頂駅と同じ高さまで登り、平日は運転されていない第3リフト用のゲレンデ脇を登って行きます。


30分ほど登ると、今は使われなくなった第4リフトの終点となるので、背後の樹林を登っていきます。

ゲレンデを離れてから一時間ほど登ると、小さな二重稜線状の突起となり、ここを越えると最後の急登の後に西大巓に到着しました。
標高1800mを超えた頃からほぼ雲の中となったこの日の西大巓は吹雪でした。

硬く締まった雪のところどころにモサモサ吹き溜まった腐り雪の組み合わせは、あまり期待できるものではなかったので、ここで引き返そうかとも思いましたが、それではほとんどゲレンデを滑りに来たようなものだと思いなおして、あまり気はすすまないものの更に先へと進むことにしました。

西吾妻山へと続くだだっ広い平地を一旦下り、低い樹林の中を登って行きます。
視界が開けないので延々登る様に感じられますが、意外とすぐにガスの切れ間から西吾妻小屋が見えてきました。
ここまで来れば山頂は指呼の間です。

ほんの一瞬見えた青空の下、緩い斜面を登るとすぐに平坦地が続く山頂の平原に到着しました。

ただ、想定通り山頂を示すものがどこにも見当たりません。

自分で勝手に山頂だと決めた場所の近くで、大きめの樹氷を見つけて、風下にうずくまりながらシールを外して滑走の準備をし、南側に時折薄っすらと見える(たぶん錯覚だと思いますが)尾根状の地形へと滑り始めました。

手探りで滑っていくと、たまに視界が広がります。
なんかこっちでよさそうですね。
最初のうちは木の背丈が割と低くて、樹間もそれなりに開いていたのですが、標高1800mを過ぎたあたりから針葉樹の密林となり、細かいターンが求められるようになりました。
丁度同じころに雪質は表面が中途半端に固いいわゆるモナカ雪となり、苦闘がはじまります。

一方で、標高1650m付近からの弊社が平坦に近い場所では、モナカ雪の表面の硬さが功を奏したのか、ある程度以上の速度で滑る分にはスイスイ進めるようになしました。
ただ、スピードを上げすぎると樹木と衝突したときにとても危険で、急カーブしにくい雪質と相まってちょっと(というかかなり)アブナイ...

標高1400m付近の二十日平に向けた最後の急斜面では、ブッシュが立ち上がり気味で、急停止と転倒の組み合わせで止まるたびに雪ダルマとなっていると、ようやく快適な直滑降ができる二十日平に到着しました。

地形図に「二十」という字が書いてある場所に着くと、ピンクテープが右の切れ込んだ沢の左岸に続くようになったので、テープを辿って尾根を降りて中ノ沢と支沢を渡渉し、対岸の樹林が疎らな場所を滑って行くとすぐにゲレンデと合流しました。

ゲレンデを1分滑ってゴンドラの山麓駅に帰着。

スキー場の駐車場から振り返る西大巓と西吾妻山の山頂付近は晴れているような/曇っているような一日でした。

●2026年3月13日(金)
enリゾートグランデコ第2リフトトップ(9:30)
→旧第4リフト終点(10:00)→西大巓(11:30)
→西吾妻小屋(12:15)→西吾妻山(12:35)
→南尾根滑走→1548m標点付近(13:40)
二十日平(14:15)→スキーゲレンデ(14:38)
→ゴンドラ山麓駅(14:40)

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