2026年3月15日日曜日

西吾妻山(BCスキー)

二月に春の陽気が続いた2026年の冬は、このまま終わってしまうかと思っていたところ、三月上旬から寒の戻りとなりました。

ただ、積雪はそんなに多くない模様なので、陽気で一度溶けた雪が固くなっていることが予想されます。
新潟県境の高速道路はチェーン規制となり、会津盆地にも小雪が舞う日に、福島県北塩原村にあるenリゾート グランデコに到着しました。

ゴンドラは機材点検中で動いていなかったため、リフト日本を乗り継いでゴンドラ山頂駅と同じ高さまで登り、休日しか運転されない第3リフト用のゲレンデ脇を登って行きます。


30分ほど登ると、今は使われなくなった第4リフトの終点となるので、背後の樹林を登っていきます。

ゲレンデを離れてから一時間ほど登ると、小さな二重稜線状の突起となり、ここを越えると最後の急登の後に西大巓に到着しました。
標高1800mを超えた頃からほぼ雲の中となったこの日の西大巓は吹雪でした。

硬く締まった雪のところどころにモサモサ吹き溜まった腐り雪の組み合わせは、あまり期待できるものではなかったので、ここで引き返そうかとも思いましたが、それではほとんどゲレンデを滑りに来たようなものだと思いなおして、あまり気はすすまないものの更に先へと進むことにしました。

西吾妻山へと続くだだっ広い平地を一旦下り、低い樹林の中を登って行きます。
視界が開けないので延々登る様に感じられますが、意外とすぐにガスの切れ間から西吾妻小屋が見えてきました。
ここまで来れば山頂は指呼の間です。

ほんの一瞬見えた青空の下、緩い斜面を登るとすぐに平坦地が続く山頂の平原に到着しました。

ただ、想定通り山頂を示すものがどこにも見当たりません。

自分で勝手に山頂だと決めた場所の近くで、大きめの樹氷を見つけて、風下にうずくまりながらシールを外して滑走の準備をし、南側に時折薄っすらと見える(たぶん錯覚だと思いますが)尾根状の地形へと滑り始めました。

手探りで滑っていくと、たまに視界が広がります。
なんかこっちでよさそうですね。
最初のうちは木の背丈が割と低くて、樹間もそれなりに開いていたのですが、標高1800mを過ぎたあたりから針葉樹の密林となり、細かいターンが求められるようになりました。
丁度同じころに雪質は表面が中途半端に固いいわゆるモナカ雪となり、苦闘がはじまります。

一方で、標高1650m付近からの弊社が平坦に近い場所では、モナカ雪の表面の硬さが功を奏したのか、ある程度以上の速度で滑る分にはスイスイ進めるようになしました。
ただ、スピードを上げすぎると樹木と衝突したときにとても危険で、急カーブしにくい雪質と相まってちょっと(というかかなり)アブナイ...

標高1400m付近の二十日平に向けた最後の急斜面では、ブッシュが立ち上がり気味で、急停止と転倒の組み合わせで止まるたびに雪ダルマとなっていると、ようやく快適な直滑降ができる二十日平に到着しました。

地形図に「二十」という字が書いてある場所に着くと、ピンクテープが右の切れ込んだ沢の左岸に続くようになったので、テープを辿って尾根を降りて中ノ沢と支沢を渡渉し、対岸の樹林が疎らな場所を滑って行くとすぐにゲレンデと合流しました。

ゲレンデを1分滑ってゴンドラの山麓駅に帰着。

スキー場の駐車場から振り返る西大巓と西吾妻山の山頂付近は晴れているような/曇っているような一日でした。

●2026年3月13日(金)
enリゾートグランデコ第2リフトトップ(9:30)
→旧第4リフト終点(10:00)→西大巓(11:30)
→西吾妻小屋(12:15)→西吾妻山(12:35)
→南尾根滑走→1548m標点付近(13:40)
二十日平(14:15)→スキーゲレンデ(14:38)
→ゴンドラ山麓駅(14:40)

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2026年3月8日日曜日

栗駒山(BCスキー)

 東北自動車道 若柳金成I.C.で降り、栗駒山への標識に従い車を走らせると、すぐに正面に真っ白い山が見えてきて、どんどん近付いてきます。


完全除雪された県道42号(築館栗駒公園)線はぐいぐい標高を上げて、840mのいこいの村跡地の広い駐車場に到着。
ここからまだ除雪されていない道路を歩き始めます。

無雪期の終点「イワカガミ平」まで続いている道路は、6往復ほどヘアピンカーブを繰り返しているのでショートカットしますが、いい加減に突っ切ると、道路の山側が巨大雪庇になっており行く手を遮られました。
カーブの右(北)側の突端を目指すのが正解だと後で気づきました。

一時間ほど登ると、東栗駒山とその奥に聳える栗駒山(須川岳)の展望が遮るものなく開けて、無雪期の車道終点イワカガミ平に到着しました。

トイレやレストハウスの前を通過して、東栗駒山との間を隔てる新湯沢(左俣)の谷の右岸に沿って登って行きます。

新湯沢の源頭が見えてくると、山頂直下の一大雪面が全て見渡せるようになりました。

栗駒山のピーク手前にはブッシュ帯が薄く広がっていますが、まだヤブ漕ぎが必要なほどではなく、間隙を縫ってシールで歩行していきます。

ブッシュを過ぎると、一面の雪原となり、振り返ると登って来た新湯沢右岸の平坦な斜面の先には大崎平野が広がります。

左手の虚空蔵山の先に見えるのは神室山地の南側か?

稜線の裏に隠れていた和賀山塊も見えてきました。

長らく積雪がなく、日光と風に磨かれた氷の山頂ドームを登って登頂。

山頂の尾根の先の西、天狗平方面へと続く稜線の凸の上にスキーヤーが一人立っていて、南の御沢の谷にドロップしていきます。

目を凝らすと...
自分がこれから滑る往路はガリガリの氷斜面ですが、風や太陽の影響を受けにくいこの谷は、パウダーが若干残っていると見られ、板から雪煙が上がっています。
これはナイス判断ですね。

初見で良い斜面だとは思ったものの、南面の滑走は全く想定していなかった自分は、休憩しがてら周囲を見回します。
とはいえ、この地域を訪れるのは四季を通じて全く初めて。

天狗平の方向に見える山々は何だろう?

その左側の白いのは虚空蔵山?、左のピラミッドが大地森か?

右側の須川方面の先に平野の様なものが見えるのは横手盆地?

アップしてみると??

北には和賀山塊の山々 なはずだが、
本当か?

東の産女川源頭方面は真っ白な平原で、思わず一直線に滑って行きたくなりますし、滑ってみればよかった...

周囲を見渡す中で、登って来た尾根が一番雪が少ないように感じるのは単なる被害妄想か?

それでは、滑走開始。

ブッシュ帯は雪が帯状につながる場所を選んで、一旦右手の1408m標点に乗り、曖昧な尾根の左側をトラバース気味に滑って行くと、広い雪原の真ん中に出ました。

ブッシュ帯から下はモナカクラストとなりましたが、柔らかい部分はとても薄くて快適に滑っているとあっという間にイワカガミ平に到着。

そして、イワカガミ平から下の密林は、気温上昇と共に雪が一気に重たくなり、ショートターンができずに苦闘しながらいこいの村跡地に帰着しました。

●2026年3月6日(金)
いこいの村跡地臨時駐車場(9:20)
→イワカガミ平(10:20)
→栗駒山(12:05~12:40)
→イワカガミ平(12:55)
→いこいの村跡地臨時駐車場(13:10)

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