関東随一のナメを持つ大水量の川を遡行しました。
かつては皇海山へのアプローチだった(2019年以降は閉鎖)栗原川林道に沿って流れる栗原川は、ガイドブックに記載されているように支流のツバメ沢・ケヤキ沢とセットで一泊二日で遡下行するのが一般的ですが、ゲリラ豪雨の無い日が1日しか続かなかったので、栗原川のみの遡行に止めて、円覚ノ滝から林道を引き返してきました。
国道120号(沼田桧枝岐)線を尾瀬へ向かう途中にある吹割の滝市営駐車場横の歩車分離式信号を右折して利根町追貝の農地から利根テレビ中継局目指して林道に入り、そのまま奥へと進むと、砂防工事の事務所から先は一般車両通行止めとなります。
ラジオ体操と朝礼が終了した工事管理者の方に駐車場所を相談したところ、トイレの前の空地ならどこでもいいよとのことなので、有難くクルマを停めさせていただき、皆が現場に出動して空っぽとなった管理スペースからスタートします。
奥のガードレールから先も広い舗装道路が続いていますが、工事車両以外通行禁止。すぐ左に廃道となった栗原川林道のゲートが閉まっています。
そこからすぐ先に見える岩小屋を持った右岸の岩壁手前から松ゾリ沢が流入してきます。
そして、ここから30分ほどの退屈な歩きの後で岩塚ノ滝が見えてきました。
ナメをヒタヒタと5分ほど歩き、中央が石垣の様にも見えるインゼルを過ぎると、右岸が平坦となってきて、人工物が垣間見れるようになってきました。
赤い川底はもちろん、真っ白な花崗岩が少しピンクがかったところも、無造作に力を入れると滑りました。
ゴーロとなってしばらすくると、4mの滑滝がでてきます。
釜は半分くらいがヒザ下くらいの深さ。
この左壁がすごくヌメってツルツルでした。
この滝の下から大膳ノ滝を巻きはじめますが、一旦大膳ノ滝を見てから戻ってきます。
滝そのものは左側の岩を登れそうですが、ヌメっているとのことなので、右岸の踏み跡から巻きます。
巻き終わると、奥に大膳ノ滝側面の岩壁が見えてきました。
腰下くらい浸かれば滝の左壁にも取り付けますが...
タワシを持ってこなかったので、へっぴり腰で引き返します。
が、このテラス。通路の様にも見えますが、傾斜がかなり(40°くらい)外向きで、ちょっと滑ったり足下が崩れたりしたら先ほどの小滝に向けて転がり落ちていくこと必至の、通路というよりは恐怖のバンド。
なので、びびって高巻きを続けることにします。
例のバンドの岩壁を上から越えるような感じで疎林の斜面を乗り越えると、向こう側に簡単に降りることができました。
下って行くと、先ほどの恐怖のバンド(に続いているのかはわかりませんが、)の方向からやってくる踏み跡に合流して、円覚址の中に入って行きます。
集落跡を東へと歩いていると、20mくらいの高さの尾根の向こう側からざあざあ水の流れる音が聞こえてきます。
地形図に記載されているユルい曲線からはイメージできない鋭い尾根に乗り、上についている径を登っていくと、すぐに円覚ノ滝の落口に到着しました。
3段40m超とも言われる滝の一番上が見えているだけですが、それでも相当巨大です。
広角で全体を収めようとしますが、樹林が邪魔なので、落口の少し下にある樹木が無い場所へと、そろりそろりと降りて...
2画面分を結合するとこんな感じでした。
ノーマル一泊コースのツバメ沢へは滝の上流の踏み跡を行きますが、今日はここで帰ることにして、滝左上の石垣の上に続く尾根の径に入って、栗原川林道を目指します。
登ること20分ほどで林道のカーブミラーに到着。
林道は遮断されている箇所はないものの、最初のうちは路面が相当荒れていましたが、半分を過ぎたころから良好となり、涸れた松ゾリ沢を横断してしばらくすると、往路で下った舗装道路が下に見えてきて、ゲートに到着しました。
反対の根利側のゲートと異なり、南京錠が付いたチェーンで封印さたゲートは、脇も抜けれず、一旦舗道道路に降りて帰着。
GPSが不調で、ルートを反映できてませんでしたが、GPXファイルのダウンロードはこちら。
往路5時間、復路2時間の旅でした。
日程と天候が許せば、ノーマルなツバメ沢・ケヤキ沢経由で帰ってくるのが合理的ですね。
●2026年8月18日(火)
栗原林道砂防工事事務所(8:20)
→入渓(8:40)→ケヤキ沢出合(9:20)
→松ゾリ沢出合(9:25)→岩塚ノ滝(10:00)
→左岸巻き終了(10:15)
→源公平集落跡(10:40~)
→源公ノ滝(10:55)→4m幅広滝(11:20)
→大膳ノ滝(12:00~12:20)
→円覚址(12:40)→円覚ノ滝(12:55~13:15)
→栗原林道(13:35)→砂防工事事務所(15:20)
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