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2023年11月5日日曜日

鉄砲木ノ頭 (ハイキング)

 富士山と山中湖展望の山、鉄砲木ノ頭は、山梨県山中湖村の平野と静岡県小山町を結ぶ県道730号線(静岡側は147号(山中湖小山)線)にある「パノラマ台駐車場」から30分もかからずに登ることができます。


乗用車が10数台停められるパノラマ台の駐車スペースの奥に、鉄砲木ノ頭(明神山)へと続く径があります。

かつては良く整備されていたススキ原の中の径は、雨水で深くえぐれて歩きにくいですが、トレンチ両側のススキ原の中にも踏み跡があります。

スタートしてから数分で後ろ側に山中湖が見えてきます。

山頂も指呼の間に見えてくるので、ひたすら登ります。

眼下に広がるススキ原のうち、右下へと下っていく方から登ってきました。

20分ちょっとで神社のある山頂に到着。
富士山と山中湖の右側には湖岸の山並み。その先に御坂の山々。さらに奥には遠く南アルプスが望めます。
これはお手軽。
ちょっと泥で靴が汚れるかもしれませんが、富士五湖方面から道志村/足柄経由で帰るときに時間があれば是非。

登山道が荒れてきたので、夜景を見るのは危険になってきてしまいました。


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●登った日 2023年10月22日(日)
      健康な人なら30分以内に登頂!


2023年5月21日日曜日

芦川すずらん群生地~黒岳 (ハイキング)

GW連休が明けて梅雨入り前までの期間に花期を迎えるすずらんは、北海道以外の土地で見ることはとても稀ですが、首都圏からすぐといっても良い距離に本州ほぼ唯一といってもよい天然の群生地があり、以前から行ってみたいなと思っていました。

というわけで、お隣の県、山梨県笛吹市、芦川の群生地まで行ってみました。


河口湖から県道719号(富士河口湖芦川)線の若彦トンネルと抜けると、そこは芦川沿いに続く同名の山里で、すずらんの開花期には群生地を指す標識が設置されていて、要所に誘導員が配置されています。

誘導に従って集落の最奥にある群生地に到着。
観光用駐車場の手前に右折を示す登山者用の駐車場があったので、表示に従って簡易舗装された林道を少々登り、十数台分のスペースにクルマを停めてスタートです。

満開のナナカマドを見ながら、駐車場すぐ横の群生地に入ります。

観光用に整備された群生地は、白樺を中心とした気持ちの良い樹林で、林床をよくよく探すと場所によってはスズランがひっそりと咲いています。

ただ、咲き方はほんとうにひっそりで、最も開花密度の高い場所でも、立って見下ろすとこんな感じです。

北海道の代表的なそれ用の観光地とはずいぶん印象が異なります。

むしろ開花期が重なるミヤマキンポウゲや、シーズンが終わりつつあるスミレ(スミレサイシン?)の方が存在感がありました。

他にも、イチゴ類やマイヅルソウ、イカリソウがスズランよりも優勢なように感じました。

スズランが咲くエリアはあっという間に見終えてしまったので、電流柵を抜けて斜面の上の方へと向かいます。

群生地の周囲は誰かが着々と手を入れて、森の外観改善に勤しんでおられます。

林内を登るとすぐに新道峠への舗装道路に出たので、峠への分岐を見送って登るとすぐに黒岳への登り口に到着です。

黒岳を示す標識はこれだけでした。

登山道は、小さな沢状地形に沿って気持ちの良いブナ林を登って行きます。

ちなみにこのあたり、秋の紅葉もなかなか味があってよいところです。

日向坂(どんべい)峠からの稜線の径を合わせると、ミツバツツジの密度がぐっと高くなってきました。

黒岳山頂が近づいてくるとツツジは一旦少なくなり、美しいブナとミズナラの混交林が雨に煙ります。

山頂付近に立つ標識で、今通って来た森が県の美林であったことがわかりました。

山頂から200mほど河口湖(南)側にある展望台に行ってみましたが、展望はありませんでした。

参考までに、晴れているとこのような展望が開けています。

そのかわり、まるで庭園に植えられた園芸種の様な鮮やかな色のツツジが咲き乱れていました。

雨の尾根径を新道峠の方へと進みます。

時折ミツバツツジが咲く尾根を行くと、15分毎に、すずらん峠、破風山を過ぎていきます。

破風山の先にあった謎のカメラスタンド。
天気が良ければ謎ではないと思いますが...

晴れた日にカメラスタンドにカメラを置くとこんな感じですね。

破風山から15分くらいで新道峠あらためFUJIYAMAツインテラスに到着です。

黒岳側にファーストテラス、新道峠にセカンドテラスがあり、立派な建造物でできた両者が、これまた立派な遊歩道で結ばれていました。
当然ですが展望は全くありません。

にもかかわらず、大勢の観光客が居て、ガスで覆われた今日はこの看板で展望を満喫していました。

晴れているときのファーストテラスはこちら↓

セカンドテラス(新道峠)はこんな感じです。

こんな日に雨中の峠に居るたくさんの人々は、このバスに片道¥200を払って、新道峠の100m(標高差10mちょっと)下まで運ばれてきます。
すずらん群生地から上の一般車両通行止め区間を走るこのバスは、時刻表を見ると一時間に1本くらいの頻度でしたが、この日はもっと頻繁に(休日は毎時2本?)見かけました。

芦川の集落からここまでは、こんな感じで全て立派に舗装されています。
ゴールデンウイーク前から11月下旬までの期間に旧芦川村の中心と峠の間で運行されますが、芦川への公共交通の便があまりないため、すずらん群生地の広い駐車場までマイカーで来るのが便利だと思います。

バス停がクルマを停めた場所よりも向こう側みたいなので、自分は舗装道路を少々下り、途中から登山者駐車場へとショートカットして戻りました。
すずらんはちょっと期待通り(期待しすぎると期待外れ)でしたが、雨でしっとりした美しい森とミツバツツジの最盛期をのんびり堪能することができました。

駐車場まで下ると青空が広がる暑い日でしたが、稜線は(富士山も)ずっと雲の中の一日でした。


●2023年5月20日(土)
芦川・すずらん群生地駐車場(9:05)
→林道→登山道入口(9:45)
→黒岳(10:30)→すずらん峠(10:55)
→破風山(11:10)
→FUJIYAMAツインテラス(新道峠;11:25)
→舗装林道→登山道(11:55)
→すずらん群生地駐車場(12:05)

思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら




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