2024年7月1日月曜日

八海山(ハイキング;屛風道)

梅雨入りが遅い2024年でしたが、6月第3週以降は雨が続き、最終週末の土曜日に北陸地方にだけ突然晴れが訪れました。
当日未明まで降り続いた雨が上がった直後の越後の山へ。

八海山芝原二合目登山口は、南魚沼市山口の日大セミナーハウス手前を右折して、すれ違い困難な舗装道路を登った終点にあります。
奥右側の山火事防止の暖簾が新開道で、左側の非舗装の林道はこの先で消えます。
八海山(入道岳)を屏風道から目指します。
このサイトは前半の屛風道から千本檜小屋を記載します。
後半の八ッ峰周辺の記録はこちら。

屛風道は乱立する石碑の右側、登山の案内板と登山届BOXの横から下って行きます。

すぐに屏風沢を渡渉しますが、吊りかごには乗ってはいけないとの表示がありました。
残念。

植林の中の緩やかな上り道を30分少々行くと、八ッ峰を望む水量が多い生金沢を渡渉したところから傾斜が増していきました。

渡渉して10分ほどの四合目の水場分岐を少し過ぎた辺りから短いクサリが現れ始めて、徐々に背後に越後平野、左手に薬師岳の稜線の展望が広がってきました。

右側は屏風沢の深い谷が落ち込んでいます。

四合目から30分で五合目に到着。

この松は地図に載っている出迎之松とは違う場所に立っていると思うのですが、本物はどこだろう...

クサリがあったりなかったりする急登をぐいぐい登ります。

高倉山の向こうに見える高い山は何だろう?

小さな一戸建てが建つくらいのスペースが出てくると、左右に断崖がぐっと迫ってきました。

一旦左側のルンゼ状に入るようにトラバース気味に登って行きます。

次に視界が開けたところには石柱が抜けた枡形がありました。
これが六合目か?

引き続き、クサリがあったりなかったりしながらどんどん登ります。

次に石柱の残骸が残る場所(七合目?)のすぐ右上には目が光っているコワい顔の摩利支天が立っていました。

屏風沢側は源頭近くとなり滝が落ちています。
断崖に気を取られていたためか、ノゾキの松には気付きませんでした。

登山道は摩利支天とは反対の左側にトラバース気味に伸びています。

崖下をきわどくヘツって行きます。
右側の谷はブッシュが茂っていて良く見えませんが、スリップすると恐らく止まらないくらいの急傾斜だと思われます。

10分少々のコワいトラバースの後で両岸の沢という枯沢に出るので、赤ペンキに従って一旦沢を登ります。

巨岩を登るとすぐに右への矢印が出てくるので、岩に切ってある微妙なステップを登り、左にカーブしながら岩を登って行きます。
ここから30分ほどが最後の急登となります。


屏風道一番の急傾斜を続けざまに登って行くと、右側に既に沢型が無くなった屏風沢の源頭が見晴らせるようになり、傾斜が緩くなりました。

雲の切れ間から避雷針の立つ千本檜小屋も見えるようになりました。

稜線に近い緩やかな低木の間には様々な花が咲いており、この先入道岳までの道々で目を楽しませてくれることになります。
稜線上にしては湿原の花が多いような気がするのは錯覚でしょうか。

ゴゼンタチバナ

ヒメシャガ

アカモノ

ウラジロヨウラク

ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)

ハクサンシャクナゲ?

トウキ?

オオコメツツジ

オオバキスミレ?

タテヤマリンドウ?

オオベニウツギの色違い?

タニウツギ?

ニガナとシロバナニガナ

二合目登山口から4時間弱で千本檜小屋に到着。
目の前にある地蔵岳から八ッ峰の稜線を行くことにします。

後半(八ッ峰~入道岳~ロープウェイで下山)へと続く。

コースタイムと概念図も後半の八ッ峰の記録にあります。


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