2023年1月7日土曜日

房総ハイキング (をくずれ水仙郷~津森山)

 2023年の新年早々、千葉県鋸南町にある「をくずれ水仙郷」に行ってみました。

南房総市の水仙遊歩道と、鋸南町の江月水仙ロードを見た後に、「道の駅富楽里とみやま」からクルマを運転し、佐久間ダムを経由して移動します。


ここは鋸南町横根で長狭街道から大崩に登ってくる道路がトンネルを出たところにある、佐久間ダムへの道とのT字路に立地する水仙郷の駐車場です。
小さな売店を兼ねた管理事務所の小屋に普通車の駐車料金¥300を払って、折り畳み自転車に乗り出発します。

町の循環バス(赤バスと青バス)の終点、大崩バス停の先へと舗装道路を登って行きます。

これはバス停先の左上にある八雲神社です。
神社前の道路沿いも水仙が満開です。

緩やかに登る舗装道路を、神社までと同じくらいの距離さらに進むと、道路は下り坂に変わり(ここは大崩峠という名前だそうです)、水仙郷もおしまいとなります。

あとは、道々に登場する津森山への標識に従ってチャリを漕いでいきます。

上の写真の分岐を右に入ったところで舗装が無くなるので、自転車をデポして林道跡を歩いて登って行くことにします。
林道は森を抜けてアンテナ塔の丘目指して登って行きます。

アンテナ塔の下にある牛舎の敷地を通り抜けた先で、津森山への歩道が左斜上に分岐します。

歩道を登った先にあるアラカシの大木付近で左上へ切り返すと、木の階段のすぐ上にベンチが置かれた津森山の山頂がありました。

山頂は主要な方向の木が伐採されて、展望が広がっています。
もっともよく見えるのが振り返った鴨川(東条海岸)方面です。

すぐ右側には愛宕山のレーダードームが見えます。

次に視界が広いのはその左(北)側の鹿野山から富津海岸方面です。

鹿野山とその左側には君津・袖ヶ浦方面の工場群と、東京都心の気配が見えます。

東京湾に飛び出た富津岬の左側には横浜のランドマークタワーの気配が感じられます。

反対(南)側も富山と伊予ヶ岳が見えるところだけ伐採されていました。

富士山も見えるとの表示に従い、山頂西側の尾根の植林を50mほど行くと、先ほど下を通過したアンテナ塔と富士山が見えました。(富士山には残念ながら雲がかかっていました)

北東側の景色も少し見えます。
あれは高宕山あたりかな?

神奈川の海沿いも見えるのですが、距離が遠すぎるためか、今一つくっきり見えませんね。
それでは往路を引き返すことにします。



都会を見るには帰り道の湾岸からの方がよさそうですね。
というわけで、湾岸ならぬ湾央にやってきました。

本日訪れたところは、ここから見える鹿野山の裏側でしょうか。
山々が低く特長が無いので、どこがどこなのかよくわかりません。
それよりも木更津の製鉄所群の方が存在感があります。

日没前の長閑な東京湾。
富士山は山頂部がずっと隠れたままでした。

都心方面は、わざわざ千葉の山上からみるよりもここの方がずっといいですね。

ぐるっと見回して袖ヶ浦のコンビナートへ。
謹賀新年
今年はどんな年になるのでしょうか。


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●オフロードになってからの津森山への最後の登りの往復一時間(休憩込)以外は舗装道路でした。
 効率だけを考えると自転車など使わずにそこまでクルマで行った方が楽だった。
 短時間であればどこかの路肩に強引に停められそう。…それを言うなら反対側からアンテナ塔までクルマで行けるはず ということになりハイキングではなくなりますね...
 あと、バス終点の先・八雲神社すぐ手前にも有料駐車場がありますが、神社を通り越してUターンして入る境内(正確には隣接する寺院の前)にも数台停めるスペースがあります。
 見つかったら叱られるかもしれませんので、自己責任でお願いしますね。

香しい水仙の風に包まれて、歩いてこそ良さが味わえる場所なのですが、舗装道路が完備されているため、中途半端にクルマが通るのが残念。
花の数は江月周辺よりもかなり多いので、数を実感したい方はここがおススメです。


●2023年1月4日(水)
自転車
をくずれ水仙郷駐車場(11:35)→八雲神社(11:40)
→三叉路(標柱;12:00)→林道跡入口(12:05)
徒歩
→アンテナ塔(12:20)→津森山(12:25~45)
自転車
→林道跡入口(13:00)→水仙郷駐車場(13:20)






2023年1月6日金曜日

房総ハイキング (とみやま水仙遊歩道・江月水仙ロード)

 新年が明ける前の12月末に千葉県の烏場山に行った際、山麓の山里に水仙が咲き乱れる光景に遭遇し、今年の開花期の早さに驚きました。

この勢いで咲いているのなら、例年見ごろとなる1月中旬には散り始めてしまうかも。
と思い、新年早々房総を代表する水仙の里3か所をハシゴしにでかけてみました。

この記録は、「道の駅富楽里とみやま」(ハイウェイオアシス富楽里)から徒歩一時間少々で周遊できる「とみやま水仙遊歩道」と、そこから佐久間川の谷をひとつ隔てたところにある「江月水仙ロード」を合わせて歩いた記録です。

この後に連続して訪れた「をくずれ水仙郷」の記録はこちらです。

尚、とみやま水仙遊歩道は周回せずに、丘の上の展望所から自転車に乗り換えて江月水仙ロードに移動した変則行程です。
江月水仙ロードは、一般的なハイキングコースの保田駅からの往復とは逆方向の山側からの往復となり、途中のコミュニティーセンターで引き返したので、保田川沿いまでは行っていません。


ここは千葉県南房総市にある富津館山道路のP.A.を兼ねた「道の駅富楽里とみやま」です。
2023年の新年には本体の建物は大規模改装工事中でトイレしか使用できず、売店は別のプレハブ棟で営業しています。
水仙遊歩道の標識に従って富津側の交差点の信号から有料道路をくぐってスタートです。

県道89号線を20分ほど行くと、周辺の案内板がある遊歩道の入口となります。
トレイルに入ると山茶花がきれいに咲いた並木があり、すぐ先の丘を登って行くと一面の水仙畑に変わり、朝日を浴びた花が輝きます。

遊歩道を登るとすぐにクルマが通れる幅の林道にでるので、左折して林道を登って行きます。

林道の両側の疎林の林床に水仙が咲き乱れます。

これは想像していたイメージを大きく超える規模です。
水仙畑には何か所かミツバチの巣箱が置かれていました。

丘の上に近付くと遊歩道は林道を離れ、その先で展望所への分岐があります。

岩井海岸周辺と、遠く伊豆半島や大島まで望める展望所です。

遊歩道は先ほどの分岐から往路の県道へと下って行きますが、次なる目的地の水仙ロードへと向かうべく、展望所の裏にある車道から尾根上を走る舗装道路に出てデポしていたチャリに乗り、丘の反対(鋸南町)側へと下ります。

舗装道路を一気に下って、鋸南冨山I.C.付近に下りてきました。

谷を流れる佐久間川の対岸にある古刹、天寧寺を見物しに行ってみたところ、工事で閉鎖されていました。
そのまま川沿いのハイキングコースを登って行きます。
江月水仙ロードへのハイキングコースは全て舗装されており、要所に案内表示があるので、迷うことなく江月へ行くことができます。

ハイキングコースは徐々に丘を登り、見晴らしが開けたところから植林が暗い見返り峠へと入って行きます。

峠の先を少々上り下りしたアンテナ塔のところで視界が開けて、江月の谷に入って行きます。
谷の最上部は春は桜の森となるところで、今は開花前の木の下に水仙が満開です。

少し下った地蔵堂の前からは富士山が見えます。
水仙遊歩道と水仙ロードで富士山が望めるのはここだけです。

舗装道路を下って行くと、ところどころに水仙が植えられた平地が散在しています。

水仙畑の中には房総名物の罠もおいてあります。

「デーデッポの足跡」と名付けられた蛇行した川の跡地の下に、小さな売店があるコミュニティーセンターが立っており、この辺りで引き返すことにします。

帰路は地蔵堂で分岐する一本北側の小径に入ると、ちょうど分岐の少し下の、崖が望めるところに水仙ロードで一番の水仙畑がありました。
猛スピードのチャリで往路を下り、道の駅に戻ります。

この後に訪れた「をくずれ水仙郷」と津森山の様子はこちらです


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●2023年1月4日(水)
【徒歩】
道の駅富楽里とみやま(7:30)
→水仙遊歩道登り口(7:50)→展望所(8:30)
自転車】→天寧寺(8:50)
→(江月水仙ロード)→見返り峠(9:25)
→コミュニティーセンター(デーデッポの足跡;9:55)
→見返り峠(10:30)→道の駅富楽里とみやま(10:45)





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