2023年1月6日金曜日

房総ハイキング (とみやま水仙遊歩道・江月水仙ロード)

 新年が明ける前の12月末に千葉県の烏場山に行った際、山麓の山里に水仙が咲き乱れる光景に遭遇し、今年の開花期の早さに驚きました。

この勢いで咲いているのなら、例年見ごろとなる1月中旬には散り始めてしまうかも。
と思い、新年早々房総を代表する水仙の里3か所をハシゴしにでかけてみました。

この記録は、「道の駅富楽里とみやま」(ハイウェイオアシス富楽里)から徒歩一時間少々で周遊できる「とみやま水仙遊歩道」と、そこから佐久間川の谷をひとつ隔てたところにある「江月水仙ロード」を合わせて歩いた記録です。

この後に連続して訪れた「をくずれ水仙郷」の記録はこちらです。

尚、とみやま水仙遊歩道は周回せずに、丘の上の展望所から自転車に乗り換えて江月水仙ロードに移動した変則行程です。
江月水仙ロードは、一般的なハイキングコースの保田駅からの往復とは逆方向の山側からの往復となり、途中のコミュニティーセンターで引き返したので、保田川沿いまでは行っていません。


ここは千葉県南房総市にある富津館山道路のP.A.を兼ねた「道の駅富楽里とみやま」です。
2023年の新年には本体の建物は大規模改装工事中でトイレしか使用できず、売店は別のプレハブ棟で営業しています。
水仙遊歩道の標識に従って富津側の交差点の信号から有料道路をくぐってスタートです。

県道89号線を20分ほど行くと、周辺の案内板がある遊歩道の入口となります。
トレイルに入ると山茶花がきれいに咲いた並木があり、すぐ先の丘を登って行くと一面の水仙畑に変わり、朝日を浴びた花が輝きます。

遊歩道を登るとすぐにクルマが通れる幅の林道にでるので、左折して林道を登って行きます。

林道の両側の疎林の林床に水仙が咲き乱れます。

これは想像していたイメージを大きく超える規模です。
水仙畑には何か所かミツバチの巣箱が置かれていました。

丘の上に近付くと遊歩道は林道を離れ、その先で展望所への分岐があります。

岩井海岸周辺と、遠く伊豆半島や大島まで望める展望所です。

遊歩道は先ほどの分岐から往路の県道へと下って行きますが、次なる目的地の水仙ロードへと向かうべく、展望所の裏にある車道から尾根上を走る舗装道路に出てデポしていたチャリに乗り、丘の反対(鋸南町)側へと下ります。

舗装道路を一気に下って、鋸南冨山I.C.付近に下りてきました。

谷を流れる佐久間川の対岸にある古刹、天寧寺を見物しに行ってみたところ、工事で閉鎖されていました。
そのまま川沿いのハイキングコースを登って行きます。
江月水仙ロードへのハイキングコースは全て舗装されており、要所に案内表示があるので、迷うことなく江月へ行くことができます。

ハイキングコースは徐々に丘を登り、見晴らしが開けたところから植林が暗い見返り峠へと入って行きます。

峠の先を少々上り下りしたアンテナ塔のところで視界が開けて、江月の谷に入って行きます。
谷の最上部は春は桜の森となるところで、今は開花前の木の下に水仙が満開です。

少し下った地蔵堂の前からは富士山が見えます。
水仙遊歩道と水仙ロードで富士山が望めるのはここだけです。

舗装道路を下って行くと、ところどころに水仙が植えられた平地が散在しています。

水仙畑の中には房総名物の罠もおいてあります。

「デーデッポの足跡」と名付けられた蛇行した川の跡地の下に、小さな売店があるコミュニティーセンターが立っており、この辺りで引き返すことにします。

帰路は地蔵堂で分岐する一本北側の小径に入ると、ちょうど分岐の少し下の、崖が望めるところに水仙ロードで一番の水仙畑がありました。
猛スピードのチャリで往路を下り、道の駅に戻ります。

この後に訪れた「をくずれ水仙郷」と津森山の様子はこちらです


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●2023年1月4日(水)
【徒歩】
道の駅富楽里とみやま(7:30)
→水仙遊歩道登り口(7:50)→展望所(8:30)
自転車】→天寧寺(8:50)
→(江月水仙ロード)→見返り峠(9:25)
→コミュニティーセンター(デーデッポの足跡;9:55)
→見返り峠(10:30)→道の駅富楽里とみやま(10:45)





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