2018年3月13日火曜日

自家用車で登る百名山 ~その16~磐梯山(積雪期ハイキング)

春の気配が濃く感じられるようになった3月上旬。
震災から7年が経過した日に、久々の百名山ハントへと福島県に出発。


猪苗代から春の陽気の国道115号線→459号線を走ると、裏磐梯の交差点を過ぎたあたりから突如路面が雪に覆われる。
そのまま進んで裏磐梯高原ホテルの前からアイスバーンの砂利道を登って裏磐梯スキー場へ。
トレッキングの方はこの4枚つづりのリフト券がお得ですとの言葉を信じてコーヒー1杯サービス付き¥1,500で購入し、リフトへ。
1回券¥500のリフトに上り下り2回づつ乗るので、やっぱりお得だった。
それにしても空いているスキー場だ。


リフトの横に流れてきた雪崩のデブリ


リフトを二本乗り継いで降り立った終点からスタート。
しっかりしたトレースがついており、何の準備をしていなくともそのまま歩き始められます。


林の中を15分くらい歩くと銅沼(あかぬま)に到着します。


沼の上にたくさん付いている足跡をたどり歩いていきます。


右手の山肌のあちこちから噴煙があがります。
そういえば、このあたりは全て1888年の噴火で吹っ飛んだ後の空洞ではないか。


銅沼を過ぎてから振り返る。
チェーンを装着した自家用車が走れるのではと思えるくらいの広いトレース。


間もなくイエローフォールに到着です。
たくさんの見物客でにぎわっていました。
ここからは、山頂に向けて滝が落ちてきている尾根の上を登って行きます。


尾根に乗るために一旦左側へと下ります。


イエローフォールのすぐ左下にある黄色くない氷瀑。
こちらは誰も見に来てくれず寂しそう。


尾根に取り付いて一気に登って行きます。




さっき上を通った銅沼が見下ろせます。


急登1時間ほどで尾根上にでました。


ずっと左側に見えていた櫛ヶ峰が間近に迫ります。


凍った小さな沼の向こうには磐梯山と天狗岩が。


山頂付近を雲が流れていきます。


天狗岩の方にどんどん登って行きます。


檜原湖も全体が見渡せるようになりました。


見下ろす登山道の分岐には赤埴山方面から登ってきた団体客が到着しました


少しのぼると弘法清水小屋です。


ここからは、傾斜が急になり雪面も硬くなります。




山頂に到着。
会津盆地が広がります。


時計回りで猫魔ケ岳。遠くに飯豊連峰。


檜原湖(正面)、小野川湖、西吾妻山。


櫛ヶ岳と安達太良山の間の谷を雲が流れていきます。


猪苗代湖


帰り道にもう一度イエローフォールに寄ってみました。
みんな引き上げたあとで、誰もおらずひっそりしています。
あんまり黄色くないのは、雪が積もってしまっているからだそうです。


リフトを降りてから4時間ちょっとの旅でした。


●本日の反省
夏タイヤの運転注意。
檜原湖が近付いたとたん、突如路面が雪道になります(翌日も同じでした)。
日が昇ってからは一気に溶けて、帰りはドロドロ。この時期の裏磐梯はまだ冬と春との境目でした。

スキー場はお客さんが少なくてちょっと心配です。
だからこそのイエローフォールトレッキングなのでしょうが、うまいこと認知が浸透して大賑わいとなり、なによりです。
スキー場のスタッフの方をはじめ、北塩原村の方々はどなたも大変親切でフレンドリーです。
できれば今年もう一回くらいは来たい ちょっと遠いけど。。。

2018年3月11日(日)
裏磐梯スキー場(9:30)→ ゲレンデ最上部(9:45)
→銅沼(10:00)→イエローフォール(10:20)
→天狗岩(11:30)→弘法清水小屋(11:45)→磐梯山山頂 (12:10)
→ 往路引き返し→イエローフォール(13:15)
→裏磐梯スキー場リフト終点 (下山:13:50)

2018年3月5日月曜日

小松ハイキングコース~城山湖~高尾山口

梅が満開。花粉も全開の相模原市・八王子市の丘をハイキングします。


相模原市の橋本から城山ダムへと向かう国道413号線の川尻交差点より、県道48号線を北へと向かいます。
相模原市立城山公民館、川尻小学校、川尻八幡宮を通り過ぎると見えてくるセブンイレブンの少し先、小松橋バス停付近にあるこの看板が小松ハイキングコースの入口。


道は川沿いに畑が広がる谷に両側を挟まれながら、緩やかに登って行きます。


ハイキングコースを歩き始めて10分くらいで、道が少し下ったところにある、この立入禁止の看板の少し先から、左手の尾根上に小松城址がはじまります。


道は緩やかな尾根の少し右肩についていますが、左手に続く尾根をカットするように溝が切ってあるところが3か所ほど見えます。
これが尾根上を進んで攻めてくる敵を防御する堀切。


堀切で仕切られた尾根の上に登って、堀を見下ろしてみます。
たぶん往時ここには土塁があって、向こう側からやって来て足元の堀で足止めされている敵を射ったのでしょう。


堀切の両側の尾根上は平坦に整地された郭となっており、看板の設置してある本丸までにこのようなところが3つくらい続き、中には堀切がそのまま竪堀となって斜面を下っていくものもあります。


引き続きハイキングコースを歩いていくと、すぐに城址の解説が書かれた看板があります。
左が登ってきた径で、正面の山火事防ごうの板の上が本丸です。
正面の看板脇の道を登って行くと、、


祠が建っており、その裏が、木の茂る小さな本丸跡です。
広さにして20畳くらいでしょうか。


看板より上は2か所ほどの堀切で城址はおしまいとなり、城山湖へ向けて自然林の中を登って行きます。


ほどなく「かながわの美林50選」川尻穴川のヒノキ林をかすめると、


評議原という比較的開けたところに出ました。


評議原からすぐに金刀比羅神社付近の駐車場です。
すぐそばに本沢梅園がありました。
名前を記帳すれば無料で入場できるとのことなので、入ってみます。


よく整備された園内は紅梅がほぼ満開。白梅は終わりかけていました。


梅園の入口からコミュニティー広場の方へ登ります。


コミュニティー広場付近は白梅が少し残っていました。


コミュニティー広場からは再び車道を上がって行きます。
発電施設のはずれの車道がUターンするところから、舗装道路を少しそれて野鳥観察舎の方に向けてハイキングコースを行きます。


野鳥なんとかという名前がついた四阿まで来ましたが、眺めはいまいち。
野鳥もいないので、来た道を引き返して下の方に見える駐車場みたいなところに行ってみることにします。


車道の終点となる駐車場。
右側にある展望スペースから湖を眺めます。


見下ろす本沢ダムと城山湖。
津久井湖(城山ダム)との間で揚水発電をするための調整池です。


ダムサイトに降りようと思って近付きますが、見下ろすばかりで降りる道がありません。

冬は電気があまり要らないからなのか、水は少なめ。

ダムの下は野球場です。


仕方がないので、背後の丘に登ってみます。


丘の上には航空神社という名前の小さな祠がありました。


反対側に下って行くと、金刀比羅神社が2つ建っており、下の方の神社の前の舗装道路を歩いていくとゲートがあって、ダムの上へと道路が続いていました。
左側のマウンドの上が先ほどダムを見下ろしたところ。そのさらに左側に航空神社のある丘があります。


やっと到着した本沢ダムの上。
寄り道をしなければ小松橋のセブンイレブンから40~50分くらいの距離でしょうか。


ダムを渡って振り返る。


草戸山に向けて湖岸の丘を登って行きます。


草戸山へ向けては大変良く整備された遊歩道が続きます。
途中に四阿もあります。


町田市の最高峰 草戸山。
頂上の櫓から城山湖の方面を振り返ります。


ここからは高尾山口駅に向けて北へ続く尾根を行きます。


尾根上を登ったり下ったり。植林や自然林の中を花粉にまみれながら1時間くらい歩きます。


通称四辻と呼ばれる分岐を下ると、甲州街道付近のここに降りてきます。
(ピンクの家の手前の小径からでてきました)


599ミュージアム前の信号のすぐそばです。
ここから3分で高尾山口駅。


2018年3月4日(日)
小松橋(12:00)→評議原(12:30)→本沢梅園(12:40)
→コミュニティー広場(12:50)→野鳥観察舎(13:10)
→航空神社(13:30)→本沢ダム(13:40)→草戸山(14:05)
→高尾山口駅(15:10)

思い立ったらすぐ行ける。 首都圏近郊のその他のハイキング記録はこちら


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