2024年1月4日木曜日

房総ハイキング(鋸山~嵯峨山) 前半:鋸山アドベンチャーコース~林道口

2024年の年始に千葉県の鋸山から嵯峨山までを歩いた記録です。

前半は金谷港から鋸山アドベンチャーコースを経て鋸山山頂に登り、裏鋸コースとも呼ばれる「関東ふれあいの道」を、途中の林道口まで行きます。

林道口から先の嵯峨山(小保田)までの後半はこちら。

それでは、まずは先月(2023年12月)に黒船デザインにラッピングしたばかりの東京湾フェリー”しらはま丸”に乗って久里浜港を出発。

神奈川県が見る見る離れていき、40分で鋸山の山塊が間近に迫る富津市の浜金谷港に到着です。

JR内房線の浜金谷駅前を通過して鋸山の登山道の標識に従い、「車力道」を登って行くと、駅から40分弱で”地球が丸く見える展望台”分岐標識手前すぐ下の階段足下に「この先コース外」の表示がありますので、💀ドクロマークに従い左に入ります。

コース外にしては踏み跡明瞭で赤テープが連打されている径に入ると、すぐに石切場の跡が見えてきました。

四角いトンネルを抜け、屏風状の崖下を下ると、左側にS字状の狭いスリットがありました。

角度によっては出口側が見通せるくらいのユルいカーブを抜けると...

左側斜面からロープが下りてきていました。
どうやら左側からスリットを通らなくともここまでやって来れるようです。

ちなみに、このスリット。上から見下ろすこともできます。(転落注意)

スリットを抜けたら、右折してザレで超滑る斜面をロープ頼りに登って、

先ほど下を歩いた屏風壁を振り返りながら石の回廊を少し行くと、ロープの岩壁となります。
この岩壁。見た目はスリリングですが、ロープ沿いのクラックがホールド・スタンスとも豊富で、クライミング未満の難度で登れます。
むしろ、壁を登った後のザレのトラバースの方が、滑落したときの面倒を考えると、かなり注意が必要でした。

壁を登った先で石の回廊を少し進むと、鋸山の稜線めがけて急登一気となって行きます。

放置されたまま苔生す石材の上を登って行くと、かつての通勤路であったと思われる階段となります。

垂壁の中を斜上していく階段は右の壁が迫ってくる圧迫感で登りにくいかもしれませんが、壁が無ければ裏側の垂壁をダイレクトに落ちていく羽目になるので、文句を言うのはやめておきましょう。

階段を登り終えると、鋸山山頂の稜線に出ます。
ハイキングコースの尾根が右側に並走する二重稜線は、樹間から港や名もなき丘を見下ろしつつやがて合流して、鋸山の遊歩道にでます。


わらわらと逃げていくキョンを追ってテキトーに踏跡を行くと、山頂手前の階段下に出ました。

見える範囲が著しく限られているため、ここに来るまでよりもしょぼい展望です。
実際ほとんどのハイカーは”地球が丸く見える展望台”で引き返してしまい、ここまで来る人は少ないと思われます。

山頂をスルーして、「関東ふれあいの道」を東へと行きます。

房総らしい照葉樹の森の中を、少々古いもののとても良く整備されたトレイルが続きます。

鋸山から15分ほどでベンチのある東の肩。

更に数分で、海まで見渡せるベンチに到着しました。

ベンチのところからは石切場跡の大きな水たまりは見えませんが、もう少し先に行くと見えました。

ベンチ休憩から10分ほどで、案内板と立派な開通記念碑が立つ林道金谷元名線にでます。
林道を右にずっと行くと、関東ふれあいの道が保田駅へと続きます。
小鋸山・嵯峨山方面は、すぐ先を左折して植林内に入ります。

引き続き小鋸山を経て嵯峨山までの記録はこちら。


全体(金谷港~嵯峨山(小保田)まで)のコースタイムとトラックログは後半に記載します。


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

0 件のコメント:

コメントを投稿

New

八海山(ハイキング;八ッ峰)

 新潟県八海山の山頂付近にある千本檜小屋から、「八ッ峰」の稜線を歩きます。 ここまで登って来た屛風道の記録は こちら。 小屋から登山道を10分少々登ったところにあるわかりやすい岩塔の少し先で、八ッ峰への径が左に分岐します。 標識がヤブにおおわれ気味だったので気付かず、直進したとこ...

Tips