2020年2月11日火曜日

宝登山・長瀞(コタツ船)

いい陽気の建国記念日に埼玉県唯一の観光地?長瀞周辺に遊びに行きました。


国道140号線と秩父鉄道長瀞駅の駅前通りの交差点建つ鳥居をくぐると、そこは寳登山神社の参道です。
そのまま直進した神社の境内にも駐車場がありますが、手前にあるロータリー交差点を左折して少し登ったところに大駐車場(1日¥500)があるので、そこにクルマを停めます。
大駐車場は宝登山登山道である林道の起点で、すぐ脇にトイレ完備で、上にはロープウェイの駅があります。

車両通行止めとなっていますが、山頂付近まで未舗装の車道が続きます。

車道はところどころにショートカットする踏み跡がついており、その気になるとどんどんショートカット可能ですが、その方が楽なのかと言われるとあまり大差がないように感じました。
たまにショートカットの方が遠回りとなり、かつ見晴らしがよい場所があります。

この皆伐された見晴らしの良いコーナーのすぐ先にもショートカットの入り口があるので入っていきます。
入り口の前に通せんぼするように道標が立っているのを気にせずに登っていきます。

林道に戻ると、だんだん見晴らしがよくなってきました。

小動物園の手前で切り返して登っていくと、、、

ほどなく寳登山神社の奥宮へ到着です。

奥宮の下は蠟梅園となっており、東側から南に向けての展望が開けています。

ロープウェイの駅の左側に広がる荒川の下流方向です。

駅舎の下に広がる長瀞駅周辺の家並み

右手には武甲山の右に奥秩父の山並みが続きます。

蠟梅は、遠目の写真では枯れているように見えますが、近づくと満開に近いです。

木立の中に入ると黄色さがよくわかります。

青空を背景とすると映えますね。



そよ風と共に独特の芳しい香りが周囲に漂います。


蠟梅園のすぐ上は宝登山の山頂です。

山頂付近からは蠟梅の海の上に奥秩父のさらに奥の山々が見渡せました。

両神山です。
山名の由来の一つに「オオカミ山」が転じたという説があるそうですが、ここ寳登山神社の狛犬も三峯神社と同じく狼とのことです。

さて、往路を引き返して今度は長瀞見物です。
撮り鉄が群がる長瀞駅横の踏切を渡り、観光用に作られた古い商店街「岩畳通り」の路地を荒川岸へと向かいます。

秩父鉄道が運営する観光船は、真冬の時期だけ「川下り」ではなく、岩畳の横を往復する「コタツ船」となります。
岩畳通りが終わって川に降りたところが船着き場で、予約なしでふらりと訪れてもすぐに乗ることができました。
約20分間で大人一人¥1,000.

荒川の対岸は崖となっており、船頭さんの説明では三国誌にちなんで「秩父赤壁」という名前がついているそうです。
思わず頭の中で荒川と揚子江を比べてしまいます。

川の水は入浴剤のように濁っていますが、これが通常の色ではなく、上流にあるダムの排泥を目的とした放流の影響とのことでした。
また、今年は夏に続いた台風の豪雨により水量がなかなか減らず、平年よりも水嵩が高いとのことです。

舟から上がり、岩畳の遊歩道からさっきまで浮いていた水面を見下ろします。

遊歩道も舟も若者で一杯です。
この10年の間に、こんなにたくさんの若者のグループをショッピングモール以外で見たのは、ここと水上町のラフティングのみですね。

最後は駐車場への帰り道に、若者の消えた寳登山神社に参拝しておしまいとします。

船頭さんのお話では、秩父三社の中で唯一、ミシュラングリーンガイドの星を獲得した神社とのことです。
訪れてみると、他の二社(三峯神社・秩父神社)と比較して、社殿・社域も小さく、装飾もかなり少なめですね。

なんでここだけがミシュランの星獲得なんだろ。
と思い、「ミシュラン・グリーンガイド9つの評価基準」https://www.michelin.co.jp/auto/michelin-guide/green-guide
を見てみたところ、知名度やレジャーの充実ぶり、旅行のしやすさと利便性、旅行者の受け入れの質 といった項目も評価されていたのですね。なるほど、
そうだったのか。高尾山。....

今回は旅行なので、タイムテーブルはありません。
・今回記載した範囲は、どこも徒歩で気軽に行き来することができます。
 (山頂までのロープウェイの待ち時間が長いときは歩いたほうが早い場合もあります。)
・駐車場はたくさんありますが、祝日のこの日は、昼以降はどこも入場待ちだったので、なるべく午前10時くらいには入った方が良いと思います。
・コタツ船ではなく、川下りをしたい方は、ウォーターパーク長瀞で乗せてくれると思います。駅前通りの(駅から見て)右側に「荒川ライン下り」の看板が目立つ事務所があります。

思い立ったらすぐ行ける。 首都圏近郊のハイキングの記録はこちら

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