2022年2月14日月曜日

池ノ平・湯ノ丸山(BCスキー)

 年が明けてから早いものであっという間に一か月が過ぎ去り、建国記念日の3連休となりました。

連休初日前夜と最終日は関東でも雪の可能性があるとのことなので、真ん中の2月12日、土曜日にスキーに出かけることにします。

ゲレンデスキーも含めて、何とスキーは今シーズン初めてなので、ほぼゲレンデでの練習を目的に、ついでにスキー場トップからサクッと行ける場所で先ずは小手調べ?のつもりで出かけたのですが...


ここは群馬県嬬恋村に接する長野県東御市にある湯ノ丸スキー場です。
地蔵峠を走る県道94号線を挟んで両側にゲレンデがあり、西側は湯ノ丸山、東側は篭ノ登山や池の平への登り口となっています。
先ずは東側の大きい方のゲレンデで一番長いカプセルリフトに乗り、トップからスタートします。

スキー場上部を高峰へと走る湯ノ丸高峰林道は、無雪期には一般車が通行できますが、冬期間はスキー場内も含めて雪に埋もれています。
ただ、この日はキャンプ場がある池の平の駐車場まで、クロカンスキーの練習用にピステン(圧雪車)が入っており、普通に歩いて通行することができました。

左手に東西篭ノ登山を見ながら、スニーカーでも歩けそうな雪面をシール歩行で進みます。

キャンプ場の数百メートル手前で、電線が道路の右側に渡る(少し先に黄色いカーブ標識が見えます)ところで、右側の斜面へと登って行くトレースを辿ります。

先行者のトレースは、ラッセルするとかなりしんどそうな密藪の中を、雷ノ丘あたりへと登って行きます。
本当にありがたいことです。

林道を離れること10数分で、小さな稜線の上に出ると、佐久平方面の視界が一気に広がります。

稜線上の歩きやすいところを南へと行くと、徐々に視界が開けてきて、雲上の丘に到着しました。

雲上の丘は、少しブッシュっぽい南側以外は好展望が広がります。
空には雲がかかっていますが、視界は遠くまで効いています。

時計回りに
東西篭ノ登山→水ノ塔山→黒斑山の上からちょこんと浅間山

池ノ平→西上州の山々→遠くに富士山→佐久平→八ヶ岳

中央アルプス→北アルプス

拡大すると後立山連峰かな?

妙高→根子岳・四阿山

それでは、眼下の平原に向けて滑走開始です。

少々表面が固くなった中を、既存の数本のシュプールに混じって瞬間で滑走します。

本当にあっという間でした。
高度差にして80メートル前後ですので、スキー場のリフトで登った高度の半分にも満たないですね。
実は、この一本に備えて、スキー場を3回くらい滑ってからやって来たのですが、その成果があるのかないのかの評価もできないくらい一瞬のできごとでした。

というわけで、スキー場へと引き返すべくハイカーのトレースを辿って湿原の縁を歩き、この看板のところからキャンプ場(駐車場・ピステンの終点)まで緩く登って行きます。

駐車場からは期待通り、圧雪された林道を滑走します。
ノンストップで平均時速約40㎞。5分足らずでゲレンデに戻ります。

次はゲレンデの正面に見えるあの上部が白い山へと向かいます。

ゲレンデを滑り降り、県道を渡った先のゲレンデのリフトは1本だけで、登ったところにある湯の丸高原の看板の右を直進した先に湯ノ丸山があります。

右側にレンゲツツジ群落の広い平原が広がるあたりから、緩やかな上りが始まるので、シールを装着して登って行きます。

しかしながら多くのハイカーが通行するため、固く締まったトレースが一直線に登って行っており、ツボ足の方が楽そうですね。

振り返って池ノ平方面がよく見えるこの辺りからは、シールが直登トレースの斜度についていけなくなったので、思い切ってシートラし、ツボ足で登るとあっという間に湯ノ丸山の山頂に到着です。

こんな時間にのこのこ登ってくる人は居らず、絶景を独り占めにします。
先ほど行った雲上の丘よりも周囲に高い山が少なく、展望が素晴らしいです。

嬬恋・浅間山の方向を見ると、いかにもかつて火山だったという形の山々がポコポコ連なっています。

また時計回りで、八ヶ岳からお隣の烏帽子岳です。

烏帽子の稜線の向こうに見えるのは南アルプスかしら?

あの遠くは中央アルプス?

こっちは北アルプスですよね。

四阿山の方に見えるお隣の北側凸の斜面は広くてスキーに適していそうです。
ただ、既に滑りつくされてずたずたなのと、行くまでの間に高さをロスしてしまうこと、それに下手に滑ると帰るのに猛ブッシュの登り返し(ないしは県道登り)がありそうなので、面倒くさそうです。

なので、山頂から直接東側に一気に滑ることにしたのですが...

お。意外と藪がないぞ。

あれ?
ここは急すぎて雪があまり積もっていない(積もれば積もったで雪崩れる)ぞ。
藪の少ない斜面は本当にあっという間でした。
池ノ平よりは少し長かったけど...

藪の間を強引に突っ切って登路に合流し、ツツジ平横の登りをスキーを担いで歩き、ゲレンデを一気に滑ってリフト乗り場に戻ります。
残りのリフト券でスキー練習して帰りました。

●2021年2月12日(日)
湯ノ丸スキー場・高速リフト終点 (10:30)→雲上ノ丘(11:30)
→滑走(池ノ平; 11:50~12:10)→林道→湯ノ丸スキー場(12:40) 
→湯ノ丸スキー場・第一ロマンスリフトトップ (13:15)
→湯ノ丸山(14:30)→滑走→湯ノ丸スキー場(地蔵峠;15:20) 






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