2024年12月24日火曜日

房総ハイキング (沖ノ島・館山野鳥の森)

 朝から鴨川市内を徘徊していたら、午前中に終わってしまいました。

シーワールド抜きの鴨川とはまあそんなものかもしれません。

そこでクルマで一時間くらいの未踏の地、房総半島先端にある館山に行ってみることにしました。


■沖ノ島

館山市街の西端、駅から館山港を隔てた対岸に見える海上自衛隊館山航空基地に引っ付く位置に沖ノ島があります。

関東大震災の時に隆起して歩いて行けるようになったという島は、わざわざ干潮の時間帯を選んでやってきたのですが、その必要がないくらいしっかり陸続きとなっています。

弧を描いた砂洲でつながっているという意味では江ノ島と同じで、スケールを20分の1くらいにした感じです。
いや、水没しないという意味ではむしろ函館市街地に近いです。規模は数百分の一ですが。

函館だとした場合、観光地の立待岬に相当するのは、島の南端のここですね。

陸続きとなった対岸の基地からは航空機が離着陸していきます。

上陸?した島内には舗装された遊歩道が整備されており、トイレや四阿も建っています。

四阿の脇を左折するとすぐに宇賀明神の社の裏に出ます。
この神社は海側が正面だったみたいです。

逆進して鳥居をくぐり、海岸に降りて、島を時計回りに回ってみようとしますが、

すぐに先へと進めなくなりました。
あと10メートルほど波打ち際をヘツれば、50メートルほど先の海岸に人が立っている場所まで行けそうで、多少濡れることを覚悟すれば行けなくはないと思いますが、海水で濡れた部分の岩が異常に滑るので、止めておくことにします。

神社まで引き返して林の中の遊歩道に戻り、島の奥へと進むと、西側の海岸に出ますが、その前に、


洞窟入口との表示がありましたので、ちょっと左に入ってみます。


径はすぐにスリットのような亀裂となり、その先の海岸に出ると、さきほど神社へと引き返した辺りが見えました。

そして、スリットの右側には向こう側が見える洞窟がありました。


潜り抜けて反対側に出ると、こちらも行き止まりでした。
ツルツルの濡れた岩を歩けるのであれば、ヘツって簡単に向こう側に行けそうなのも先ほどと同じです。
ちなみに、引き返して西の海岸から回り込んだ向こう側からこちらを見ると、下の画像の様になります。
というわけで、島の南側は海岸線を歩き続けることができませんでした。

残る北半分の海岸を歩いてみるべく、対岸の富士山と東京湾を行き交う大型船を眺めながら、西向きのビーチを散歩していきます。

島の北側は打って変わって穏やかな地形で、海岸線を歩き通すことができます。
あちこちで島の中央からやってくる径も見かけました。

夏は島全体が海水浴客で賑わうのでしょうか。

●2024年12月18日(金)
沖ノ島海水浴場駐車場(12:30)
→沖ノ島散策→駐車場(13:15)



■館山野鳥の森

館山市街から国道410号線を南(布良・白浜方面)へと向かい、コメリハード&グリーン館山大神宮店の横の信号を左折すると、正面が安房神社となりますが、神社参道の右側に「ふれあい野鳥館」が建っています。
野鳥館前の駐車場にクルマを停めて、野鳥館の中を通り抜けると、野鳥の森の遊歩道が続いているので、登って行きます。

スタートのすぐ先で、舗装道路と階段の歩道に分岐するので、右側の階段を上って行くと、10分ほどで、「富士見展望台」という平砂浦を望む見晴らしの良い場所にでました。
富士山は雲が懸かっているみたいです。
展望台の前で最初に分岐した舗装道路と再会しますが、引き続き海側の歩道をトラバース気味に進むと、5分ほどでまたも合流し、そのまま登って行くと、今度は「平砂浦展望台」がありました。

平砂浦展望台の少し上の分岐は、右の先が通行止めとのことなので、西沢へと下って行く左の「コナラの小径」へと入ります。

谷の底へと下りきったところにあるピクニック広場の横にある溜池、「西沢の池」の畔を通って、池の水源方向にある「水辺の森」を通り抜け、谷の反対側にある天神山へと、長い階段を上って行きます。

階段を10分ほど登ると、「大島展望台」と右を差す表示があったので、入ってみるとすぐにベンチが置かれた切り開きがあり、その名の通り三原山が望めました。

大島展望台のすぐ上が四阿がある天神山山頂で、遊歩道は山頂を通過して周回する形で水辺の森へと戻る様に続いています。
登って来た分と同じ高さを階段で下り、谷底の水辺の森に戻ります。

往路の対岸で西沢の池を通過した後のピクニック広場からは、公園のメインルートである「サクラの小径」を通って帰ることとします。
帰路は全て舗装されており、緩い傾斜のを登り返しの後で最後に野鳥館へと下るところにある「国見展望台」からは、本日三回目の平砂浦が望めました。


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●2024年12月18日(金)
県立館山野鳥の森・ふれあい野鳥館(安房神社;14:40)
→富士見展望台(14:50)→平砂浦展望台(14:55)
→ピクニック広場・西沢の池(15:10)
→天神山(15:25)→西沢の池(15:40)→国見展望台(15:50)
→ふれあい野鳥館(16:00)



■オマケ(館山城跡)

館山駅から1kmちょっとの市街地にある城山公園の山頂部に館山城跡があり、昭和の鉄筋コンクリート製模擬天守が建っています。

付近には日本庭園や、開いてなかったけど茶室もありました。

¥400の入場料(麓の館山市博物館と共通)を払って眺める天守の上の展望は抜群です。

平坦な自衛隊基地の上にちょこんと飛び出した繁みが本日上陸した沖ノ島です。

駅周辺と港。

市街地。

市街地の反対側は平砂浦方面まで丘が続いています。
館山の観光スポットは全部行ったかな?
残るは戦争遺跡くらいですが、メインの赤山地下壕跡がずっとお休み中なので行けませんでした。


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