2022年の7月中旬に梅雨に戻ったかと思うような天気が続いた後で、雨が止んだと思う間もなく、首都圏はとても暑い。
涼しく爽やかな高原に避暑に行けないか?
中部横断道(佐久小諸I.C.からは無料区間)の八千穂高原I.C.から国道299号線(佐久穂ー茅野間は「メルヘン街道」)の麦草峠近くにある白駒の池入口有料駐車場(普通車1回¥600)に朝八時前に到着したときには、150台収容の空きは残り10数台となっていました。
駐車場脇の立派な遊歩道入口からスタート。
入口からいきなり軽トラックも走れるのではと思えるほどの立派な板敷の遊歩道が続きます。
泥の登山道の周囲は「高見の森」と名付けられている、これまた苔生した森です。
小屋の右横に「高見石」への矢印があるので、重なった大きな岩を登って行くと、すぐに周囲を見渡せる高見石に到着します。
さきほどまで居た白駒の池も見下ろせます。
好展望で日当たりもよく休憩にはもってこいですが、高見石小屋は飲食禁止と賢明な指導をしています。
高見石とは特定の岩の名前ではなくてそこらじゅうに転がっている巨岩の総称みたいですが、岩の間にうっかり物を落としたり、モノをもって塞がった手がカラダを支えられずにケガをしたりする人が絶えなかったのでしょうね。
絶景を堪能した後は近くにある丸山を目指したのですが、登山道の泥が激しさを増してきたため、あっけなくあきらめて白駒の池へと下ります。
登山道沿いの木にはスキーコースを示す標識がありますが、地球温暖化前の時代のものなのでしょうか。
この標識が埋まらない程度の積雪量で本当にスキーが滑れるのかよくわかりませんが...。
「かもしかの森」なる森を下って行くと、先ほどの十字路に戻るので、これまた直進して青苔荘の前までいってみます。
青苔荘前の湖畔で一服して、そのまま白駒の池を一周して帰ることにします。
白駒荘の方へと歩いて行き、遊歩道が湖畔に寄ってくるとだんだんと苔は少なくなり、普通の森に戻ります。
白駒荘の前に出たところで、湖畔を一周する遊歩道は反時計回りの一方通行であることに気付きました。
山小屋の対岸側の森には「もののけの森」という名前が付いており、この森が本日のルートのなかで最も苔が見事な場所でした。
白駒の池駐車場から国道299号線を下り、八千穂自然園でお昼休みです。
自然園は入場料¥300/大人の公園で、遊歩道が整備されています。
園内はかつて花の名所だったそうですが、今は鹿柵の中にだけシモツケ、ヒヨドリソウ、ヤナギラン、フシグロセンノウなどの花が咲き乱れていました。
お昼休憩の後は「八千穂レイク」の管理事務所まで移動して周辺を散歩することにします。
この貯水池は全体が管理釣り場となっており、湖畔に立派な管理棟が建っています。
管理棟脇の「釣りっ子ランド」の横から、レイク西側の遊歩道に入ります。
あれれ、ミズナラの森になってしまいました。
ミズナラと白樺の混合林を進み、その先の「白樺の小径」を左折して先ほど渡った舗装道路に出ると、また素晴らしい白樺林となりました。
湖畔に近い場所はミズナラとズミが主体の林ですが、北上して舗装道路の「北レイク線」が近づくにつれて、徐々に白樺が優勢となってきます。
そして、舗装道路を渡った先は地元と長野県が「日本一の白樺群生地」と呼ぶ白樺林が広がっていました。
キャンプ場へと遊歩道を下って行くとすぐに四阿がでてくるので、白樺林を周回すべく「どんぐりの小径」へと左折します。
貯水池北側に「ハートレイクを見よう」の標識があったので、そこから八ヶ岳方面を望みます。
現地に居る時はどこがハートなんだろう?と思いましたが、帰ってきてから画像を見ると、なんとなくハートに見えます。 かね?
いやー、それにしてもこの管理釣り堀。素晴らしい環境ですね。
猛暑の週末に快適な避暑の旅ができました。
白駒の池は人が多いハイカーの観光地となっていましたが、とても涼しい。
八千穂レイクは静かでとてものんびりでき、快適な昼寝ができました。
●2022年7月24日(日)
メルヘンライン白駒の池駐車場(8:05)→白駒荘(8:25)
→高見石(9:00~9:20)→青苔荘(10:45)→白駒池周回
→駐車場(11:55)
八千穂レイク管理事務所(14:45)
→ミズナラの大木ぶなこ(15:00)→どんぐりの小径
→北レイク線→八千穂レイク→管理事務所(15:30)
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