2025年6月23日月曜日

池の平湿原・湯ノ丸山 (ハイキング)

 猛暑続きの2025年の梅雨は、6月中旬以降晴れ間だらけとなりました。

湯ノ丸高原のレンゲツツジが満開となったとのウワサを聞きつけて見物へ。
どうせ行くなら同じスキー場にほぼ隣接する池の平湿原とセットで巡ることにしました。
同じコースを2022年の冬にBCスキーで回りましたが、雪の無い時期はどうなっているのでしょうか。

長野県東御市の地蔵峠から湯の丸高峰林道を南東へとスキーゲレンデ沿いに登って行くと、ビジターセンターがある池の平駐車場に到着します。
林道がオープンするのは7:00(クローズは17:00)で、8:20に到着したときはかなり空きがありましたが、11:00頃に帰って来たら何か所かある駐車場はどこも埋まっていました。
駐車料金¥500を払ってスタート。

ビジターセンターのすぐ先の分岐で、見晴岳方面に右折して尾根を登って行くことにします。

森の中を緩く登って行く径の脇には、ヘビイチゴの仲間の花がたくさん咲いていて、8月上旬に同じ場所に来ると多くの収穫が期待できそうです。

イワカガミはお隣の湯ノ丸山も含めて道中各所に散見されました。

木立を出たり入ったりしながら登って行くと、雷の丘で眼下に池の平湿原が見下ろせました。

樹林の木陰には。数は少ないですがツマトリソウやマイヅルソウ、コケモモの白い花が見られます。

さらに10分少々登って展望が広がる雲上の丘を過ぎると、ゴゼンタチバナやアヤメが咲く森の中を緩く下って行きます。

柵が設置された分岐のすぐ右上が見晴岳で、上田平を見下ろす展望が広がりました。

足下に広がる東御市の平地の向こうに最も目立つ八ヶ岳。
右側は美ヶ原周辺でしょうか。

西側には北アルプスが連なっています。

元の分岐に引き返して三方ヶ峰の方に進むと、すぐに柵の向こう側にコマクサの群落が広がりました。

森を抜けて三方ヶ峰に到着すると、山頂の西側にも柵が巡らされており、こちらもコマクサが咲いています。

ここも先ほどの見晴岳(↓画像右のピーク)に劣らず好展望です。

烏帽子岳の向こう側に後立山連峰。

その左側の北アルプス。

左の槍・穂高を拡大。

南側には八ヶ岳と西上州西端の間に小さく富士山も見えました。
梅雨の時期とは思えない好展望です。



三方ヶ峰から池の平湿原へと下ると、ちょうど池の前に降りて来ました。

右側にある湿原を突っ切る木道をまっすぐ行くと駐車場です。

湿原を横断したところで、せっかくなので周回するコケモモラインなる木道をまっすぐ東へ行ってみることにします。

平坦な湿原の向こう側にある鉢巻山を見ながら歩いて行くと、正面に八ヶ岳が見えてきて、平地の南東端に到着します。

湿原の周囲を囲む丘が唯一途切れるここは放開口という名前がついており、冬に強風が吹き抜けるためか植物が育たずザレています。

ぐるっと回って先ほどの池の方向へ。

右側のハゲた丘が最初に通った雲上の丘で、画像には写っていませんが多くのハイカーが歩いているのが見えました。

湿原を横切って駐車場へ。

●2025年6月21日(土)
池の平湿原入口駐車場(8:20)
→雷の丘(8:38)→雲上の丘(8:50)
→見晴岳(9:05)→三方ヶ峰(9:30~9:50)
→鏡池(10:00)→池の平周回(~10:40)
→池の平湿原入口駐車場(10:50)



■湯ノ丸山

「ツツジが満開」と乗り場に表示された湯ノ丸スキー場の第一リフト(片道¥800・往復¥1,300)を下りてまっすぐ行くと、すぐ右側にレンゲツツジ群落の入口があります。

国指定天然記念物の名前に偽りない、正真正銘、満開のツツジ群落が広がっています。
いやー、これはお見事。

ハイキングコースに戻り奥へと行くと、鐘が設置された十字路の正面が登山口で、湯ノ丸山へと一気に登って行きます。


樹林限界を超えて振り返ると、スキーゲレンデとその上の先ほど歩いた池の平、眼下にツツジ群落が見下ろせます。

鐘から40分ほどで山頂(南峰)に到着。

山頂からは烏帽子・浅間火山群の溶岩ドームの連なりが一望できました。

嬬恋村方向にせり出した村上山、手前の桟敷山・小桟敷山、スキー場左側の西篭ノ登山。

東篭ノ登山、水の塔山、高峰山、その奥の黒斑山の更に向こう側の浅間山はなかなか雲が晴れません。

お隣の湯ノ丸山北峰(↓左)、角間山、鹿沢スノーエリアのある鍋蓋山。

登って来た反対側は烏帽子岳。その右下は岩屋観音の谷かしら?
右側の高所に開けているのは菅平高原?

山頂を覆う礫の間にはイワカガミやコケモモ、ズミが小さく咲いていました。

大展望をゆっくり満喫してツツジと早咲きのハクサンシャクナゲの登山道を引き返します。

鐘の分岐からは一本南側のハイキングコースで、臼窪湿原とキャンプ場を経由して地蔵峠へと帰りました。

●2025年6月21日(土)
地蔵峠(湯ノ丸スキー場;11:25)
→リフト降り場・レンゲツツジ群落(11:40~12:00)
→鐘分岐(12:15)→湯ノ丸山(12:50~13:30)
→鐘分岐(14:10)→臼窪湿原・キャンプ場(14:30)
→地蔵峠(15:00)


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