2025年11月4日火曜日

多摩丘陵ハイキング(四季の森公園~三保市民の森~新治市民の森)

人が集まるところにはより集まる、祭りと紅葉の11月初頭三連休に、人が居ない場所を探しにでかけました。


地域のイベントで車両乗り入れが禁止され、部活やサークルの出し物で賑わうJR横浜線/市営地下鉄グリーンラインの中山駅南口をスタートし、人気のない遊歩道を四季の森公園へと向かいます。

公園北口正面の丘を登り、ジャンボ滑り台がある見晴らしの丘に来ると、家族連れでそこそこ賑わっていました。

広い園内の東側にあるふるさとの森に行ってみます。
時折中原街道の騒音が聞こえてくるものの、里山の風情が見事に再現されています。

北口に戻り、池の畔を奥へと進むと、草原と湿原を経て水源の谷に入り、ピクニック広場という谷戸から階段を登って西口広場から園外に出ました。
ここから一旦、西ひかりが丘団地の外周を通って、里山ガーデン・ズーラシア方面へと向かいます。

10月中旬までフェスタが開催されていた里山ガーデンは、終了後の園内に入れないものの、舗装された外周道路は開放されており、フォレストアドベンチャーやズーラシア北門方向へと向かうと、途中の右側に「生活道路なので通行遠慮してください」とある藪の中の径がちらりと見えてくるので、そちらを下って行きます。

里山の中を下り、梅田の集落を抜けると、バス停前のコンビニに出たので、左へと進み、梅田谷戸バス停の少し先を右折すると、三保市民の森の入口があります。
コンビニの向こう側に見える山は三保市民の森とは別の市民の森。
尾根道と書いた左の道を登ると、「みほたいら」という明るい園地があり、そこから奥は鬱蒼とした植林となります。

植林の入口で、尾根の上を行く道と、中をトラバースしながらうねうね進む「プロムナード」とに分かれますが、今日は尾根道を行くことにしました。
尾根道は、途中まで水道局の送水管沿いに登って行きます。

水道と分かれると、旭区のマンモス団地、若葉台との境界線を行きます。

団地の反対側は、奥秩父の山中に迷い込んだかと思うような深い樹林が続いており、対照的な光景です。
人と出会わないことも含めて奥秩父...

市民の森の北端に近いところで、奥秩父を下って突っ切ると、廃棄物工場が並ぶ谷戸に降り立つので、対面の東洋英和女学院大学の丘を登ります。

女学院の門から、お隣の翠陵中高・創英大敷地の間を通る舗装道路を300mほど行くと突き当たるブロック法面の上が新治市民の森なので、テキトーなところから中に入ると、市民の森の中でも最大級を誇る広い山林が広がっていました。

誰とも会わない森の外周を反時計回りに行くと、南端の西谷戸付近で植林が伐採されており、先ほど通過した梅田のローソンの駐車場が見下ろせました。

森の中央部の谷戸には周囲の水を集めた湿地と池があります。

谷戸から西へと登って行くと、創英大と接する場所に「みはらし広場」という場所がありました。
週末だけ解放される駐車場と、シニアが工作をする建物の横からの「みはらし」は、ざっとこんな感じ。

敷地の北東にある里山交流センターへと向かうべく、谷戸へと下って行きます。

里山交流センターの横には、旧奥津邸という平成築の古民家??が併設されおり、中でくつろぐことができます。

長屋門は江戸末期のものでした。

最寄り駅の十日市場へは、長屋門の横の長い階段を登ります。

階段の上から今日歩いた山々を振り返ると、そこから先はヒルタウンの団地内となり、道行く人が急に増えました。
横浜市の秘境を巡る半日旅はおしまい。


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●2025年11月3日(祝)
JR/市営地下鉄中山駅(12:50)
→四季の森公園(13:05~13:55)
→里山ガーデン(14:00~14:10)
→梅田谷戸(14:23)
→三保市民の森(14:27~15:00)
→新治市民の森(15:10~16:05)
→JR十日市場駅(16:25)

GPXファイルのダウンロードはこちら。


2025年11月1日土曜日

緑と道の美術展 in 黒川 2025

  11月1日より川崎市麻生区で開催されている、黒川里山アートプロジェクト「緑と道の美術展」in 黒川 2025 =Open Air Art Exhibition in Kurokawa 2025= に行ってきました

川崎市の最西端に位置する黒川地区で、地元の緑地管理協議会と、アーティストで構成される実行委員会によって2016年から開催されている屋外美術展は、今年で10回目の節目となりました。

例年同様、今年も11月1日~30日の期間に開催されています。


小田急多摩線のはるひ野駅南口を出ると、主催者の受付テントが立っていて、今回は作品のそばに設置してあるスタンプを全部押すとここで景品と交換してくれるそうです。
ただ、景品がもらえるのははるひ野駅(で、かつ土日祝)のみですので、No.1から順番に集めていくと黒川から戻って来なくてはなりません。
スタンプゲットを目的とする際は、このサイトとは逆方向から歩いたほうが便利となります。
公式パンフレットには作品が展示してある様な標記ではあるものの、特に変化が見られないロータリーを見送って、駅前の右側にある幼稚園の先の角を表示に従って曲がり「黒川よこみね緑地」に向かいます。
案内がとても充実しており、迷うことはありません。

No.1-b

小・中学校の横を通り、丸山こもれび公園の先に2番目の作品がありました。

No.2

No.3-a

「よこやまの道」が通る緑地への階段を登ると、尾根幹線道路沿いの緑地内に作品が順路に沿って展示されています。
それではここからは、素人の余計な作品解説は割愛して、作品の番号のみを記載していきます。
また、作品そのものよりも、展示されている周辺の環境を中心に掲載しますので、作品実物は、是非現地に行って間近で見てご自身で確かめてくださいね。

No.4

No.3-b

No.5

No.6

No.7

No.8

一旦緑地から下りて、はるひ野3丁目の宅地を通過します。

No.9&10

No.11

No.12から17までは、黒川よこみね特別緑地保全地区の中に展示されています。

No.12&13

No.14

No.15

No.16は、AR(拡張現実)作品です。
「ねえねえ、おかあさん。iPhoneじゃないと映らないみたいだよ」

No.17

ルートはすぐ近くの黒川丸山特別緑地保全地区へと移動し、隣接している黒川海道特別緑地保全地区へと続いていきます。

No.18

No.19

No.20

No.21

No.22

No.23

No.24

これは里山プロジェクトのワークショップに参加している有志の人たちの作品。

No.25

No.26

No.27
緑地保全地区を抜けると、JAセレサ川崎の販売所「セレサモス」に向けて農地を歩いて行きます。

No.28

No.29

No.30

最後の作品はセレサモスの駐車場にありました。
小さくて危なく見落とすところだった...

黒川駅から帰りました。

歩いた日(のんびり歩いて二時間ちょっとでした)
2025年11月1日(土) 


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら


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