2017年1月12日木曜日

日向薬師~飯山観音 (ハイキング)

1月9日の成人式の前日午後より、関東一円は雨となり、山沿いや北関東の平野では夜に雪が積もるとの予報でした。

成人の日の朝は、関東の山沿いでも「明け方に積もった雪が見られるかもしれない」と勝手に予想して、家族で定番のコースにハイキングにでかけました。




朝の8:30に伊勢原駅のバス乗り場に到着すると、祝日だというのに人影もまばらで、空席だらけの大山ケーブル行きのバスが発車していきます。
たしかあのバスは、先月までは休日ともなれば乗り切れないほどのハイカーが列をなしていたと聞いていたのですが、今日はどうしてしまったのでしょうか。

一方、我々が乗車した日向薬師行きのバスは、10名にも満たない乗客で出発し、他の乗客は全て途中で降りて行ってしまいました。

貸し切り状態のバスで終点に到着し、薬師への参道を歩きます。

仁王像の様な像のある門をくぐって


階段を登ると



日向薬師の本堂です。
長期間の改修を終了して、大変綺麗になりました。


風雨で大きく歪んでいた軒下も、新しく立派になりました。


ハイキングコースを登り、祠の建つ日向山の山頂に着きました。


江の島とその先の三浦半島、さらに東京湾の向こうに房総半島まで比較的くっきりと見えます。
どうやら天気も順調に回復してきているみたいです。


日向山を下り、広沢寺バス停を目指して一旦林道を進みます。
が、このころから天気予報に反して雨が降り出します。

途中、林道の脇にある大釜弁天。


鳥居をくぐって沢の流れを覗くと、、

釜ではあるが、大きいかというと。。。
恐らく、人里近くにあるので、地元の方々から大切にされているのでしょう。


続いてはクライミングのゲレンデである弁天岩。
雨でびちゃびちゃに濡れていて誰もいません。


このころから、雨脚が強くなり、広沢寺温泉が近づく頃には本降りに近い降りとなりました。

たまらず、七沢荘の近くにあるラーメン屋に避難。
昼食休憩とします。

このラーメン屋は大変人気だそうで、休日は長時間並ばないと入れないそうですが、なぜか待ち時間なしで入店。
温かい店内とラーメンで暖まり、すっかりモチベーション消失です。
このまま七沢荘で温泉入って帰りたいモードに突入。


ですが、食べ終わると雨も上がっており、なぜか気を取り直して計画完遂を決意し、飯山温泉を目指します。

重い足取りで、30分もかかって順礼峠に到着。


地蔵像の横の階段を登って白山神社を目指します。

右手の木立の合間から、時折遠くの横浜市街を見ながら、尾根の上に続くハイキングコースを進みます。



が、足取りはますます重く、遅々として進みません。

ラーメン食べて一旦おしまいモードになってしまったのか、
それとも見通しの悪い低空飛行の尾根・・・住んでいるマンションよりも低いのではないかと感じてしまいます(気のせいなんでしょうけど)。
そのくせ、ちょっとしたアップダウンがちょこちょこ続き、さらに実感以上の疲労感を誘います。

そういえば、家を出るときの目的だった雪は、かけらも見かけません。

さっき登った日向山よりもはるかに低い丘のはずなのに、天気も良くなってきたのに、倍以上の時間をかけて、やっと白山の展望台に到着です。


さすがに見晴らしがよいです。

特に東京方面が開けています。


スカイツリーを拡大したベタな写真を撮ったりします


相変わらず江の島もみえるよ


平塚市街と大磯方面



そして、大山は薄っすらと雪化粧をしています。
雪はあの高さまで行かないとなかったのね・・・


5分ほどで行ける白山神社に寄って下ります。


初詣の人がちらほら残る飯山観音に下ってきました。



●2017年1月9日(月)
日向薬師バス停(9:10)→日向薬師(9:30)→日向山(10:10)
→広沢寺(昼食休憩;10:50~11:30)→順礼峠(12:00)
→白山(13:10)→飯山観音(13:50)→飯山観音バス停(14:16)

思い立ったらすぐ行ける。 首都圏近郊のその他のハイキング記録はこちら

●本日の反省
①予想が甘かった/何も予想通りに行かなかった
・雪を期待していたのに外れた(というか、そもそもお呼びでなかった)
・天気予報が当たらなかった(というか、雨具くらい持ってでかけろよ)
・ラーメンを並ばずに食べれたのは良かった。
②計画が甘かった/途中の行動と判断もいまいちだった
・同じ温泉ならば途中で入って終了しても良かったかも
・振り返ってみると、飯山温泉から白山往復だけで良かった?
 (ラーメン以外の要素はそれだけで全て達成できた?)

それにしても、ほとんど人に会いませんでした。
薬師行きのバスの運転手さんを最後に、店舗や集落で見かけた人を除くと、参拝者・寺社関係者11名、散歩する人4名、トレラン2名、ハイカーらしき人3名(しかもこのハイカーは駐車場の近くで雨宿りするだけで歩いていなかった)と、5時間以上ふらついて20名くらいでした。

ポピュラーなコースとされているここで、祝日にこんなに静かだったとは。。。
ハイキングブームも終わったのか。
自分たちが酔狂なだけなのか


2017年1月11日水曜日

自家用車で登る百名山 ~その8~谷川岳(積雪期ハイキング)

成人の日の3連休初日。
恐らくこの冬唯一となるであろう絶好の好天に、谷川岳に行ってきました。


自家用車とロープウェイの機動力を最大限生かした、速攻登山です。



谷川岳 天神平のロープウェイ降り場からスタート。


遠くに見える白い山の2つ並んで突き出た突端を目指します。


スキー場のゲレンデ脇のトレースをどんどん登り。。。


尾根に取り付くと、爼嵓をはじめとする谷川岳の西側に続く山々が見えてきます。
頂上まではこの山々を左に見ながら高度を上げていきます。


歩き始めて50分くらいで、熊穴沢避難小屋を通り過ぎたあたりから、頂上めがけて一気に斜度が増します。
一面の大斜面を、ほぼまっすぐに登ります。
好天なので、多くの人が山頂を目指します。
ざっと見たところ、半数くらいがバックカントリーのボーダーかスキーヤーです。


ロープウェイ駅から登ること約2時間で、突然「肩の小屋」が現れます。


すぐそばの頂上「トマの耳」を目指して小屋を後にします。
小屋の先の東西に連なる稜線の低いところを、溢れる様に雲が流れて行きます。


新潟県側からは雲海が押し寄せてきます。


「トマの耳」に到着。
すぐ先には最高地点の「オキの耳」があります。
その先の北の方向にには、越後の山々が雲の上に頭をだし、湯檜曽川の谷を隔てた東側の山並みに連なって来ます。


オキの耳に到着。
振り返ると、先ほど居たトマの耳が関東平野と赤城山を背景に聳えます。


こちらは武尊山をはじめとする尾瀬へ続く山並み。


下を覗くと湯檜曽川の谷に向かって崖となっています。


トマの耳の右手には、妙義山などの上州の山並みと、その遠く向こうに富士山も見えます。
(地平線の左の方に富士山が小さく映っているのが見えますか?)



快晴の下を、越後の雲海を見下ろしながら引き返します。
万太郎山や仙ノ倉岳などの三国峠方面に連なる稜線の低いところを雲がゆっくりと流れていきます。
本当に良い天気。


登ってきたコースを、半分くらいの時間で一気に駆け下ります。


出発したスキー場が近くなったところで休憩しながら、大きな雪の塊となった谷川岳を振り返ります。
明日からしばらくは雪雲で見えなくなり、ブッシュが埋まった姿で2週間後くらいに再び顔を見せるのでしょうか。


スキー場まで戻ってきました。



2017年の登り初め?を、めったにない絶好の天候で迎えることができました。

ピッケル不要。多くの登山者が付けたトレースでワカンやスノーシューも不要。
アイゼンは最初から着けたのですが、無くてもたぶん登頂できた?

ロープウェイの山頂駅からのんびり歩いて往復4時間10分で行ける、ストレスフリーのハイキングでした。
無雪期よりも楽に登れたのではないでしょうか。
他の時期に来たことないけど。
お金はたくさんかかったけれど。。。。


2017年1月7日(土)
谷川岳ロープウェイ駐車場(8:30)-(ロープウェイ)→天神平(9:00)
→谷川岳頂上(トマの耳:11:00)→オキの耳(11:20)
→往路引き返し→天神平(13:10)→ロープウェイで下山

2016年12月31日土曜日

自家用車で登る百名山 ~その7~筑波山

今年も残すところあと2日。
明日で終わります。

今年最後の登り収めに筑波山へ。


北千住駅で「筑波山きっぷ」を購入して、つくばエクスプレスで出かけます。
つくばへの往復電車賃にバスとロープウェイがセットとなって、一人¥4,040。


つくば駅から「直行筑波山シャトルバス」に乗ると、終点のつつじヶ丘がロープウェイの駅になっています。
暗くなってからこのバスに乗るときは、運行日と時間に注意。


日もとっぷり暮れて、藪の隙間から富士山が薄っすらと見えました。


このロープウェイに乗ると、6分間で山頂近くにある女体山駅に到着です。



女体山駅の階段を上ったところにある街灯の下を左へ進み、山頂を目指します。


振り返ると、東京方面の夜景が素晴らしい。


目をこらしてみるとタワーのようなものが見えるが、何でしょうか?
デジカメ画像の限界。。。



山頂を目指します。
こじんまりとしたイルミネーションは、何かのイベントなんでしょうか。


遊歩道を5分ちょっと登ると、神社のある山頂(女体山)に到着。
周囲の夜景が見渡せます。

これは土浦市街と霞ケ浦方面

入念な準備をしない夜間の山中歩行は大変危険ですからやめましょう。
このブログは夜間の登頂を推奨するものではありません。

その上空に連なるのは成田空港へ着陸していく飛行機の列でしょうか


その少し上にはオリオン座が。 写ってるか?


隣にある男体山の頂上の向こうはつくば市の灯りでしょうか


バスで駅に帰ります。


今年もいろいろありましたが、とりあえず明日でおしまい。
来年もよろしくお願いします。



家を出てから帰り着くまで約7時間。
一昨日の八ヶ岳の歩行時間と同じくらいの外出時間だった。

昼食も晩ごはんも自宅で食べることができた。
自家用車は登場しなかったが。


●2016年12月30日(金)
女体山駅(17:50)→筑波山頂(17:58)

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