奥入瀬渓流散策の翌日は、津軽の町、弘前に向けて移動します。
宿泊したホテルのある焼山からクルマで10分足らずの蔦温泉から遊歩道で行く蔦沼。
八甲田の山並みが湖面に映ります。
国道103号線をさらに青森方面へ向かい傘松峠を越えた先にある地獄沼。
この日は7月上旬並みの気温だったとのことで、湯気が上がっているのは見えませんでした。
ここから歩いてすぐのところにある地元の名所「まんじゅうふかし」
なんだそりゃ?
二列に並ぶベンチの様なところに腰かけて使うそうです。
すぐそばには酸ヶ湯温泉の案内所がある大きな駐車場が。
その付近から望む南八甲田の山。
雪はまだ1メートルくらい積もっています。
道端の除雪されたところではフキノトウが開いていました。
奥入瀬渓流では鮮やかだった新緑は、まだこれからです。
酸ヶ湯温泉に入浴です。
32年ぶりに訪れた千人風呂は、ほとんど当時と変わらぬままで迎えてくれました。
(撮影禁止なので浴室内の写真はなし)
さらにクルマで北上し、八甲田ロープウェーに乗って周囲を展望します。
ちょっと料金が高いんじゃないかなと思って乗ってみたところ、距離2.5km・標高差650mちかい距離を一気に登り、乗りごたえ十分。
乗っている間にみるみる周辺の景色が変わっていきます。
田茂萢山頂駅周辺は雪に覆われていました。
登ってきたロープウェイの方向(西)に、津軽平野を隔ててそびえる岩木山。
その左手(南)は、櫛が岳(左)をはじめとする南八甲田の山々。
ロープウェイ降り場に並んでいた無料貸し出しの長靴を借りて、八甲田ゴードラインの一部を通り、雪が積もった山頂に向かいます。
アンテナ施設のすぐ先の樹木が途切れるあたりからは、北側の青森市街の景色が広がります。
市街地の先には津軽半島。さらにその奥には北海道の松前半島が見えました。
青森市が面する陸奥湾は右側の北東方向に大きく広がり、湾を隔てて下北半島も見えます。
雪の野原を少し進むと、田茂萢湿原が見下ろせるようになります。
その先には左から赤倉岳(ここから見えるのは頂上ではなく前衛の突端)、井戸岳、大岳と続きます。
ここからは、遅い堅く締まった春の雪の上を、長靴で自由に歩きます。
湿原の一部分だけ、雪が解けて沼が見えているところがあります。
高山植物展望台と呼ばれる施設でしょうか。
上でのんびり昼寝をする人。
振り返って見る田茂萢岳
小一時間の長閑な散歩です。
ロープウェイを下り、国道394号線をどんどん下って、弘前市に着くと夕方でした。
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