初心者向けのハイキングガイドであればどんなメディアにでも登場するといってもいい、丹沢山麓の丘のハイキングです。
近年では特に寒波の激しい年といわれる2021年の一月の最終週末に行ってきました。
ちなみに、天気は雨です。
前日夕方の予報では、「南関東の平地でも広い範囲で雪が降る」とのことだったので、本当は雪見ハイキングに行く予定で、蓑毛からヤビツ峠に登ったのですが、風雨が予想以上に激しいうえに、標高1000m近くまでは雪は全く見られず、敗退してバスで秦野駅に戻ってきました。
というわけで、秦野駅前のバス降車場から、ぐっと難度を落として仕切り直しです。
市街地の東側にある丘を目指して水無川沿いを歩きます。
弘法山への径は、水無川沿いの道を左折して、県道71号線が金目川を渡った先にある登山口の標識が目印です。
フェンス沿いにある橋を渡り、少し惨んだ感じのする川沿いを回り込むように歩いた先から丘を登り始めます。
最初はぐいぐい登っていきます。
急な階段を人登りすると、弘法山へ向かう尾根の途中のテラス状の平地に「浅間山」との表示がありました。
それなりの高さまで登ったみたいです。
途中で舗装道路を横切りながらさらに登っていくと、長い階段の先に中華風の塔のようなものが見えてきました。
登りついた塔は、広く平らな権現山の山頂の一角に建つ展望塔でした。
展望塔の上に登り、雨に煙る秦野の街を見下ろします。
これは二宮方面。
小田急線の電車が、がたんごとんと走って行きます。
その右手に広がる秦野の市街地と、雲に覆われた丹沢の山々。
さて、先へと進むことにしましょう。
足元の広場は弘法山公園の一角となっているようで、すぐ先から立派な階段を下っていきます。
階段を下った先も立派な車道が続きます。
この大きな石碑のところで車道は左下へと下っていくので、まっすぐすすむシングルトレイルの階段を上ります。
車道を下った先は「めんようの里」(グーグルマップでは「木里館」)があるみたいです。
階段を上った先は鐘撞堂と立派なお堂が立つ弘法山でした。
あいにくの天気ですが、お堂の扉は開かれており、中には新しいお花とお供えが供せられていました。
弘法山から先は、ところどころで里に近づくものの、木立の間から町を見下ろす気持ちの良いシングルトレイルが続きます。
この分岐は直進ですね。
迷いそうな分岐にはちゃんと表示がしてあります。
ここは右折して下りへ。
国道246号線のトンネル付近では、トレイルがぐっと国道の近くまで下ってきて、そのトンネル上の善波峠から下ってくる径が左から合流してきます。
右へと分岐する標識が数回ほど出てきますが、今回は鶴巻温泉駅へと向かうよう、まっすぐ歩きました。
おや、反対の左側(矢倉沢道)へと下る分岐もでてきましたね。
最後の登りに差し掛かると、間もなく四阿の立つ吾妻山となります。
ここまで来ると、歩いてきた丘の標高はかなり低くなっており、鶴巻温泉近くの宅地がすぐそこに見下ろせます。
ずんずん下って、この右への鋭角な分岐に入れば、間もなくトレイルはおしまいとなります。
東名高速をこのトンネルで抜けると、あとは表示通り(突き当りを1回右折)で、「弘法の里湯」の前を通って鶴巻温泉駅に到着します。
●2021年1月24日(日)
秦野駅(8:10)→権現山(9:00)→弘法山(9:30)→吾妻山(10:10)→鶴巻温泉駅(10:30)
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