2025年のお盆休みに諏訪大社の4社に参拝してきました。
時間が余ったので、その後に行った奥蓼科の横谷峡のウォーキングと合わせて記載します。
●諏訪大社は、上社本宮→上社前宮→下社秋宮→下社春宮の順に自家用車で巡り、クルマは全て神社そばの無料駐車場に停めました。
4つの神社の巡り方に特に決まりは無く、クルマ/電車それぞれのアクセス方法は公式サイトhttps://suwataisha.or.jp/tourism/などにいろいろ詳しく記載されていますので、ここでは備忘録として日記形式で記載しました。
●横谷峡は、蓼科中央高原から横谷観音までの区間に立派な遊歩道が整備されていますが、以下のウォーキング対象外の場所(通行止め区間と遊歩道を外れた場所)を歩いていますので、一般的なものではありません。
・一枚岩から王滝までの川の中
・横谷温泉奥の通行止め標識からおしどり隠しの滝(明治温泉)まで
これらの区間はハイキング装備のみでは事故発生のリスクがあるので、安易な通行は自粛いただくと共に、万一行かれる場合は自己責任でお願いします。
それでは、上社参りから。
中央道諏訪I.C.の料金所を出て「諏訪大社」の標識通りに二回左折して走って行くと、諏訪大社の大駐車場に到着しました。
人波に従って商業施設が並ぶ道路を歩き、本宮の鳥居をくぐります。
門をくぐった前にあるのは宝物殿と参集殿で、
幣拝殿はお賽銭を投げる建物の奥にあり、そばまではいけませんでした。
本宮と共に上社を構成する前宮は、本宮から県道16号(岡谷茅野)線を1.5kmほど茅野側に行ったドンキの近くにあります。
駐車場は県道沿いにあるほか、下の写真の社務所前に数台と、もっと頑張れば本殿の前も停めれます。但し拝殿に近づくほど道路が細くなり、縁石にバンパーを擦っている高級車を見かけました。
弊拝殿は鳥居から100mほど登ったところにありますが、参道の横を水眼(すいが)という小川がざあざあ流れていて、小さな公園もありました。
■秋宮
二本並んだ御柱の真ん中の暗いところに拝殿があります。
振り返ると茅野の町が見下ろせました。
■秋宮
続いては下諏訪にある下社へと移動します。
甲州街道を中央本線に沿って渋滞する諏訪の市街地をノロノロと北上し、国道20号線が左折する下諏訪の大社通り交差点を上田方面に右折すると、坂の上の正面が秋宮です。
(上田へ向かう国道142号線は、秋宮の鳥居にぶつかって左折させられていきます)
境内に入ると手水がありますが、二頭の龍のうち右側のが温泉の湯を吐き出していました。
神楽殿の裏に幣拝殿があります。
ここも秋宮同様、鳥居の先が神楽殿で、幣拝殿はその後ろにありました。
すぐに出てくる木戸口神社の前を右に降りていき、乙女滝の標識通りに下って行くと、すぐに水量豊富な乙女滝に到着します。
■春宮
最後の春宮は、4社の中で最もクルマで行きにくいかもしれません。
秋宮から国道142号線を上田方面に1km少々行った慈雲寺前の鋭角交差点で鬼の左折をして↓下の画像の右の道から出てくる場合は、小型車以外はなかなか難しいと思います。
国道20号線を岡谷方面に行った春宮大門の信号(西友そば)を右折するのがわかりやすいですが、その場合は収容力が少ない駐車場に右折して入ることになります。(鳥居前は地元車の抜け道となっており、結構な往来があります。)
これで4社コンプリート。
お盆の平日午前中に行って4時間弱でした。御朱印を集めるとプラス一時間ちょっとかな?
■横谷峡
参拝を済ませた後に、国道299号線(メルヘン街道)を登って行き、横谷峡入口バス停付近で蓼科パークホテル方向に右折。
すぐのところにある無料駐車場にクルマを停めて奥へと歩きます。
ちなみに、神社の後を流れている用水が乙女滝の水源。
余った用水を渋川に放流する人口の滝ですが、少し登って流れの裏側を見ることができました。
川沿いに上流方向に歩いて行くと、長期休業中の横谷温泉の敷地を通り抜けて、どこかで聞いたことがある割にはショボい霧降の滝を通り過ぎます。
霧降の滝以降、遊歩道と同じくらいの高さとなった川は赤色が目立つ一枚岩の川床となりました。
遊歩道からは良く見えないので、少しの間川原に降りて歩いてみることにします。
見事なナメは遊歩道の鷲岩の標識の前後が顕著でした。
ただ、その後もナメや滑滝が断続的に続きます。
氷瀑の標識の少し先もこんな感じでした。
次の遊歩道の標識でも、川の方向に行く踏み跡を辿ると、
赤色の岩盤が続いていました。
これまでも断続的にあった赤い岩盤ですが、一枚岩という表示のところで遊歩道でも川原に降りることができます。
ただ、一枚岩の杭の近くに、大滝までは道はないという意味の古い板を見かけたので、その先に行ってみることにします。
木々の間から覗くと、ここは二段の滝の中間に位置するみたいです。
というわけで、
遊歩道はすぐにマイナスイオン15000の表示で、古いベンチが通せんぼする形で終わりますが、流れの脇に歩道の残骸のような地形が見えるような気がして、かつてはここから王滝へと向かう径があったことが想像できました。
というわけで、王滝までの数百メートル、赤い岩盤に沿って行ってみることにします。
王滝への径は、径というほどの形はほとんど残っておらず、足下が不安定で普通の登山靴では極めて滑りやすく、かつ途中数回の渡渉が必須で、必ず膝くらいまで濡れます。
ただ、滑落・転落の注意が必要なのはこの滑滝一か所と王滝のみでした。
滑滝を滑り落ちないように通過すると左岸の径跡は比較的明瞭となり、途中右岸から落ちてきたと思われる人工物を見ながら大きな淵を見下ろしていくと、マイナスイオン25000個の終点となりました。
というわけで、
二段の中間に降り立って見ます。
そして足下には下段の滝が。
下段の滝の下には、マイナスイオン25000の標識から腐ったロープ沿いに降りることができました。
お~。なかなか立派な滝ではありませんか。
振り返った右岸の林の刈込みの中には遊歩道の手摺の様なものが見えます。
下段の滝の下には、マイナスイオン25000の標識から腐ったロープ沿いに降りることができました。
(上り下りにロープを使う必要はありませんでした)
涼しい滝見物を終えてマイナスイオン15000のベンチまで引き返し、遊歩道を先へと進みます。
遊歩道はどんどん登って行き、二手に分かれるので、「王滝」の方へと行くと、滝が見下ろせる四阿に到着しました。
階段を喘ぎながら登ると、横谷観音から来る左からの遊歩道が合わさったところで、明治温泉方向には通行止めの表示が出ていました。
通行止めの先へと行ってみると、比較的良く整備されている遊歩道のコンディションは、遊歩道未満の品質ではあるものの、登山道としては十分で、渋川の右岸斜面をトラバースした後に、樹間から明治温泉の建物が見えてくると、階段を下って行き、おしどり隠しの滝の下に降りて来ました。
おお。これは見事。
水泳大会をしたいところですが、水が少々濁っているのと、明治温泉の宿泊棟から見下ろされる位置にあるのとで、遠慮してしまいました。
でもやっぱり泳げばよかったかな。
涼しい滝見物を終えてマイナスイオン15000のベンチまで引き返し、遊歩道を先へと進みます。
先ほど立っていた場所が見下ろせます。
王滝の上を見ると、まだまだ赤い岩盤が続いている様にも感じます。
ここまで来たら、横谷観音には寄らずに、遊歩道をそのまま先へと進むことにします。
ただ、階段を下りたところに橋は架かっておらず、靴を脱いで渡渉することになります。
川を渡って振り返るとこんな感じで、横谷観音から通行止めとなっている理由は、恐らくここに架かっている橋が無くなってしまったからだと思われます。
おしどり隠しの滝は、滝というよりは不完全なナメのようなところですが、上の方に滝みたいなものが見えるのでちょっと行ってみます。
水泳大会をしたいところですが、水が少々濁っているのと、明治温泉の宿泊棟から見下ろされる位置にあるのとで、遠慮してしまいました。
でもやっぱり泳げばよかったかな。
遊歩道まで戻り、階段を上がって明治温泉の駐車場を抜けてしばらく行くと、県道191号線(湯みち街道)の御射鹿池駐車場に出ました。
何故か近年急に有名になった農業用の溜池は、有名になった理由を知らずに見ると、やはり単なる溜池か?
白い馬を走らせてみるとどうなんだろうか?
デポしてあった折り畳みチャリで湯けむり街道を下り、別荘地を抜けて帰着。
●2025年8月13日(水)
横谷峡駐車場(12:20)→乙女滝(12:25)
→横谷温泉(12:35)→霧降の滝(12:40)
→鷲岩(13:00)→一枚岩(13:13)
→王滝(13:37)→一枚岩(14:00)
→王滝展望東屋(14:10)
→おしどり隠しの滝(14:30~14:45)
→御射鹿池(14:55)~自転車~
→横谷峡駐車場(15:30)
0 件のコメント:
コメントを投稿