関東周辺の山々が紅葉ピークに差し掛かる2022年11月12日に、塩原温泉付近にお出かけした別の用事が早く終わったので、国道400号線沿いの観光滝巡りをしました。
もみじ谷大吊橋から塩原温泉までの区間にいくつかある滝をまとめて見物しようという魂胆ですが...
ダム湖の上には「もみじ谷大吊橋」という観光用の歩道吊橋が架かっており、両側が園地となっています。
ちなみに、今立っている右岸(南)側の向こう岸に国道が通っており、観光用の駐車場がありますが、クルマで矢板寄りのこちら側にやってくる人はあまり多くないみたいです。
観光用に植えられたイロハモミジは紅葉のピークです。
なので、歩いて渡らずに、クルマで道の駅「湯の香しおばら」方面からぐるっと回って国道400号線を塩原温泉方面に向かいます。
園地駐車場のトイレ横から遊歩道の階段をぐんぐん下るとすぐに出てくる吊橋を渡った先に、対岸の滝を眺めることができるベンチがあります。
崖の中を横切る旧国道の下から噴き出す立派な滝です。
駐車場まで戻ったら、今度は回顧の滝の上を走る道路沿いの滝を見に行きます。
国道400号線を塩原温泉方面に向かい、「もみじ谷大吊橋」の入口を過ぎるとすぐ左側に「蟇(がま)石園地」の駐車場があります。
駐車場の看板に周辺の観光地図がありましたので、さっそく地図に従って回顧(みかえり)の吊橋を渡り、回顧の滝を見物に行きます。
看板の地図には、がま石トンネルの川側を並走する旧道沿いには何も書かれていませんが、トンネル入り口から左に分かれる旧道に入り歩いて行きます。
すぐにトンネル(回顧隧道)とセットで出てくる橋の手前の看板の横から沢沿いに径があるので、登って行くと遊歩道が横切る滝があります。
特に名称標記の様なものは見当たらず、脇に不動尊が設置されています。
さらに遊歩道を奥へと行くと、すぐにもっと立派な滝が見えてきました。
ここにも名前を示す表示は見当たらず、落口の先で遊歩道は通行止めとなっていました。
引き返して旧道を行きます。
回顧トンネルの川側にも並走するさらなる旧道があり、そこに何故か立松和平の文学碑なるものが設置してありました。
碑の横からは先ほど回顧の滝を見るために渡った吊橋が見下ろせました。
この旧道は、理由はよくわかりませんが「大正浪漫街道」という名前が付いており、紅葉の名所として案内されているみたいです。
見事な紅葉の道路を行くとすぐに「仙髷の滝」と表示がある、漢字が読めない滝がありました。
その奥にある鉄塔は、もみじ谷大吊橋でしょうか。
なんと、留春の滝へと続く径は駐車場も含めて工事でクローズされていました。
というか、箒川に架かる滝へと下る径は、大規模な砂防工事と思われる構築物のためなのか、それとも消失してしまった径のための工事なのか、いずれにしても跡形もありませんでした。
次は温泉側に固まってある上流の滝群を見に行きます。
というわけで前半戦終了。
旧道の橋の上から見下ろすことができますが、これが「ふせつ(ワープロで変換できないのでローマ字のひらがな書きで失礼)の滝」か?
風挙の滝を脇の階段から越え、流れ沿いの遊歩道を少し行くと、岩壁の手前でスノーシェッドの歩道版のような囲いの下に入ります。
短いシェッドをくぐった先は、この遊歩道の終点にしてメインスポットの竜化の滝でした。
これは説明不要の堂々たる様相です。
とてもよく整備された遊歩道を登っていくと、すぐに「風挙の滝」がでてきます。
ここはちゃんと表示があるので名前がわかりました。
それにしても、どの滝も漢字や読み方が変なのはなぜだろう?
これは説明不要の堂々たる様相です。
あちこち行ったけど、ここだけで良かったかも。
さて、よくわからなかったり、行けなかったりが多かった滝巡りの最後に満足できたところで、遊歩道を下って旧国道に出ると、見下ろす箒川の激流の際に佇むカップルが...
駐車場付近から釣り人用の踏み跡で川原に下りることができます。
降り立った河原を下って行くと。
落ちたらとても厄介なことになると思いますが、足下がとても安定しており、うっかり足を滑らせるという感覚ではありませんでした。
良い子はまねしないでね。
おおっ。あそこに立つと、恐らくこんな光景が見えるに違いない。
ということで、最後にあそこまで行ってみることにします。
箒川に沿って流れを見下ろしながら駐車場の方に戻ります。
想像通り、ないしはそれ以上の眺めでした。
写真撮影する人もあたりをふらふらしており、思いのほか人がやってきます。
滝つぼで釣りをする人が見えますかね。ヒットしたところはみませんでした。
ちなみに、ここはキャッチ&リリース区域だそうです。
そういえば、これが布滝だったのか?
思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら。