2022年9月13日火曜日

奥日光 (ハイキング)

日本列島に長らく前線が滞留していた2022年の夏も、シルバーウイーク前の週末についに高気圧がやってきました。

湿気が去った高原の爽やかさを体感しに、奥日光へハイキング。
…戦場ヶ原が木道補修中で通り抜けできなかったため、竜頭の滝、小田代ヶ原、戦場ヶ原、湯滝&湯ノ湖の変則行程です。

午前8時前の竜頭之茶屋は開店前で立入禁止のロープが張られていました。
茶屋に入らないと滝を見ることができないことを改めて思い知らされながら、仕方なく茶屋の裏手から2つある滝の片方だけを拝んで出発です。

茶屋前の滝は見ることができませんが、上流に続く滝のような流れを時折見ながら遊歩道を登って行きます。

遊歩道を10分ほど歩くと、国道120号線が再び川を渡る橋の上から竜頭の滝(の上に続く渓流)とその先の中禅寺湖が見下ろせます。
日光を代表するいくつかの光景のうちの一つがさっそく登場です。

国道の橋の上からは、遊歩道はシングルトレイルに変わり、渓流沿いに登って行きます。

時折きれいな花が咲いていますが、よくよく見ると近所の公園にも咲いていそうなミゾソバとダイモンジソウでした。

それでも脇を流れる湯川の流れと周囲の青々とした森は、他の山域ではほとんど見ることができない瑞々しい爽快な風景です。

石楠花橋からは、千手ヶ浜方面に向かう舗装された林道に一旦入ります。

林道の幕張峠(特に標識はありませんが左手に高山方面への分岐があります)で高山の方へとちょっと寄り道します。
晴れた日の高山の北麓は、白樺とミズナラの林が青空に生えてとても美しいです。

来た道を戻り、舗装道路を奥へと行くとすぐに小田代ヶ原が見えてきました。

バス停とトイレがある展望所のベンチで一服していると、低公害バスがやってきてバス停の広場ですれ違いのための停車をしたので、あまり深く考えずに赤沼行きに乗り、戦場ヶ原を歩くべく終点で下車します。
ところが、降り立った赤沼のバス停には、戦場ヶ原は木道補修のため通り抜けできないとの表示がありました。
なんと、知っていればバスに乗らずに小田代ヶ原から泉門池を目指せばよかった。

仕方がないので、戦場ヶ原の木道を通行できるところまで往復します。



●2022年9月11日(日)
竜頭の滝(7:50)→竜頭の橋(8:05)
→石楠花橋(8:30)→幕張峠(8:50)→高山山麓(8:55)
→小田代ヶ原展望地(9:30)→低公害バス
→赤沼駐車場(9:45)
→戦場ヶ原(引き返し;10:40)


そういうわけで赤沼に戻って来たのですが、時間はまだお昼前なので、気を取り直して小田代歩道から迂回して湯ノ湖を目指すことにします。

小田代歩道も緑が鮮やかな明るい森が続きます。

途中に展望台なる場所がありましたが、この展望台から見る戦場ヶ原はちょっと藪っぽかったです。

小田代ヶ原の入口には害獣除けの柵があるので開けて入り、右手の湯滝方面へと木道を進みます。

木道はやがて小田代ヶ原の北側に出て、大岳や前白根山が遠望できるようになります。
光に溢れる素晴らしいところです。

小田代ヶ原の周回路から右に外れて泉門池方面へと行くと、ちょうど泉門池の手前で工事中行き止まりの戦場ヶ原の遊歩道に合流していきます。

泉門池から湯滝までの間の遊歩道も迂回路が指定されているみたいです。

湯滝の手前で遊歩道が二手に分かれるので、少し遠回りになりますが小滝のある湯川沿いへと右折します。
小滝は湯川の谷を下ったところにあるナメの下に位置する滝で、周囲は釣り天国でした。

谷を登り返すとすぐに茶屋の裏から湯滝にでます。

!!

いやー、ここはいつ来てもいいですね。
いつも混んでいるイメージの滝見台も今日は何故か空いていて、場所取りしなくともゆっくり見物することができました。

滝の右側の階段を登ると、10分足らずで脇を国道が通る落口に到着します。

目の前の湯ノ湖は周回する遊歩道が完備しているので、時計回りに対岸の湯元温泉へと向かいます。
湖畔はどこもシーズン最終盤の釣りを楽しむウェーダーやボートで賑わっていました。

北岸にある「湖畔」バス停から路線バスで帰ります。


2022年9月11日(日)
赤沼分岐→小田代ヶ原(12:00~12:15)
→泉門池(12:30)→小滝(12:50)
→湯滝(13:00)→湯ノ湖(13:10)→湖西岸
→湯本(湖畔バス停;13:45)

2022年9月12日月曜日

下り坂ポタリング(早渕川)

 2022年の夏は湿っぽく天候が不順な日が続いています。

爽やかな気候を期待して高原にでかけても湿っぽくて夕立ちが多いとのことなので、近所を流れている川の土手をサイクリングしてみることにします。


横浜市青葉区美しが丘西付近を水源として街中を流れる鶴見川の支流早渕川は、全長13.7kmで、歩くにはちょいと長いが、川岸をサイクリングするにはちょうどよい距離です。

横浜市青葉区の県道13号線(日吉元石川線)は、寛永寺バス停付近から突如中央分離帯が発生して急に太くなります。

急に太くなった中央分離帯の中には、暗渠の中から水が出てきて川が流れだします。
この流れが一級河川「早渕川」です。
一級河川ってなんだ?

川は中央分離帯の中を2kmほど流れて、東急田園都市線「あざみ野」駅周辺の市街地手前で一旦地中に消えていきます。

田園都市線のガードをくぐって、市街地の反対側に行ってみると、どこからともなく地上にでてきた川がコンクリートの溝の中を流れてきます。
この橋の反対側から、鶴見川に注ぐまでの10km少々の区間は、川のすぐ脇にずっと歩道が敷設されているので、走って行くと綱島の鶴見川まで行けるはず...

それでは、さっそく走っていきます。
先ずは、第三京浜道路を横切るところまで。
タイムWarp映像はこちらから。↓

動画が早すぎてよくわかりませんでした。

簡単に要所の画像をピックアップすると、以下のようになります。
住宅地の中を500mほど走ったら東名高速をくぐります。

高速の下で右にカーブするとすぐにある国道246号線の下を通り抜けて右折し、市営地下鉄ブルーラインのトラス橋をくぐった斜め左にまた川がでてきます。
ここからはしばらくの間は、ずっと両岸に道路が続きます。

JA横浜の本拠地である長閑な田園地帯を行くと、県道13号線(横浜生田線)の矢崎橋と、すぐ横に並んでいる矢先橋という似たような名前の2つの橋を横切ります。

長閑な風景の中に突如、港北ニュータウンの市街地が出現します。
片側3車線の「区役所通り」は、道中唯一横断できない道路で、脇の信号に迂回して渡ります。

市営地下鉄のセンター北駅とセンター南駅の中間にあるこの区間は、地下鉄の2路線が並走しており、両方とも高架で走っています。

地下鉄と「歴博通り」が通る都筑大橋の間は、春は桜がきれいなところです。

農地や町工場が散在する中を1km少々行くと、県道13号線と45号線(中原街道)を2本続けて渡ります。

第三京浜道路の導入路である大熊東山田線の新北川橋は南側でしか渡れないので、手前の「早渕かなりあ公園」の脇にある侍橋で右岸に渡っておいたほうが良いです。

それでは、引き続き新北川橋から鶴見川に合流するまでの↓後半の映像です。

川に沿って漫然と走っていても問題が無かったこれまでとは少々異なり、後半は少々工夫を要する箇所が2つあります。

先ずは、大熊東山田線を渡り、第三京浜の高架をくぐります。

この先しばらくは両岸に歩道が続きますが、右岸はだんだん走りにくくなっていくため、この赤いアーチの橋くらいから対岸に渡っておき、左岸を走って行きます。

途中の宮内新横浜線に新設された「高吉橋」だけは路上を横切ることができず、左側のスロープを下って橋の下をくぐります。

傾斜が少々急なアーチ状の青い「三歩野橋」を横切れば、鶴見川はもうすぐです。
これにて川岸を通行できる箇所は、あっという間に全て走行終了です。
ちょっと物足りないようにも感じたので、オマケで鶴見川を河口まで行ってみます。

それでは、綱島から第一京浜の鶴見公園付近まで↓

続いて、鶴見公園付近から河口の標識まで↓

無事首都高横羽線を望む河口に到着しました。
河口といっても標識のみで、先には埋め立て地が続き、更に沖には大黒ふ頭が浮かぶ単なる川沿いです。

●走った日;2022年9月10日(土)
 予定の倍くらい走れました。
 川沿いは下り一辺倒なのでらくちん。

=備考=
鶴見川の土手は、基本的にサイクリングコースとなっており、両岸に舗道が完備されていますが、何か所か障害があるので、要点をまとめておくと以下のようになります。

綱島から一旦河川敷に下りて東横線、綱島街道(大綱橋)の下をくぐります。

その先で道は土手の上と河川敷に分かれますが、土手は東海道新幹線を通過できず、対岸にイオンが建つ樽綱橋も通行量が多くて渡りにくいので、河川敷の道を一気に進んだ方が楽です。

樽綱橋の先の変電所の脇で土手上に登ると、500mほど先で左から矢上川が合流しますが、合流点を渡る橋が無く、一旦200mほど矢上川を遡って横断することになるので、今回は合流手前にある鷹野人道橋で対岸に渡っておきます。
渡った先は一旦ぐるっと上流側に引き返して河川敷に降りて鷹野橋の下を通過してから土手に登り返します。

環状2号線(県道14号線)の末吉橋は拡張工事中で通りにくいです。
上末吉の信号まで少し迂回して、また土手に戻ります。

環状2号の一本下流側の第二京浜(国道1号線)は、左岸側に中央分離帯があり横断しにくく、その先の東海道線・京浜東北線も線路が土手の道を遮断しているため、末吉橋と旧東海道(鶴見駅東口駅前通り)の間は右岸(南)側を通った方が楽です。

対岸にマルハンと温浴施設のある第二京浜

JR線はトンネルでくぐる。

旧東海道の橋。

京急線の先にある第一京浜で川沿いの道は遮断されるので、鶴見橋を渡って対岸へ。

第一京浜を渡ったところには土手沿いに道がついていないため、50mほど脇にある船着き場への階段を登るか、1本下流側にある芦穂橋で土手に復帰します。

階段がある場所はわかりにくいので、今回は橋を渡ってから右折し、「菅沢町平安通り」を進み...
「市場町栄町公園通り」(ゴム通りの一本手前の信号です)へと右折しました。
この通りの突き当りが芦穂橋です。
芦穂橋からは川沿いをひたすら走るとゴールです。

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