国道352号線を檜枝岐村へと向かうと、高畑スキー場の先で小豆温泉スノーシェッドの手前にふくしま国体の表示が立つ登山口があります。
三岩岳と窓明山を周回して巽沢山からここに戻ってくる登山道は、橋の手前の広くなった路肩か、2つ先のスノーシェッドの中にある分岐にある空地にクルマを停めて登って行きます。
本来であればこの斜面もスキーで滑走して戻ってきたいところですが、そのためには登山口に立つ標識の半分くらいの高さまで雪が残っていてほしいものです。
あそこは帰路に登り返しとなるため、右(標点の南側)を巻いて行くことになります。
コンスタントな傾斜を登って行くと、右の樹間から北隣の窓明山が見えてきました。
最初左に緩くカーブしながら登っていた尾根は、明瞭な凸形の1699m標点の手前で右にカーブしていきます。
疎林と適度な傾斜の雪面は1699m標点で終わり、そこから上は傾斜がぐっと緩くなり、針葉樹の疎林へと変わりました。
針葉樹の中を標高150mほど登った1845mに、屋根だけを出した避難小屋がありました。
こちらもいつかは行ってみたいところですが、はたしてスキーがあった方が良いのか良くないのか。
その左奥は奥只見や田子倉湖方面の山々でしょうか。
山頂に到着。
山頂に向けて最後の斜面を登ると、反対側の景色がぱっと開けました。
三岩岳山頂稜線の向こうには、御神楽沢の源頭を取りまく大戸沢岳、会津駒ヶ岳、中門岳の山々が並びます。
こっちは裏側の景色です。
登っているときは只見側は晴れていて強い日差しが照り付けていたものの、徐々に関東の前線の雲が帝釈山地を越えて迫ってきました。
大戸沢岳の東側の斜面もまた滑ってみたいですね。
伊南川の谷の方向には、山名の由来となった三ッ岩。
雨が降り出す前に国道まで戻るべく、往路を滑ることにします。
避難小屋の方向に向けて、左下へと緩く下って行く尾根を滑って行きます。
亀裂が入る三岩岳東面を右に見ながら快調に滑って行きます。
平坦な台地状は右をトラバースして...
往路でスキーを装着した場所でシートラして下ります。
途中スマホを落として30分少々捜索。