あなたを癒しつくす冬桜~絶景の桜山公園~
群馬県藤岡市の旧鬼石町観光情報ページのキャッチフレーズですが、そのサイトに連なる写真を見ると...
ん?どれが桜かな???
というほどではありませんが、満開なのか散り際のものなのかが判然としないですね。
ひとつ現地で確かめてみましょう。
JR高崎線/湘南新宿ラインの本庄駅南口・3番バス乗り場から、朝日自動車の神泉総合支所行きバスに40分ほど乗ると鬼石郵便局前に到着します。
今日は冬桜の名所である桜山公園へと向かう前に、寄り道して尾之窪城跡を見物しようと思い、資源化センターを目指していますが、桜山公園のみが目的の場合は、ここは単なる回り道でしかないので、最初から三杉町交差点を通り県道177号(会場鬼石)線で金丸・塩沢方面へと向かいましょう。
というか、桜山のみであればわざわざ不便な公共交通を使用するよりも、自家用車で行くのがおススメです。
冬桜の見ごろとなったこの日でも、多少混雑はしてたものの渋滞するほどではありませんでしたので。
また、最初の目的地である尾之窪城跡は消滅したと思われ、結局発見することができず、前半は単なる徒労の記録が続きます。
あるのはソーラーパネルばかりですね。
行き止まった先や周辺の植林地も物色してみますが、それらしきものは見当たりませんでした。
仕方がないので変電所まで戻り、その先の林道を暗い森の中へと入って行きます。
急斜面の植林をトラバースする林道を20分ほど歩くと、伐採により突如視界が開けて大沢対岸の山並みが見えるところに出ました。
頂上部に植林が無い正面の山がこれから目指す桜山ですが、大量の木に花が咲いている気配は感じられません。
桜山を指す古い標識がある林道を更に30分ほど進むと、クルマの往来が激しい舗装道路に出ました。
桜山公園の駐車場へと向かう舗装道路は折り返しながら遠回りしていくので、右手の排水溝沿いのコンクリート斜面を登って行きます。
コンクリートの径はすぐにかつては集落であったであろう石垣の間を進む歩道となり、民家の前に出た上で先ほどの舗装道路へと合流します。
雲尾集落の中をカーブしながら登る舗装道路は、八塩温泉からの歩道を合わせると、途中左手に桜山山頂方面へのハイキングコースを分けます。
道路の行き止まりを強引に直進すること数十メートルで植林内のトレイルに出たので、山頂方面へと道なりに進むと視界が開けて、花見客でにぎわう第一駐車場の下に出ました。
西上州の山々に点在する山上集落。
そして最も存在感を示すのが雨降山(左)と東西御荷鉾山(正面)です。
左手の桜山山頂に向かうべく、一旦下って行くあたりが、最も冬桜の多い斜面でした。
ソメイヨシノのイメージを期待するとかなりしょぼ、失礼。奥ゆかしく咲いています。
桜よりも紅葉の方が色のインパクトは大きいかもしれません。
ほんの一息で碑の立つ山頂に到着です。
ぱらぱらと咲く桜の斜面の階段を、帰路の県道177号線目指して下って行くことにします。
山頂園地を過ぎた広場の下で舗装道路を渡ると、径は普通の登山道となり、山麓の金丸へと続きます。
先ほど渡った舗装道路に出たすぐ下が県道との分岐でした。
この右カーブから左に折れる細い舗道がそれかと思い入って行きましたが、数件の別荘の様な建物の先で行き止まりとなりました。
ハイキングコースの入口はもう少し先だと思います。
駐車場のすぐ上にある紅葉の園地へと階段を登り、展望台への標識に従い進むと、鬼石市街と関東平野が見下ろせるようになり、サクラがちらほらと咲き始めると正面にリボンがはためく展望スペースが現れました。
先ほど渡った舗装道路に出たすぐ下が県道との分岐でした。
ミカン狩りや無人販売がある県道を歩いて鬼石のバス停へと向かいます。
●2023年11月18日(土)
鬼石郵便局(9:20)→資源化センター(9:55)
→409m標点(尾之窪城跡;10:10~10:40)
→雲尾(11:35)→桜山公園第一駐車場(11:55)
→山頂(12:35)→金丸(13:15)
→鬼石郵便局(13:55)