2025年4月29日火曜日

米山 (ハイキング)

 飛び石連休となったGW入口の週末に、春が訪れた越後の里山へ。


国道8号線の米山交差点の少し北にある登山口の標識を曲がり、オガチ川沿いの舗装された林道を走ると、大平集落にある大平登山口駐車場に到着します。
2025年5月12日以降より年度内一杯まで大規模増設整備計画が予定されている駐車場から、標識に従ってスタート。

登山道は、林道のヘアピンカーブを2回ショートカットした先から、本格的に登って行きます。

歩き始めから標高差200mほどの区間には、足下にはカタクリが咲き乱れていました。
標高の低い場所では、カタクリ以外にも春を告げる花が咲いています。

ニリンソウ

イカリソウ

キクザキイチゲの色違い?

イワカガミは標高450m付近から残雪が見られるすぐ下まで、咲き続けていました。

ツツジ(トウゴクミツバツツジ?)は、イワカガミの開花範囲の下半分ほどの標高で花をつけています。

標高の区別なく、日当たりが悪いところか雪に埋まる場所以外では、スミレが常に咲き続けていました。
微妙な品種を見分ける知識が無いためよくわかりませんが、恐らく標高ごとに異なる種が咲いていると思われます。


花々が目を楽しませる一方で、登山道はスタートから標高差300m少々を一気に急登していきます。

急階段を喘ぎながら登る途中で日本海が見晴らせる場所くらいとなると、ショウジョウバカマの花が目立ち始めました。

標高650mの凸にある「二ノ字」に到着すると、目指す米山の山頂が見え、以降は尾根の上を行きます。

二ノ字から標高50mほど登った地形図上の標点には、711米峰の標柱があり、大潟から直江津に至る海岸線と頚城平野が見晴らせました。


ここから登山道は一旦、距離にして500m・標高差50mほど下り基調となった後、登りに転ずるハシゴが登場すると、ブナ林の急斜面を山頂に向けて標高差350mほど一気に登って行きます。

赤ペンキでガンバレと書いた石があるあたりから、ところどころで登山道が残雪に覆われてきました。

山頂の小屋が目前となったところで、完全に残雪の上を歩くこととなり、左へのトラバースの先で雪が消えると、フキノトウの斜面の上に建つ避難小屋に到着。

避難小屋前の階段の上が、薬師堂が立つ山頂です。

北陸道米山トンネル周辺の橋から、クルマで走ってきた林道を含めて、登って来たルートが見下ろせます。

こちらは柏崎方面。

その右は、湖は見えないが谷根・赤岩ダムの方角。

その右の野田・谷根コースが分かれる先の遠くは、東頚城丘陵の山々か?

小村峠へと下って行く尾根の先は、平野にせり出す尾神岳。右足下に特徴的な城山。

春霞が懸かる頚城平野。
長い冬を終え、春が本格的に始まった雪国の里山の風景を満喫したので、そろそろ下ることにします。

登山道脇に咲き続けるショウジョウバカマを見ながら、ブナの新緑がまさに萌黄色に染まる道を下ります。

●本日の反省…里山だと思って行くとちょっとハード
 上越・柏崎の両市民に愛されている地元の低山というイメージが強く、漠然と駐車場から300mくらい登ればよいと思っていたが、実際に行ってみると1000m近い標高がある山で、登る標高差も750m以上(しかも途中で下りもあり)でなかなか手ごたえがあった。
 頚城平野や北陸道の広い範囲から望まれるランドマークなのだから、普通に考えれば当たり前だが。
 ただ、二ノ字通過以降、左手(北東)の尾根に続いている立派な林道がちょくちょく目に入ったが、あそこをクルマで登るにはどうすればよいのだろう?

 花々と残雪、ブナの森と広がる展望。素晴らしいところをよい季節に登ることができて良かった。

●2025年4月27日(日)
大平登山口(10:40)→二ノ字(標高650m;11:50)
→711m峰(12:00)→ガンバレ石(12:45)
→山頂(13:20~13:40)→ガンバレ石(14:20)
→711m峰(15:00)→二ノ字(15:15)
→大平登山口(16:10)


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