3月に入り、天候も安定したところで、雪がたくさん積もった上越の山へとお出かけです。
上越といっても群馬県側から武尊山を目指します。
結論を申し上げておきますと、山頂まではまったくお呼びではなく、行程の半分ほどで引き返しました。
ここは群馬県みなかみ町の「群馬みなかみ ほうだいぎスキー場」です。
旧名称の宝台樹スキー場の方が馴染みがある方も多いと思います。
スキー場のリフトを2本乗り継いで、第9クワッドリフトのトップを目指します。
ちょうど下の写真の右奥の頂上です。
強力に降り注ぐ日差しが眩しいですが、時刻はもう11:00。
この冬(なのか冬はいつもそうなのか)毎週末発生する関越道の玉突き衝突渋滞に今日もはまりました。
リフトトップからすぐのところで、本当は目指すはずだった武尊山(一番左)と剣ヶ峰、獅子ヶ鼻が並んで見渡せます。
時間的にあんな遠いところまでの日帰りは無理なので、ハナからあきらめて、行けるところ(というよりも滑走ができそうなところ)まで行くことにします。
尾根の途中までは先行者のトレース(スキーとワカンの両方)がありましたが、20分ほど進んだ1518m標点の付近で消えていきました。
どうやら左側を流れる名倉沢の谷へと密藪に突っ込んでいったみたいです。
やがて、左手に1635.4m三角点のあるなだらかな尾根が見えてくると、登路は左折してその尾根に合流していきます。
名倉沢と手小屋沢の間にある尾根に乗ると、それまで左手の稜線に隠れていた尾瀬と奥利根の山々が樹間から見えるようになりました。
武尊山の左側にある谷の中を通って山頂へと行くのが冬のルートとのことですが...。
夏の登山道が合流する前後を四苦八苦しながら進みますが、時折転倒を加えた急激なスピードダウンは避けられず、見上げる山頂は遅々として近付きません。
避難小屋(恐らく雪に埋まっていると思います。発見できませんでした。)を過ぎて山頂へと向かう谷を行きますが、雪の付着でアイスキャンディーの様に膨れたスキーは背負うザックよりも重くなり、そのせいか、歩く谷も帰りに滑ってくるにはあまりぱっとしません。
そして、よせばいいのに欲張って、尾根なりに右方向へ行き1635.4m標点の方を滑ろうとしますが、尾根が急かつ細くなり、往路の登山道の方へと撤退するオマケつきです。
「名倉ノオキ」って、こっちの凸のことかな?
もう、あまり考える気力もなく、地形図に登山道が描いてある西の斜面を名倉沢へと滑り始めます。
この斜面、雪質がパウダーかザラメだったら、とても快適な疎林だと思うのですが、ネバネバの片栗粉パウダーの今日は、力任せに蹴りこんでいくしかありません。
その谷の入口にある避難小屋までに、一旦100m少々下って行かなくてはなりません。
そして、先ほどからちょっと困ったことに、雪がシールに付着してどんどん膨れ上がってきました。
木の枝が張り出す、時折傾斜が急となる尾根を上り下りするのですが、この引っ付いた雪がブレーキをかけたり、高下駄のようにバランスの邪魔をしたりでなかなか進まず、一方で進まないつもりでいると突然雪がはがれて急に暴走し始めたりします。時間も14:00近くなり、そろそろ引き返すことにします。
帰り道の1692m標点…おそらく「名倉ノオキ」という名前がついている場所だと思います…から、武尊の山並みを振り返ります。
引き返すとはいえ、アップダウンが続くため滑走できない尾根上を、往路の再現で足枷を引きずりながら戻ります。
あまりの遠さと帰路に予想される厄介さから、武尊山に行けなくて残念とか恨めしい気持ちは全く起きず、雪質を心配しながらそそくさと昇り降りしていきます。
「名倉ノオキ」って、こっちの凸のことかな?
でも、ガンガンキックした割にはシュプールが全然見えないですね。
沢底に到達すると、予想通り木が密になるので、セコセコ小回りしながら、それでも難しいとところは、スノーロールが一面に転がり落ちた跡の固くぐちゃぐちゃの側面をトラバースでかわしていきます。
ただ、沢底のごちゃごちゃした区間はそれほど長くなく、すぐに林道が現れますので、惰性で直滑降していきます。
尾根を降りて名倉沢へと入ります。
この沢底への径が最も快適な斜面でした。ただし、雪質が良ければの話ですが...
結構強引に力を使ったので、スキーをしていて初めて足がつりました。
と思いきや、ストップ雪は結構な傾斜でもスキーを止めてしまうので、仕方なくスケーティングしていきます。
途中1140mの右岸枝沢から急にスノーシューのトレースがたくさんあらわれたので、おかげさまをもってスケーティングを終了し、1050mほどで除雪された舗装道路が通る広い雪原に出ました。
雪原にはスノーシューを履いた人々が散策しており、道路には何かのツアーと思われるワゴン車が数台停まっていました。
そういわれてみると、さっきスノーシューのトレースが急にたくさん出てきた沢の上流って、大幽洞窟なるものがあるのだっけ?
舗装道路の左側の樹林内(平らでしたが、結構快適に滑れました)を沢沿いに滑れるだけ滑り、ここの脇道からでてきました。
●本日の反省
もっと早起きしよう。早起きがイヤだったら前泊はどう?
いや~、でも、仮に早く出発して山頂まで行ったら、帰りの避難小屋からの登り返しはどうなるんだろう?
高度400m以上登って、狭くて落とし穴のある沢を滑った直後に、とどめにならないと良いんだけど...
いっそアップダウンが始まる前の1635mくらいを目的地にしたら?
ピークハントを意識しなければ、それがいいかも。
ただし、雪質が良いとき=結局早起きしたとき の話だが。。
●2022年3月12日(土)
宝台樹スキー場トップ (11:00)→名倉ノオキ(12:30)
→避難小屋(上部標高1700m付近;13:30)
→引き返し→名倉ノオキ(14:10)→名倉沢(15:00~林道15:10)
→ 舗装道路(レストラン幸新前15:25) →宝台樹スキー場駐車場(15:40)