平年並みの梅雨入りとなったと思う間もなく猛暑日が連続する2025年の6月中旬は、暑さと雨でどこに行くにも危険を伴うので、この時期の花見で有名な近隣で町中ウォーキングしました。
アジサイといえば鎌倉というイメージを漠然と持っているのは自分が同じ県に住んでいるからかと思い、「鎌倉」「あじさい」をWEBをざっと検索すると、結構な数がヒットしました。そこで、上位に表示される以下の3つのサイトを参考に、なるべく近接して立地している11ヵ所を巡ってみることにします。
・「鎌倉トリップ」の、鎌倉のあじさいの見どころベスト8♪【2025年版】https://kamakuratrip.com/ajisai/
・鎌倉市観光協会「鎌倉観光公式ガイド」の、【2025年】鎌倉のあじさいスポットベスト13!AIが本気で選んだおすすめランキング
・楽天トラベルの、鎌倉のあじさい名所~2025年おすすめスポット16選~
ざっくり言うと、JR北鎌倉駅から出発して、円覚寺、明月院、浄智寺、源氏山公園、亀ヶ谷坂切通、建長寺の6か所を見物して、鶴岡八幡宮を抜けて鎌倉駅近くの本覚寺と妙本寺に寄ってから、江ノ電で長谷駅まで行き、光則寺、御霊神社、成就院を巡るという行程です。
最初に結論を申し上げてしまえば、鎌倉のあじさいは以下の2つで全てが説明できます。
・明月院が質・量共に頭抜けている。
・長谷寺はそれに加えて入場者も抜きんでており、入場しなかった。(入場できないことはないものの、そこ一か所で終わってしまいそうだった)
なので、明月院以外はアジサイという視点では特筆するものが無いのですが、せっかく拝観料払って行ったので、一応記録に留めておくことにします。
JR横須賀線の北鎌倉駅を降りると、下車した乗客のほとんどが明月院を案内する駅のアナウンスに従って東口から出て、列をなして線路沿いを歩いて行きます。
行列を見送り、改札のすぐ先を左折して境内が国指定史跡となっている円覚寺へ。
総門で入場料¥500を払い、階段を登ると壮大な山門があります。
階段を戻って、山門の奥にある鉄筋コンクリート製の仏殿で宝冠釈迦如来坐像に参拝。
仏殿の横に建つ選仏場の前の道を敷地の奥へと行くと唐門が見えてきます。
唐門の中は柏槙が立つ庭で、庫裡と連結した方丈が建っており、靴を脱いで中に入ることができました。
さらに奥には開基廟という寺の創設者北条時宗公のお墓がありますが、有料(¥100)なので覗き見するだけに止めて更に先へ。
境内のアジサイは、奥へ行くほど少なくなっていき、最も多く植えてある仏殿の前でだいたいこんな感じでした。
次は鎌倉のあじさいを代表する明月院へと向かいます。
平日のお昼休みの時間帯でしたが、ギリギリ待ち時間なしで入ることができました。
入場料¥500を払って門をくぐると、想定通りのすごい人出です。
入場して5分程たつと、クラブツーリズムの旗を先頭とした団体さんが怒涛の如く押し寄せてきて、後にも先にも進まなくなってきました。
動けなくなる前に退散します。
動けなくなる前に退散します。
次は横須賀線の向こう側にある浄智寺へ。
拝観料は¥300でした。
崖下すぐにある境内にはやぐらが多く掘ってあり、すぐそばを通ったり潜ったりして進みます。
さて、次は源氏山公園へと向かうべく、アジサイが咲く浄智寺の門前を通る「葛原岡・大仏ハイキングコース」を登って行きます。
そういえば、アジサイが写っていないような...
まあ、ゼロではありませんでした。(ちゃんと咲いてました)
鬱蒼としたハイキングコースを20分ほど歩くと、葛原岡神社前に出ました。
そして、神社から頼朝像へと向かう広い道の左側に並行してひっそりとあじさいが植えてあります。
明月院を出てから一時間も経っていないせいか、どうもちょっと寂しいように感じられます。6月下旬のピークには満開となるのでしょうか...
銭洗弁天へとUターンする自販機のヘアピンカーブから左に逸れると、すぐに化粧坂へと下る分岐に到着します。
次の亀ヶ谷坂へは左下へと下って行くのですが、右の坂を登ったところには源頼朝像があります。
道路脇にあじさいがたくさん植えてあったのは県道21号(横浜鎌倉)線の交差点のすぐ近くでした。
浄智寺や明月院から目と鼻の先といってもいいところではありませんか...
県道を鎌倉方面に行くとすぐに建長寺があります。
臨済宗建長寺派の総本山だけあって、その奥にもまだまだ大きな建物が立ち並びます。
唐門(重要文化財)の右横から大庫裡の横を通って方丈(龍王殿)へ。
総門で¥500を払い中に入ると、すぐに国指定重要文化財の巨大な三門があります。
三門裏手の仏堂との間には、創建時からあると言われる県の銘木百選の柏槙があります。(その前にあじさいが咲いていました)
三門の右側にある国宝の梵鐘。
地蔵菩薩が安置される重要文化財の仏殿は工事中なので、お隣の法堂で千手観音菩薩に参拝。
ここの建物も国の重要文化財。
臨済宗建長寺派の総本山だけあって、その奥にもまだまだ大きな建物が立ち並びます。
これで市街地北部のあじさい名所?はおおよそ見たのではないでしょうか。
巨福袋坂切通を抜けて鎌倉の市街地へと向かいます。
あじさいは敷地内に5~6株くらいでしょうか。
若宮大路と反対側にある山門から外に出ると、滑川を渡ったすぐ先に妙本寺の総門が見えます。
祖師堂から眺めてもあじさいは目に入りませんが...
だいぶ時間が押してきたので、長谷までは江ノ電で移動することにします。
満員の江ノ電で3つ目の長谷で降りて長谷寺へと向かうと...
長谷寺はパスして一本北側の通りにある光則寺へと鞍替えしました。
門の隣は寺院ではなく付属の幼稚園。
総門の先は一旦宅地となり、坂を登って行くと赤い二天門周辺にあじさいが咲いていました。
一番奥の祖師堂は、結婚記念写真の撮影が一組居るだけのひっそりしたところで、鎌倉駅から5分くらいの場所とは思えない落ち着いた場所でした。
だいぶ時間が押してきたので、長谷までは江ノ電で移動することにします。
これはなんかイヤな予感。
門の下にある賽銭箱に¥100を入れて中に入ります。
おや? なんだろう。
お寺の敷地の横を5分ほど登ったところにあるのは、日郎上人が入っていた穴とのことです。
次の御霊神社は、境内で撮影するなとのことです。
撮影するなという本当の理由はこういうことだったのね。
アジサイ巡りもそろそろ最後となります。
長谷寺のすぐそばにあるあじさいの穴場とのことですが...
おや? なんだろう。
次の御霊神社は、境内で撮影するなとのことです。
あじさいは数本しか植えられておらず、特段何もない割にはやたら人が多かったので、とっとと次へ行くべく線路側の鳥居から外へ出ると、あじさいが植えられていました。
花が咲いている区間(お寺と道路と、その間にある門)の距離感がおわかりでしょうか。
江ノ電の職員の方によると、混んでて乗り切れなそうなときは(鎌倉からもその逆も)先頭車両に行ってみてとのことです。
江ノ電の職員の方によると、混んでて乗り切れなそうなときは(鎌倉からもその逆も)先頭車両に行ってみてとのことです。
最後までごらんいただき大変お疲れ様でした。
あなたの町のあじさい名所と比較してみて、行く価値があるかどうかは自己責任でご判断ください。
6月20日頃にはもうちょっと咲くかな? 咲くといいな...
思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら。
●2025年6月16日(月)
北鎌倉駅(11:45)→円覚寺(10:46~12:25)
→明月院(12:35~12:40)→浄智寺(12:45~12:55)
→葛原岡神社(13:15)→源氏山公園(13:25)
→化粧坂(13:30)→亀ヶ谷坂切通(13:45)
→建長寺(13:50~14:05)→鶴岡八幡宮(14:15~14:25)
→本覚寺(14:40)→妙本寺(14:45~15:00)
→鎌倉駅(13:05)~江ノ電~長谷駅(15:17)
→光則寺(15:25~15:35)→御霊神社(15:45)
→成就院(15:50)→長谷駅(16:00)