梅雨入り前の週末に、有休をつなげて別府観光です。
九州は仕事で何度か行ったことがあるものの、観光では初めてです。
なので、定番中の定番。世界を代表する観光地で地獄めぐり。
別府湾の奥に広がる別府には福岡空港から高速バス「とよのくに号」で2時間ちょっとです。
下の画像で下に見下ろせる道路が大分高速道路で、左の道路沿いが別府湾S.A.、中央部の海岸が地獄めぐりの地に近い別府観光港。右の平地が別府駅周辺です。
別府行きの高速バスは、国内線ターミナル又は地下鉄の福岡空港駅から、無料のシャトルバスで国際線ターミナルに移動すると、1時間半くらいの頻度で博多からやってきます。
バスは全席指定の予約制で、旅行した2023年の春にはハイウェイバスドットコムでWEB回数券を購入すると、片道×4回分が¥9,200となり、偶数人数で往復する場合はかなりお得(というか全ての公共交通の中で最安)です。
別府では温泉の噴気孔のことを「地獄」と呼んでいるそうで、街中の各所にある噴気孔を回れば「地獄めぐり」と言えますが、最もポピュラーな「地獄めぐり」は、別府地獄組合が運営する7か所の観光地化された地獄で、¥2,200/大人の共通券で全部入ることができます。
ちなみに、個別に入場すると何円かは忘れました。
それではさっそく「龍巻地獄」からスタート。
龍巻地獄は、約40分毎に噴出する間欠泉で、何もなければ熱水を30mほど噴き上げるとのことですが、残念ながら飛び散らないように4メートルほどの高さで岩で抑えられています。
事前にWEBに乗っている写真を見たのですが、静止画だとなんのことだかわかりませんでしたので、動画をちょっとだけ。
よくよく見ると、赤いのはお湯ではなく池の底に溜まった泥のようにも見えます。
7か所の地獄のうち、龍巻地獄と血の池地獄の2つだけが、他とは少し離れた場所(野田)にあり、公共交通機関を使うと少々時間の制約が生まれます。
全ての地獄には十分な規模の駐車場があるので、この時は全箇所をレンタカーで回りましたが、バスのみを使用する場合で半日未満という時間制約があるときは、鉄輪(かんなわ)にある残りの5か所のみか、その中の代表的なものを見物することになります。
それでは、鉄輪に移動して「かまど地獄」から。
ここは完全なアトラクション施設ですね。
他の地獄に色や形を似せたミニチュアの地獄がそろっていました。
ここも100℃近い水蒸気が噴出しており、周囲が煙って見えません。
ただ、熱湯の噴出はここだけで、実質はワニの展示場所です。
さすがに龍巻地獄に相当する間欠泉は無いので、その代わりにガイドのおじさんが熱水に向けて線香の煙を送り、水蒸気を煙に変えて見えるようにするアトラクションをやっていました。
かまど地獄の道路を挟んだ向かい側には「鬼山地獄」があります。
ワニはたくさんいましたが、撮影し忘れました...
鬼山地獄の入口前の「みゆき坂」のすぐ下には「白池地獄」があります。
血の池地獄やかまど地獄と同様、売店の中を通り抜けたところに地獄がありました。
これが白色かは主観によって分かれるところかと思います。
池以外には淡水魚の小規模な水族館がありました。
残るは「海地獄」と「鬼石坊主地獄」の2か所です。
この2つは、かまど地獄から見て白池地獄とは反対側の、坂の上側に2つ並んであります。
海地獄の茅葺屋根の入口を入ると、大きな緑色の池があります。
この色が海なのか?と思いますが、この緑色の池の奥。上の画像の左端にちょっと煙が上がっているところが海地獄です。
観客も少なく、最ものんびりできるところでした。
ちなみに、地獄めぐり7か所のうち、国指定名勝なのは鉄輪の海地獄と白池地獄、野田エリアの龍巻地獄、血の池地獄の4か所。
足湯があるのは鉄輪の海地獄、かまど地獄、鬼石坊主地獄と野田の血の池地獄の4か所でした。
鉄輪の5か所は、交通の便が比較的良いのと、300mくらいの範囲に固まってあるので、回りやすいです。
博多や福岡空港から高速バスでやってくる場合も、白池地獄のすぐ裏にある国道500号線の「鉄輪口」バス停で降りることができます。
別府駅から一番わかりやすいのは、西口の3番乗り場から1時間に2本ほど出るサファリ線(行先はAPU、サファリ、仙人田など)で15分ほどです。(行先と所要時間は異なりますが、東口からも複数の路線があります)
ただ、地獄蒸し工房も、周辺の観光施設と比較するとかなり良心的ではあるものの、いわゆる観光施設のカテゴリーに入り、地獄蒸しの体感が主となります。
なので、一番安いコースで済ませてから地獄蒸し工房を出ると、目の前に「鮮魚店の居酒屋」なるお店が。
思わず引き込まれてみると...
「お魚自慢」の看板に偽りなし。
メニューには揚げ物が多いですが、鮮魚を注文しましょう。
外れることはないと思います。
さて、ここからはオマケです。
別府駅から鉄輪を通り過ぎて、サファリ線のバスをそのまま乗り続けると、APU(立命館アジア太平洋大学)の1つ前に「十文字展望台前」というバス停があります。
北浜のホテルから歩いて夜景に見来れたな...
家に帰って来て週末が過ぎたら、何と西日本は梅雨入りしてしまいました。
最後の晴れ間だったのね。
●行った日:2023年5月26日(金)