開山祭の5月5日はわかりやすい休日ですが、閉山祭が行われる10月25日はこれといった目安もなく、意識していても記憶に留まらない人がほとんどではないでしょうか。
そんな閉山祭の日に登山口である中禅寺湖畔の二荒山神社中宮からスタートします。
国道120号線沿いや中宮祠前にたくさん駐車場がありますが、今回は神社の奥日光側にあるこの鳥居の先にある第2駐車場にクルマをとめました。
ここって、わざわざ自家用車で来なくとも、公共交通機関で十分登れるじゃないかって?
まあ、そうおっしゃらずに、それなりの理由はあったのですが、、、
先ずは本殿参拝後にすぐ右にあるこの社務所で記帳し、入山料¥500を払ってお守りと登山案内のチラシをもらいます。
社務所正面の登拝門をくぐり、続く階段を登って登山開始。
頂上までの道中は、多くのSNSに掲載されているので説明は省略します。
遙拝所の四阿がある一合目 |
紅葉が点在する笹原の中の林を登って行きます |
3合目からしばらくは舗装された林道を行きます |
4合目の鳥居から舗装道路を離れて登山道へ |
避難小屋のある5合目 |
6合目の石碑は夏の間に色落ちしてしまいました。 |
7合目付近の小屋があるあたりは石が大きく、勾配も急に。 |
瀧尾神社のある8合目 |
ここからは傾斜も緩くなり土の道に |
樹林を抜け出ると青空が広がりました |
赤い砂礫の径になると頂上は間近です。
頂上の二荒山神社奥宮に到着。
振り返ると日光側は一面の雲海です。
神社横に立つ二荒山大神は雲に乗り天空を往くかの様。
この世界を独り占めしたいがために、冬季は登山禁止にするのかと思ってしまいます。
頂上の西側にある太郎山神社の先には白根山が雲上に肩を並べます。
その右手の太郎山(写真に左側の山)は頂上に雲がかかります。
見下ろす戦場ヶ原。
大パノラマを満喫した後は、北側の志津乗越に下るべく、奥宮の反対側に向かいます。
あっちの方が高いみたいです。
一番高いとこには巨大な刀が立っていました。
刀から振り返る奥宮。
時折流れてくる雲に隠れます。
さて、それでは下山。
志津乗越に向けて火口の東縁を行きます。
最初は明るく開けた笹原の平坦な道です。
どんどん下って登山道の右側が崩れたところから先は、深い樹林内を行きます。
徐々に登山道が深く掘れたところが増えてきます。
掘れた登山道に入り込んだり、脇を巻いたりしながら降りて行きます。
砂防ダムが続く沢に出たら、すぐ下が2合目です。
志津乗越はもうすぐ。
えっ。こんな小さな小屋に寝泊まりできるの?
と思ったら、すぐ先に立派な志津行屋避難小屋。
隣に建つ祠のすぐ先で、、、
林道にでます。
砂利道を数分歩くと大真名子山への登山道と女峰山へ向かう志津林道が出合う志津乗越です。
乗越からは舗装された林道を下ります。
山々は終わりかけの紅葉に色付いていました。
そして、林道にもわずかに紅葉が残ります。
車止めのある梵字飯場跡に到着しました。
さて、飯場跡からは予めデポしてあった自転車に乗り、クルマ回収を兼ねた奥日光見物です。
赤沼茶屋から戦場ヶ原の遊歩道へ。
さらに竜頭の滝上の駐車場から竜頭の滝へと遊歩道で観光です。
●本日の反省
今日の反省は少々難しい。
中宮から山頂まで3時間弱で行けるのなら、東京を始発で出発し、9:00頃から登り始めても十分に帰って来れるではないか。
もしかすると、自転車で通過した径を徒歩で歩いても、明るいうちに竜頭の滝まで到着できたかもしれない。
計画時に参考とした「山と高原地図⑬ 日光」(昭文社)は、シリーズの中でも特にコースタイムが長めに表示されていることはわかってはいたが、5割増しとは。。。
このコースはわざわざ自家用車で来る必要はなかったのではないか?
と思ったのも束の間。
帰宅しようと思い、いろは坂に向かうと、華厳の滝駐車場を過ぎてすぐのところから渋滞で全く進まなくなってしまった。
平日というのに恐るべし、紅葉の日光。
とっととUターンして金精峠経由で帰宅した。
ずっと並んで渋滞の距離を確認した訳ではないので、もしかすると少し我慢していれば問題なかったかもしれないが、迂闊に路線バスに乗っていたらその日のうちに家に着けたのだろうか。
というわけで、自家用車の利便性が遺憾なく発揮できた。(かもしれない)
2018年10月25日(木)
二荒山神社(8:00)→作業道(8:30)→四合目(8:50)
→五合目避難小屋(9:05)→八合目避難小屋・瀧尾神社(10:10)
→男体山頂(10:45~11:10)→三合目(12:10)
→志津避難小屋(12:35)→梵字飯場跡(13:50)
→(自転車)→赤沼茶屋(14:20~15:20:戦場ヶ原自然研究路散策)
→竜頭の滝(15:30~40)→二荒山神社(15:55)