2025年5月3日土曜日

野反湖西岸の山々(BCスキー;三壁山~高沢山~エビ山)

 野反湖道路が開通した2025年4月23日の「野反湖登山案内センター」ホームページでは、雪に埋もれた白砂山登山口やトイレが写っていました。

ここ数年稀に見る雪の多さとのことなので、これはチャンスだと思って出かけたのですが...


8日前の登山案内センターHPでは、表示部のみが顔を出していた登山口の看板は、(登山道はまだ雪の下ではあるものの)周辺の地面がすっかり見えるくらいに雪解けが進んでいました。

先ずは登山口駐車場前の舗装道路を直進して、野反湖の堰堤を歩き対岸のキャンプ場へと向かいます。

対岸の坂を登るとすぐにビジターセンターが見えてきましたが、その周辺に結構な台数が停められる駐車場が除雪されていました。…ここまでクルマで来ればよかった。
ビジターセンター前を右折し、コテージが並ぶヘアピンカーブを登って行きます。
このあたりの雪の量はとてもスキー滑走できるものではなく、もう止めて帰るか、ハイキングに変更しようかと思いつつも、一応奥の登山口まで登ってみることにします。

キャンプ場の上まで上り詰め、三壁山登山口に到着したとたん、急に雪が増えたので、これはもしかすると と思い直して登って行くことにしました。

が、登るにつれてブッシュで雪が寸断されているところが出現しはじめて、登山口の雪量はダマシだったことがわかってきました。

ちょっと、同じ場所を滑って引き返す気がしないなあと思いながら先へと進むと、稜線が近づくにつれて、地面はほぼ雪で覆われるようになってきました。
雪で覆われているといっても、木々の間隔が狭くて滑るには苦労しそうな緩斜面ですが、やがて見えてきた三壁山の東の尾根はそこそこの雪が残っているのが見えました。

尾根を進むと、徐々に視界が開けてきて、振り返ると下水内-南魚沼郡界の山々が望めます。
一番遠くはもしかすると苗場山かな?

右手(西)の木々の間からは魚野川を挟んだ岩菅山。

左の眼下に野尻湖、湖畔の八間山、左側の白砂山を望みながら稜線を歩いていくと、森の中にある三壁山山頂に到着しました。
三壁山の東斜面は、雪が残り少なくなった今となっては貴重な滑走場所の候補ですが、何故か周囲は見晴らせず、この下に残雪が続いているのかは定かではありません。

なので、目の前に唯一視界が開けている南側の高沢山への尾根を滑って行くことにしました。

が、距離にして300mほど滑った次の小ピークの手前で早くも雪が途切れました。
幸い登山道すぐわかったので、少しの距離を歩いて次の残雪面に到着しますが、、、

次のピークへの道も似たようなものでした。
稜線のブッシュをいちいち歩いていくのは面倒なので、思い切ってテキトーに滑ることにします。

というわけで、雪の量が多い稜線の左(東)側を滑り、登山道まで戻れなそうになると歩いて登り返します。

隣に見えてきた高沢山へも雪を拾って滑り、滑れなくなったらコルまで登り返して稜線を登り、いつしか雪が無くなった高沢山へ。
高沢山から先の2つの凸も、100~200m滑っては登るということを繰り返していきます。

そして、エビ山が見下ろせるところまで来ましたが、この先はとてもスキーで移動できるような感じではなさそうです。
エビ山の山頂は通らずに手前(北)側の雪の上を巻いて行った方がよいと書いてあるガイドブックもありますが、そんなことをしたらブッシュ地獄にはまりそうです。

なので、登山道を歩くハイキングに変更。

土の上を歩いて到着したエビ山から、越えてきた黒い山々を振り返ります。

稜線の登山道は草津方面を遠望しながら弁天山・野反峠へと続いて行きますが、もういい加減この辺で帰ることにします。

キャンプ場へと戻る雪のない登山道を、スキーを担いで歩いて行くと、

徐々に雪が増えてきて、

湖岸へと下りはじめる「エビの見晴台」というところからは途切れずに続くようになったのでザックから板を外して滑って行きます。

それでも登山道沿いはすぐに雪が途切れてしまったので、残雪が豊富に見える場所を選んで、遊歩道が通る湖岸までなるべく最短距離で滑って行くことにします。

登山道が無いので、本当に雪が無くなってしまった場合はブッシュ漕ぎとなるリスクはありますが、標高差が150m足らずなので何とかなるさと楽観しているうちに、釣り師が糸を垂れる湖岸に無事到着。

ところどころ水没している遊歩道(野反線歩道)を北へ向かって歩くと、ニシブタ沢手前にある第2キャンプ場の先から除雪されており、なんと洗い場まで用意されていました。
今日はいったい何をしていたのかよくわかりませんでしたが、最後にスキー道具がキレイになって、なんだか得した気分となり歩いて行くと、ビジターセンターの前にでました。

野反湖の入口にある野反峠から見る西岸の山並みです。

今日のルートはだいたいこんな感じ。
いまさらですが、よくここにスキー持って行ったもんだな。
見た目の感覚に従って行動する(やめておく)のが正解でした。

反対側の東岸の八間山はもう雪なんかほとんどなくて初夏の様相ですね。

●本日の反省…反省にもならん
 せっかく遠くまで来たのに/とてもいい天気だから、中止するのはもったいない と感じるのならば、やり方を変えなくては。
 同じ場所を残雪期のトレッキングとして歩けば、静かな素晴らしい山旅となったに違いない。(スキーを背負っていると静かではあったが、素直に素晴らしいとは言えない)

 それにしても、この山域のスキーシーズンは極めて短いことを実感した。
 降雪量が多い年の道路開通当日くらいまでが勝負ではないだろうか。
 もちろん、道路開通前に六合からはるばる歩いてくるほどの篤い志などは持っていない。


●2025年5月1日(木)
野反湖バス停(白砂山登山口;8:00)
→野反湖ビジターセンター(8:13)
→三壁山(10:10)→高沢山(11:25)
→エビ山(12:15)→野反湖畔(13:00)
→野反線歩道→野反湖第2キャンプ場(13:20)
→野反湖ビジターセンター(13:45)
→野反湖バス停(13:55)



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