2022年9月26日月曜日

下り坂ポタリング(奥多摩むかしみち)

 悪天候と台風に見舞われた2022年のシルバーウイークは、最終日になってやっと晴れ間が広がりました。

とはいえ、前日までは全国で降雨の被害が大きい地域も多く、お出かけはリスクの少ない近所の都会としました。

東京都の青梅街道に沿った というよりも旧青梅街道ともいうべき「奥多摩むかしみち」です。
晴れたとはいえ、奥多摩湖も山沿いはまだまだ湿っぽかったです。


むかしみちを奥多摩湖から奥多摩駅へと下った動画は3つに分かれています。
(行をクリックするとTimeWarp動画が始まります。YouTubeの字幕をオンにすると、ちょっとした注釈がでます)

 (道路と山道のハイキング)

 (舗装道路のサイクリング)

 (舗装道路や遊歩道、不整地のサイクリング)

サイクリング業界では奥多摩駅からスタートして山登り方向に進み、帰りは青梅街道(国道411号線)を下ってくるコースが多く紹介されており、鉄道を使用した輪行ならばそのルートがベストと思われますが、お年寄りには体力面でとても厳しいことと、コースの奥多摩湖側はほとんどが登山道のようなコンディションなので、クルマで自転車を運べるのであれば山を下る方向のみを、自転車と徒歩それぞれの区間に適した方法で行くのが楽ではないかということで、今回の方向としました。

最初に徒歩で歩いた区間の動画です。

スタートのふれあい館の上に見える山上集落を目指します。

舗装された林道をぐいぐい登って行くと、途中でほんの少しだけ奥多摩湖が見下ろせます。

ひと山(というか青梅街道の中山トンネルを)越えると、山の反対側の集落の中を通過して、舗装道路の発電所・浄化センター入口ゲート近くにでます。


通称「西久保の切り返し」と呼ばれているヘアピンカーブで舗装道路にでてからは、境橋まで国道沿いに下って行きます。白髭トンネル沿いで少々舗装が途切れますが、ほとんどが緩い下りで、快適な自転車走行ができます。

右手に境橋を見下ろしながら白髭トンネル出口の上を横切ると、道は国道から離れ、多摩川の対岸を走って行き、立派なトイレがある不動の上滝まではずっと下り坂です。
尚、境集落の中にある「境の清泉」は、むかしみちを一本外れた少し下にあるので、高速で走行していると見逃してしまいます。


不動の上滝から下は、一旦登りとなった後に階段も交えたアップダウンが続きます。
最後の槐(さいかち)木の観光トイレからは、よく整備されているとはいえ、時折やっとすれ違えるくらいの幅となる登山道を急降下していくので、調子こいて止まれなくなると甚だ迷惑で、顰蹙を買わない様に気を付ける必要があります。

思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●行った日;2022年9月25日(日)
小河内ダム(奥多摩水と緑のふれあい館;8:35)
→西久保の切り返し(9:00)→しだくら橋(9:10)
→不動の上滝(9:20)→桧村(9:35)→さいかち木(9:45)
奥多摩駅(9:55)



2022年9月18日日曜日

下り坂ポタリング(奥武蔵グリーンライン)

 埼玉県飯能市から秩父市に向かって走る西武池袋線・秩父線の北側に沿って連なる関東山地の山中に広域林道のグリーンラインが走っています。

この山並みは横瀬町芦ヶ久保の丸山(標高960m)を最高点として、関東平野に向けて徐々に標高を下げてきているので、西から東へと走れば下り一辺倒でさぞや楽ちんだとおもっていたところ、2019年の台風16号により各所で寸断されてしまい、それどころではなくなってしまいました。

しばらく忘れていたところ、最近になって去年(2021年)の夏に復旧していることに気付いたので、天候不順のこの夏に緩く走行してみることにします。

完全走行のためには秩父盆地の東側か西武線の芦ヶ久保駅から埼玉県民の森を経由するのですが、丸山と大野峠の間がまだ通行止めなので、大野峠を起点として飯能まで下ってみました。

林道を下った動画は4つに分かれています。(行をクリックするとTimeWarp動画が始まります。YouTubeの字幕をオンにすると、ちょっとした注釈がでます)





本当は西武線沿線の武蔵横手か高麗の駅に下ってきたかったのですが、どこかで道を間違えて山の反対側に下りてしまったので、帰りは高麗神社と巾着田に寄り道しました。
あと、大野峠付近が通行止めだったため、自転車はあらかじめ峠にデポして、駅から大野峠までは歩いて登りました。

動画前後の行き帰りの模様と、寄り道した奥の院は、静止画で以下に掲載します。
それでは、大野峠へのアプローチからです。

道の駅あしがくぼの第二駐車場は、芦ヶ久保駅への坂道の入口、道の駅の対岸にあります。

国道299号線のこの看板から、県民の森目指して果樹公園の方へと登って行きます。

果物狩りの農家が散在する山道を登って、この正面からが登山道となります。
舗道道路を右へ行ってしまうと個人宅の玄関になってしまうので気を付けましょう。

林業用の径を改修した立派な登山道が丸山目指して登って行きます。
標識も完備されており迷う心配はありません。

径いっぱいに広がる栗のイガを踏みながら登ると、舗装された林道を横切ります。

本当はここもチャリで走れるといいのですが、この先が通行止めだそうです。

林道を横切ると、今度は県民の森の舗装された遊歩道を横切ります。
この周辺から丸山の先までは、県民の森として園地化されていました。

県民の森のトイレの横から最後の登りで豪華な展望塔のある丸山山頂に到着です。

山中の巨大な塔は宝くじが外れたお金が活用されていました。

立派な展望台ですが、今日の展望は今一つです。
唯一秩父市街の方向だけ視界が開けていました。

先へ進みます。

大野峠のすぐ上の896m標点は、パラグライダーのテイクオフになっており、視界が開けています。

それでは、古い四阿の立つT字路、大野峠からチャリでスタート。

まずは高山不動奥の院がある関八州見晴台の登り口までの動画です。

想像していた以上に登りが多く、漕ぎ疲れてしまったので、奥の院まで往復して足をほぐします。

ガスに煙った山頂から引き返して、再び林道を下ります。

顔振峠を経由して阿寺の宋林寺付近までは、グリーンラインの中でもアップダウンが少ない区間で、特に厳しい登りはほとんどありません。

しかし、その先からはジェットコースターのような上り下りが連続するようになります。
登りで疲れたので脱力して下っていると、西武線沿線とは反対側の鎌北湖側に下りてしまいました。

鎌北湖から県道30号線まで下って、池袋線方面に向かうことにします。

県道30号線を走っている途中、少し逸れたところにある高麗神社に参拝していくことにします。
はじめて来ましたが立派な神社です。

高麗といえば巾着田?
なので、曼珠沙華が見頃ちょっと前の巾着田にも寄ります。
途中ぼーっと走っていたら道を間違えて、くたくたです。

お、この辺から結構咲いてます。

行動制限のため「曼珠沙華まつり」の開催が見送られた昨年と一昨年は、主催者の方々は人が集まらないように毎日草刈り機で開花前の花を刈り続けて、とても無念だったとのことです。
三年ぶりの開催(シルバーウイークから10月2日まで)の今年は、会場のボランティアの人たちもなんだかとても嬉しそうに感じるのは気のせいでしょうか。
入場料は¥500に値上がりしましたが...

巾着田から池袋線の高麗駅までは徒歩でも10分少々です。

●走った日
 2022年9月17日(土)
 道の駅あしがくぼ(8:35)→丸山(10:25)→大野峠(10:50)
→関八州見晴台(11:40)→阿寺(12:10)→鎌北湖(13:05)
→高麗神社(13:50)→巾着田(14:45)→高麗駅(15:15)

●本日の反省;
・道をどこで間違えたのかさっぱり思い当たらないし、動画を見てもわからなくてこまった。
・思いのほかアップダウンが激しくて、下り坂人生にとっては、まいった。
 とはいえ、自転車で基本下り坂のコースが、トラックログによると全行程の距離は43.7kmとのことだ。
 フルマラソンランナーってすごい。


2022年9月13日火曜日

奥日光 (ハイキング)

日本列島に長らく前線が滞留していた2022年の夏も、シルバーウイーク前の週末についに高気圧がやってきました。

湿気が去った高原の爽やかさを体感しに、奥日光へハイキング。
…戦場ヶ原が木道補修中で通り抜けできなかったため、竜頭の滝、小田代ヶ原、戦場ヶ原、湯滝&湯ノ湖の変則行程です。

午前8時前の竜頭之茶屋は開店前で立入禁止のロープが張られていました。
茶屋に入らないと滝を見ることができないことを改めて思い知らされながら、仕方なく茶屋の裏手から2つある滝の片方だけを拝んで出発です。

茶屋前の滝は見ることができませんが、上流に続く滝のような流れを時折見ながら遊歩道を登って行きます。

遊歩道を10分ほど歩くと、国道120号線が再び川を渡る橋の上から竜頭の滝(の上に続く渓流)とその先の中禅寺湖が見下ろせます。
日光を代表するいくつかの光景のうちの一つがさっそく登場です。

国道の橋の上からは、遊歩道はシングルトレイルに変わり、渓流沿いに登って行きます。

時折きれいな花が咲いていますが、よくよく見ると近所の公園にも咲いていそうなミゾソバとダイモンジソウでした。

それでも脇を流れる湯川の流れと周囲の青々とした森は、他の山域ではほとんど見ることができない瑞々しい爽快な風景です。

石楠花橋からは、千手ヶ浜方面に向かう舗装された林道に一旦入ります。

林道の幕張峠(特に標識はありませんが左手に高山方面への分岐があります)で高山の方へとちょっと寄り道します。
晴れた日の高山の北麓は、白樺とミズナラの林が青空に生えてとても美しいです。

来た道を戻り、舗装道路を奥へと行くとすぐに小田代ヶ原が見えてきました。

バス停とトイレがある展望所のベンチで一服していると、低公害バスがやってきてバス停の広場ですれ違いのための停車をしたので、あまり深く考えずに赤沼行きに乗り、戦場ヶ原を歩くべく終点で下車します。
ところが、降り立った赤沼のバス停には、戦場ヶ原は木道補修のため通り抜けできないとの表示がありました。
なんと、知っていればバスに乗らずに小田代ヶ原から泉門池を目指せばよかった。

仕方がないので、戦場ヶ原の木道を通行できるところまで往復します。



●2022年9月11日(日)
竜頭の滝(7:50)→竜頭の橋(8:05)
→石楠花橋(8:30)→幕張峠(8:50)→高山山麓(8:55)
→小田代ヶ原展望地(9:30)→低公害バス
→赤沼駐車場(9:45)
→戦場ヶ原(引き返し;10:40)


そういうわけで赤沼に戻って来たのですが、時間はまだお昼前なので、気を取り直して小田代歩道から迂回して湯ノ湖を目指すことにします。

小田代歩道も緑が鮮やかな明るい森が続きます。

途中に展望台なる場所がありましたが、この展望台から見る戦場ヶ原はちょっと藪っぽかったです。

小田代ヶ原の入口には害獣除けの柵があるので開けて入り、右手の湯滝方面へと木道を進みます。

木道はやがて小田代ヶ原の北側に出て、大岳や前白根山が遠望できるようになります。
光に溢れる素晴らしいところです。

小田代ヶ原の周回路から右に外れて泉門池方面へと行くと、ちょうど泉門池の手前で工事中行き止まりの戦場ヶ原の遊歩道に合流していきます。

泉門池から湯滝までの間の遊歩道も迂回路が指定されているみたいです。

湯滝の手前で遊歩道が二手に分かれるので、少し遠回りになりますが小滝のある湯川沿いへと右折します。
小滝は湯川の谷を下ったところにあるナメの下に位置する滝で、周囲は釣り天国でした。

谷を登り返すとすぐに茶屋の裏から湯滝にでます。

!!

いやー、ここはいつ来てもいいですね。
いつも混んでいるイメージの滝見台も今日は何故か空いていて、場所取りしなくともゆっくり見物することができました。

滝の右側の階段を登ると、10分足らずで脇を国道が通る落口に到着します。

目の前の湯ノ湖は周回する遊歩道が完備しているので、時計回りに対岸の湯元温泉へと向かいます。
湖畔はどこもシーズン最終盤の釣りを楽しむウェーダーやボートで賑わっていました。

北岸にある「湖畔」バス停から路線バスで帰ります。


2022年9月11日(日)
赤沼分岐→小田代ヶ原(12:00~12:15)
→泉門池(12:30)→小滝(12:50)
→湯滝(13:00)→湯ノ湖(13:10)→湖西岸
→湯本(湖畔バス停;13:45)

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