平原を走る東武日光線が栃木に近付く前に左手に見えてくる太平山と、利根川を渡った東北自動車道の正面に見えてくる三毳山は、それぞれ見渡す限りの関東平野が最初に隆起する丘陵で、お互いの山麓は近いところで2kmほど。一時間足らずで行き来できる距離にあります。
最も高い場所でも太平山の隣の晃石山が419mで、三毳山(青竜山)229mと、山麓の標高が50mくらいであることを考えると、山というよりも丘で、実際山頂や稜線には神社やアンテナが立っており、登山の対象とはならないため、あの丘の上に立つとどこまで見渡せるのだろうと思いながらも、いつも素通りするだけでした。
さて、どんなところなのでしょうか?
■太平山
県道11号線のぶどう団地入口交差点からぶどう通りを1kmほど走ったところにある林道下皆川線の起点付近にある「林道ふれあい施設」の駐車場から、舗装された林道を登ったすぐのところにある右下への径に降りてぶどう通りと並行に歩いて行くと、太平山の東参道の入口があります。
JR両毛線の大平下駅や東武日光線の新大平下駅からも同じくらいの時間でここに来ることができます。
遊覧道路に出てすぐのところにある標柱は、謙信平が舗装道路の先なのか階段の上なのかわかりにくい標記ですが、道路を行くとすぐに謙信平の駐車場でした。
社殿の前であじさい坂方面から来る表参道と合流します。
最初のビューポイントからは、山麓の平地に小島の様に浮かぶ中山が見下ろせます。
左の尾根が登って来た尾根で、中山との間の谷を走る道路がぶどう通り。
駒形石という岩の先でも展望が開けます。
東京は左と右の建物群のどちらだろう?
中央のピラミッド型が大山で、右に連なるのが丹沢でしょうか。
パラグライダーのテイクオフを過ぎると間もなく、山頂に神社の立つ晃石山に到着です。
展望解説付きの山頂表示板がありました。
ふむふむ。中央の三角形が男体山で、右の白いのが女体山か...
東京は左と右の建物群のどちらだろう?
男体山の左にあるはずの白根山は雲が懸かってほぼ見えませんね。
山頂の下には本物の神社(晃石神社)がありました。
神社の前に置いてある鏡石は座りやすそうだったので、うっかり座ろうとしたら注意されました。
晃石山からは明るい落葉樹の尾根となります。
ビューポイントもあるよ。
そして、桜峠が近づいてくると、右側通行の手摺階段が登場し、延々と下って行きます。
整備されすぎの贅沢なハイキングコースに驚きながら桜峠に到着。
休憩施設が充実していますが、北風の強い今日は冷風が集まってきて通り抜けます。
桜峠からも陽だまりの登山道が続き、30分ほどで馬不入山に到着します。
下山する岩船駅方向の反対側に展望台の表示があったので行ってみると、晃石山よりも見晴らしが良く、木々をごうごうと揺らす北風も弱まったのでお昼休憩。
馬不入山からの下りは、山名の通り馬運ができないほどの急降下が続きました。
尾根上の凸を1個登り返して、
No.9の表示がある分岐は左の落ち葉に埋もれた目立たない方が岩船駅への径です。
さらに急降下して到着した登山口の前を通るぶどう通りは、思いのほか交通量が多いことに驚きます。
岩船駅への径は、少し左側でぶどう通りを渡った先にある階段を降りたところから続きます。
■岩船山
駅への道路から見えた岩塔をこんな感じで見るように舗装された林道を登って行くと、石切場の跡と思われる岩壁を横目に見ながら...
↑この下って、戦隊シリーズのロケ地で、爆破体験やってないか?
岩船山頂の高勝寺に到着しました。
寛保2(1742)年建立の県指定文化財、仁王門の奥の階段の上に本堂があります。
岩船山高勝寺は、宝亀2(771)年に開山されたと伝えられる、かつては「関東の高野山」とも呼ばれた地蔵菩薩を奉るお寺で、ご利益は子宝とのことです。
高勝寺の階段を降りて直進したすぐのところにある踏切の右手(西)には、低い丘陵が並んでいます。
次はあちらの三毳山へ向かうことにします。
■三毳山
岩船駅付近から三毳山へは、田畑の中の道を40分ほど歩いて行きます。
踏切を渡って、岩船山がこのくらいに見えるところから、
途中で甲塚古墳の横を通りました。
ただ、旧50号は歩道が無いか、あっても狭く、安心して歩けないので、裏道探しがポイント。
カタクリの季節ではない今は全く人気のない管理センターの奥へと行くと、カタクリ群生地とハイキングコースに分かれるので、右のハイキングコースを登って行くと、アンテナの立つ三毳山(青竜ヶ岳)まで一気に登らされます。
展望は良いのですが、ブッシュが邪魔でした。
青竜ヶ岳からは公園内を行くことになりますが、整備された階段の段差がヒザくらいの高さで、いきなりカラダを削りにきます。
高低差が少なくなるとトレイルが入り組んで分岐がたくさん登場し、公園内のマップを持っていないと、どこに向かっているのかがよくわかりません。
そして、ところどころの岩に名前がついていて、この花籠岩からの展望が比較的良かったです。
舗装道路が出合う三毳の関跡という四阿から階段を登って行くと、犬石という名前の岩が2回でてきて、トイレや休憩場所がある山頂広場という広場に出ました。
ただ、三毳神社へと下る途中にパラグライダーのテイクオフがあり、その東側には三毳山ではじめての障害物が無い展望が開けました。
筑波山までまっ平らですね。
佐野SAから蛇行しながら丘の中へと入って行く東北道が見えました。
ただ、公園全体でこことパラグライダーのテイクオフ、三毳神社以外はほとんど展望なし。
舗装道路の分岐の中間の尾根を登って行くと、中岳というところに行くらしいので登って行くと、アンテナの立つ中岳は特に展望がありませんでした。
いつもあそこからこちらを見てたのね。
そして、その先の遥か遠くに目を凝らすと、大岳山の向こうに薄っすらと富士山が見えるではありませんか。
神社の階段を降りてまっすぐ下ろうとしたらヤバいくらいの急傾斜だったので、ヘアピンカーブが連続する舗装道路をひたすら下り、南口の駐車場にたどり着きました。
神社の階段を降りてまっすぐ下ろうとしたらヤバいくらいの急傾斜だったので、ヘアピンカーブが連続する舗装道路をひたすら下り、南口の駐車場にたどり着きました。
南口を出ると、目の前が道の駅みかもです。
●本日の反省…恐るべし、みかも山公園。
下山した道の駅に「みかも山公園のハイキングマップ」があったので見てみると、”佐野市と栃木市にまたがる県内最大の都市公園”とのことだが、設定されているハイキングコースが全て
5km以上で最長9km。コースタイムも1時間40分から3時間20分と書いてあった。
「都市公園」って何だ?
佐野や栃木が都市かどうかは置いておくとしても。
まあ確かに庭園などの公園施設は各所に配置されてはいるが。
迷子にならないようにあらかじめマップを用意しておいたほうが良いかも。
●2026年1月30日(金)
林道ふれあい駐車場(8:30)
→東山道入口(8:40)→太平山遊覧道路(9:05)
→謙信平(9:10)→太平山神社(9:23)
→太平山展望台(9:30)→奥宮(9:40)
→富士浅間神社(太平山;9:48)
→ぐみの木峠(大中寺分岐;10:05)
→駒形石(10:18)→晃石山(10:33)
→晃石神社(10:38)→桜峠(11:10)
→馬不入山・展望台(11:40~12:00)
→ぶどう通り登山口(12:26)→鷲巣溜(12:37)
→高勝寺(13:06~13:20)→両毛線踏切(13:33)
→甲塚古墳(13:52)→かたくりの里(14:11)
→青竜ヶ岳(三毳山;14:48)→中岳(15:30)
→三毳神社(15:45)→みかも山公園南駐車場(16:10)



















0 件のコメント:
コメントを投稿