雪解けが早い2018年のゴールデンウイークの山スキー。
先週の上越が小雪で空振りとなり、確実に雪が残っているところを考えたあげく、ここなら大丈夫だろうと、白馬岳にやってきました。
白馬駅前から登る除雪開通されたばかりの林道で村営猿倉荘へ。
ゴールデンウイーク初日だけあって、一番奥の駐車場は午前8時には既に満車となっていました。
山荘より下にある駐車場は数台しか駐車していなかったので、こちらにクルマを停めて、林道を登り、奥の駐車場から入山。
猿倉荘を見下ろしながら砂防工事専用道路を行きます。
道路は何度か折り返しながら、白馬鑓への登山道を分け、しばらくすると北股入の右岸の高い位置を斜上していきます。
途中右岸に合流する長走沢を渡ります。
そして大きく左にカーブして西に向かうようになると、その先に目指す白馬の稜線が見えてきます。
白馬尻の少し手前で、底雪崩が横切ったのでしょうか、泥の帯を渡ります。
北側から白馬沢が合わさってきます。
白馬沢の右岸尾根には、中央稜に向かうと思われる人々がぽつぽつとゴマのような大きさで歩いています。
冬季は畳まれている白馬尻小屋周辺にはいくつかのテントが設営されています。
いよいよ大雪渓に入り高度を上げていきます。
登るに従い斜度も急になります。
だんだん後方の視界も広がってきました。
急な大雪渓上部は広い一枚バーンとなっており、この辺りから右の白馬岳ピークの方へと回って行きます。
北方向へ向きを変えて頂上宿舎の方へ。
この辺りを小雪渓と呼ぶのでしょうか。
頂上宿舎が近づいてきました。
宿舎を過ぎて更に登って行くと、稜線の向こう側の景色が見えてきました。
宿舎から30分ほどで白馬山荘に到着。
雪はここで消えて無くなり、頂上へはガレが露出した登山道を登ります。
山荘から10分少々で賑わう山頂に到着。
山頂の先には白い雪が残る妙高連山。
見下ろす岩岳周辺。
麓の里はすっかり雪が消えました。
南に目を転ずると、まだまだたくさん雪が残っていますが、一番手前の杓子岳から白馬鑓ヶ岳周辺の稜線は雪が消えています。
黒部川対岸の立山連峰。
お隣の旭岳。
いつの日かあそこを越えて雪の尾根を滑りたいと思います。
そうこうしている間もどんどん人が登ってきます。
白馬山荘まで戻り、デポしてあったスキーを装着。
往路を滑り降ります。
頂上宿舎からなるべく高度を維持しながら大雪渓の上へ回り込み、、、
ここから大雪渓に滑降です。
雪が少ないといっても、さすが大雪渓の名に偽りない大斜面を一気に滑り降ります。
あっという間に白馬尻の雪崩跡に到着。
一旦スキーを外して横切った後は工事用道路を滑って猿倉荘へ。
駐車場は各所から戻ってくるスキーヤーで大賑わいでした。
●本日の反省
ありません。
この日は全国的に快晴で、関東の平地では気温が30℃近く上昇したとのこと。
ルートは良質のザラメ雪とところどころの腐り雪が続く、ストレスとは無縁のコンディションで、スキー以外の特別な装備不要。
素晴らしい体験ができました。
2018年4月29日(祝)
猿倉荘(8:15)→ 砂防工事道路→長走沢出合(8:54)→大雪渓(10:20)
→岩室跡(11:50)→頂上宿舎(12:50)→白馬山荘(13:20)→白馬岳(13:35)
→白馬山荘・滑降(14:00:往路登山道沿い)→猿倉荘(15:20)
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