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2024年7月8日月曜日

高ボッチ高原・鉢伏山(ドライブ)

 2024年の七夕の日(日曜日)は、梅雨空が奇跡的に途切れて関東や信越では晴れ間が広がりました。

梅雨の晴れ間にサクッとお出かけしました。


長野道の岡谷I.C.を出て国道20号線を塩尻方面へと向かい、塩尻峠で道路が下り始めたところにある高ボッチ高原の標識を右折して塩尻市道高ボッチ線を登って行くと、10km弱でトイレの建物がある広い駐車場に到着します。

トイレの横から見下ろすと、牧場の柵の様なものが続いています。
ここは牧場なのですが、柵は競馬場のコースのものでした。

早速駐車場の横にある小さな丘(グーグルマップでは見晴らしの丘と書いてあるところ)に登ってみます。

駐車場の反対側は、いきなり諏訪湖の大展望。
湖の向こうには南アルプス。その左には富士山も見えました。
I.C.から30分ほどのお手軽さで、このような絶景が望めるとは。

こちらは諏訪湖の左側に連なる八ヶ岳連峰(蓼科山から編笠山)。

その左側にあるすぐ近くの木の生えていない丘が高ボッチ山でしょうか。

高ボッチ山方面へと続く舗装道路のアンテナ手前にも駐車スペースの様なものが見えます。
次はあそこへ行ってみましょう。

というわけでクルマで1分走って駐車スペースに到着すると、そこには「三大標高に愛を誓う」との矢印があり、すぐ上は、これまた360°の展望が広がり、山名を標記した円形の表示板が設置してありました。

日本で高い山ベスト3の富士山、北岳、間の岳が一目で臨むことができます。

反対側の牧場の向こうには北アルプスも見えました。

わかりやすい槍ヶ岳の左側にある穂高連峰は雲で隠れています。
あれ?3番目に高いのはどっちだっけ?

さらにクルマで3分ほど走ると、テントサイトと管理棟がある第二駐車場に到着します。
これまでこの丘に隠れて見えなかった北アルプス北部や妙高の山々が見えるようになりました。

第二駐車場から高ボッチ山の山頂には、立派な遊歩道を5分ほど歩けば着きます。

ここも素晴らしい展望。

左手の八ヶ岳連峰

正面の諏訪湖・富士山、南アルプス

天竜川沿いの谷と中央アルプス

さっきまで居た草競馬場方面
近接する3つの場所から似た様でそれぞれ異なる展望が満喫できました。



さて、市道高ボッチ線をさらに奥へと走ると、崖温泉へと下る分岐を過ぎて、鉢伏山荘で行き止まりとなります。(非舗装の林道はその先も続きますがクルマ乗り入れ禁止です)
駐車料金¥500と一人¥300の入山料を払って鉢伏山に登ってみます。

山荘のすぐ先で前鉢伏山(左)、扉峠(正面)、鉢伏山(右)の分岐があるので右へ。

美ヶ原を見ながら緩い傾斜を登って行くと15分ほどで山頂です。

山頂は2つあり、建物(登れません)がある奥の方では松本盆地全体が見下ろせました。

来た道を引き返して、分岐を前鉢伏山の方へ行くと、美ヶ原を眺めながらこれまた15分ほどで前鉢伏山に到着しました。
素晴らしいところです。

お手軽すぎてどうしよう。
クルマで来て山頂往復だけする人はあまりいないように感じましたが、これを体験してしまうと普通の登山はやってられないね。



さて、最後は蓼科山の隣にある八子ヶ峰です。
実は、鉢伏山から美ヶ原の展望をずっと見ていたので、次はあそこへ行こうという話になったのですが、和田峠付近に来てみると道路が通行止めだったので、そのままビーナスラインを走って、帰路の途中の蓼科山登山口バス停(女神茶屋の前)まで来ました。

登山道を20分も登ると、山頂平原が見渡せるヒュッテアルビレオが見えてきます。

蓼科山も間近に望めます。

八子ヶ峰の山頂はこの平原のずっと先ですが、今日はここまで。
白樺湖の対岸にある車山のレーダードームも見えるよ。



関東は37℃超えの猛暑だったそうですが、標高1,700m超えの高原はどこも超快適でした。

2024年1月19日金曜日

倉岳山~高畑山・九鬼山 (ハイキング)

 1月の平日に突如日本晴れとなったので、富士山が良く見えるとされる山へとでかけてみました。

平成の初めころに山梨県大月市が「秀麗富嶽十二景」として選定した中から、比較的近接した場所にある倉岳山・高畑山と九鬼山を選んでみます。

※倉岳山、高畑山と九鬼山は尾根続きで隣接していますが距離と自家用車アクセスの都合上、九鬼山のみは一旦下山して別の登山口から登りました。


■倉岳山&高畑山

上野原駅からの路線バスが一日一本停まる、県道25号(四日市場上野原)線の浜沢バス停には、立野峠の標柱よりもかなり大きくて目立つ矢平山コースの看板が立っていますが、上の方に何か貼ってあります。

拡大してみると...
お達しの通り、矢平山の道標はこれっきり一度も登場せずに、「立野峠」への標識に従って登って行くこととなります。

特殊な形のケヤキがあるお寺?の横を通り、小学校跡の裏を通って電気柵扉を抜けて、人家跡の様な石垣が続く植林を登って行くと、標高600mあたりから自然林の斜面となりました。

ぽかぽか陽気の広葉樹林を登り、登山口から45分で立野峠に到着です。

峠からは時折樹間に富士山を見ながら、稜線を登ったり、時々小さく下ったりしながら、30分弱で倉岳山に到着しました。

秀麗の名に嘘はなく、富士山が見えますが、

木の葉が落ちていないとちょっと怪しいのではないでしょうか?

明るい陽に照らされる自然林の中を穴路峠へと下って行きます。
鳥沢と旧秋山村の無生野を繋ぐ径がクロスする穴路峠を過ぎて次なる高畑山へと登って行きます。

自然林と植林が交互に現れる登山道を登り(時々下り)、高畑山に到着。

ここの富士山は、あと5~6年くらいするとかなり怪しそうです。

穴路峠へと引き返して、無生野へと登山道を下ります。

高度を下げて植林に入ると、コナラの大木との表示があったのでちょっと寄ってみました。

枝径を少し行くと、そこだけ植林が憚られた空間に、本当にコナラかと疑うほどの堂々たる大木がそびえていました。
これは見事。

コナラの大木からは、ぐっと傾斜が緩くなった植林の中にこれまた石垣が続く中を下るとやがて径は林道となり、無生野集落の少し上(都留側)で県道に出ました。
県道を歩いて浜沢に戻ります。

秋山側に下山した場合、帰りのバスは無いので、最初からクルマを利用するか、中央線の鳥沢駅に下山することになります。
高畑山から更に稜線を東へ、鈴ヶ音へと行く選択肢もありますが、それはちょっと...

●2024年1月17日(水)
浜沢バス停(8:10)→立野峠(8:55)
→倉岳山(9:20)→穴路峠(9:45)
→高畑山(10:10)→穴路峠(10:35)
→県道35号線(11:10)
→無生野バス停(11:23)→浜沢バス停(11:35)

■九鬼山

国道139号線からわかりにくい枝道に入り、登録有形文化財に指定されている落合水路橋の下をくぐってやってきた登山者用駐車場から出発します。

九鬼山への標識に従っていくとすぐに、どちらも九鬼山へと行く分岐となります。
ちょっと迷いますが、右の杉山新道と行ってみましょうか。

杉山新道は、入口付近で少し藪っぽいところがあるものの、新道の名の通り極めて登りやすく整備された径で、急な尾根をスイッチバック状に登りやすい一定の傾斜で高度を稼いでいきます。
ただ富士山は、植林を抜けた標高550mくらいのところから木の枝の背後に少しだけ見えるものの、展望というほどのものはありません。

一時間ほどで稜線の弥生峠に到着すると、傾斜は一段落して、久美山で鈴ヶ音(鈴懸)峠から、富士見平で落合水路橋からのもう一方の径を合わせると、九鬼山山頂に到着します。

山頂標識の背後は、富士山ではなく大菩薩の山並みでした。

滝子山から雁ヶ腹摺山までをアップ。

その右には旧七保村の山並みの遠くに奥多摩方面まで見えます。

更に右手は中央線沿線の山々ですが、ちょっと藪がかぶってきます。

肝心の富士山は背後の植林の間から、そこだけが伐採されていて見ることができました。
今日は秀麗十二景を謳う3つの山から富士山を見てきましたが、どこもなんとか頑張って富士山を確保している感じです。

帰りは愛宕神社側の径から下ります。

だいぶ下って来たところで、ついに「眺めよし」が。

おお。これは素晴らしい。

ここだけでよかったかも。

急坂が終わると、田野倉方面からの分岐となり、左の禾生駅方面へと下ると駐車場近くの愛宕神社に到着しました。


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●2024年1月17日(水)
落合水路橋(12:05)→杉山新道→弥生峠(13:00)
→久美山(13:15)→富士見平(13:20)
→九鬼山(13:22)→天狗岩(13:35)
→池の山コース分岐(13:53)→愛宕神社(14:15)
→落合水路橋(14:17)



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