雪があまり降らない/暖かくてスキー場の雪もすぐに溶けてしまう2023年の師走は、暖かい伊豆でハイキングしましょ。
東海道線沼津駅そばの市街地にある沼津アルプスは、横浜から電車片道¥1690・1時間40分ほどで、バス代込みだと奥多摩よりも安くて全然近い。
このサイトは静岡県の沼津アルプスの北部、香貫山から鷲頭山までの記録です。
引き続き歩いた鷲頭山以降の記録は後半に記載してあります。
沼津駅南口の4番バス乗り場から沼津商業高校行きのバスに6分ほど揺られて黒瀬バス停で下車すると、道路の進行方向・向こう側にある飲食店の先に山がせり出しているところに登山口があります。(道路を横断して住宅地の中から車道を登って行くこともできます)
駐車場から15分、バス停から25分での登頂です。
富士山の左手は遠くに南アルプスの山々、近くは田子の浦、眼下は狩野川が流れる沼津市街地。
狩野川河口の先に大瀬崎。御用邸公園から淡島の浮かぶ内浦湾の遠景は西伊豆の山々。
南側にはこれから歩いて行く沼津アルプスの山々が、一旦海岸に近付いた後に左手方向に弧を描きながら低く続きます。
箱根や足柄までよく見渡せます。
それでは、最初で最後?の絶景を背に、山並みを南下していくことにします。
先ずは山頂の南側の平地に広がる桜台という園地の四阿から木の階段を下って行きます。
階段を降りるとでる舗装道路を下り、ゴルフ練習場の横を通過した先で、標識に従って左下へとショートカット。
バス通りを登ってカーブの先にある八重坂峠登り口の表示から横山への急坂を登り始めます。
15分・標高差150m登ると、海側にちょっとだけ展望が開けた横山の山頂に着きました。
横山からは登り同様の急降下で一気に高度を落とし、標高70mを割り込んで町に降り立ちそうなところで徳倉山とのコルに到着。
282m標点を少し過ぎると、海と鷲頭山の展望が開ける千金岩を過ぎ、両側(志下と小山口)のバス停への径が交差する志下坂峠に到着します。
志下坂峠から5分ほどで標柱が倒れてしまった志下山。
ただ、山頂からの展望はなく、山頂へと直接向かうトレイルは展望台を通り越してしまうため、山頂直下の舗装道路を慌てて市街地側へと下り、展望台に到着しました。
階段を登って展望台の上に立つと、富士山・愛鷹山と沼津・三島の市街地が一望できます。
最初から身もふたもない話となってしまいますが、本日最初のこの景色が本日最高の展望(個人の感想です)で、沼津アルプスと呼ばれるこの山域をこれから南下するに従い、徐々に展望は少なくなっていきます。
なので道中8割の展望が凝縮されるここでゆっくり観察。
向こう側の階段から再度登り始めます。
徳倉山への上りはじめは普通の登山道ですが、思う間もなく太腿段差の急階段となり、一気に200mほどの標高差を駆け上って、山頂だけ草が刈られた徳倉山に到着します。
富士山の眺めを楽しむ、というよりも富士山が辛うじて見えるように、そこだけヤブが凹型に払われていました。
徳倉山からも一旦急な土の下り坂となりますが、ここの下りは傾斜も落差も、これまでの2山よりもかなりマイルドで、ジェットコースターの様な上下運動は一服といった感じとなります。
横山を下る途中ですれ違ったおじさんによると、沼津アルプスでは香貫山とここ徳倉山の2つがYAMAPのスタンプラリー”富嶽三十六景”の対象だそうで、黒瀬から徳倉山のピストンがスタンプゲットの定石とのことでした。
ちなみに、富嶽三十六景ハイキングのキャッチフレーズは、「登るだけが全てではない、眺める喜びもまた、ひとつの富士山の楽しみ方」だそうです
(?_?)。
徳倉山の急坂を下り終えると、小鷲頭山手前の志下峠までの区間は、標高200m前後の稜線を緩やかにアップダウンしていきます。
稜線の上には旧下香貫村の村内村、塩満村所縁の史跡の解説版が散在していました。
少々下ったところにはパノラマ台という見晴らしがよい場所がありました。
ほんの少し下って御前帰の小山口バス停への分岐を過ぎると、きらら展望台の看板があり、鷲頭山がぐっと迫ってきます。
峠からすぐの中将岩を右から回り込んで、この岩壁の上を急登していきます。
峠/中将岩から15分ほどの小鷲頭山には、本三位中将何某の終焉切腹の場の看板がありました。
志下と御前帰への下山径が交差する志下峠から、鷲頭山への急登が始まります。
展望はごらんの通りです。
小鷲頭山から10分ほどの登りで、大きな祠とベンチがある、最高峰の鷲頭山に到着しました。
駿河湾が少々見えるものの、藪がだいぶ成長して見晴らしはいまひとつとなってしまいました。
引き続き鷲頭山から先、日守山公園までの記録はこちら。
沼津アルプスのコースタイムとトラックログは後半に記載します。
思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら。
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