2024年8月16日金曜日

横浜市西区・中区の歴史的建造物ウォーク

 暑いお盆の休日に避暑にお出かけしようとしていたら台風がやってきました。

接近前日から東海道新幹線は運休(東日本のその他の新幹線も午前中早々に運転中止)が決定し、迂闊に出かけると身動きが取れなくなってしまいそうです。

というわけで、自分が住んでいる町の中をウロウロすることとしました。
夜半から荒れ模様となる予定の、徐々に風が強くなっていく台風接近前日の昼から、近所のお散歩に出発。

横浜市は重要な財源の一つである観光を振興する一環として、歴史を生かしたまちづくりを進めており、観光に効果が期待できる歴史的建造物の認定と保全を進めています。
2024年に認定された2件を含めて百数件の指定建造物のうち、7割近くが西区と中区に集中しており、効率よく見て回ることができます。

JR根岸線・桜木町駅西口を出たら、ランドマークタワーを目指してエスカレーターを登り、その上にある動く歩道に乗って進んでいくと、帆船日本丸の向こう側にみなとみらいの風景が広がってきました。
観光気分満載です。…というか観光に来たんですけれども。

最初に訪れる歴史的建造物は、ショッピングモール「ランドマークプラザ」の中にあります。
旧横浜船渠第2号ドック
全長128m、幅19m、深さ9m
1897(明治30)年建設
恒川柳作設計・施工不明
1号ドックと共に国指定重要文化財
巨大なランドマークタワーの直下に、これまた巨大な船舶修理に使われていたドックがひっそりと横たわっています。

ちなみに第1号ドックは、海側のさくら通りの反対側にあって、日本丸が停まっています。

その日本丸の横にある横浜みなと博物館の屋上公園から東側を眺めると、横浜エアキャビン(スキー場のゴンドラのような乗り物)に沿って大岡川河口の港内に汽車道という遊歩道が続いていますが、そこに架かる3つの鋼トラス橋も歴史的建造物です。
港一号橋梁、港二号橋梁
1907(明治40)年製作、1909年架設
鉄道院設計・American Bridge Co.製作

汽車道の由来となる鉄道、旧臨港線の構造そのものも建造物に登録されています。
旧臨港線護岸
1910(明治43)年建設
鉄道院設計・施工

一号、二号橋梁よりも狭い三号橋梁の先にある、ナビオス横浜ビルの汽車道の場所だけ開いた穴の向こうに赤レンガ倉庫が見えてきました。
港三号橋梁(旧大岡川橋梁)
1906(明治39)年、夕張川橋梁として製作
鉄道省設計・施工
1928(昭和3)年、大岡川橋梁として移設設置、1997(平成9)年改修設置

赤レンガ倉庫
大蔵省臨時建築部施工
1号倉庫(手前) 1913(大正2)年、原木仙之助設計
2号倉庫(奥) 1911(明治44)年、大蔵省臨時建築部設計

新港埠頭の最も大桟橋寄りに、横浜三塔ビューポイントなる標記があるので行ってみることにします。
対岸の象の鼻パーク内の海岸沿いに走る山下臨港線プロムナードと赤レンガ倉庫との間は鋼ワーレントラス橋で結ばれています。
新港橋梁
1912(大正元)年架設
大蔵省臨時建築部設計・浦賀船渠施工

象の鼻パークの向こう側は山下公園や中華街がある観光地。(見ているここも観光地か。)

三塔ビューポイントあたりまでやってきました。
塔が3つ見えますかね?
左のキング(県庁)と右のクィーン(税関)はわかりますが、その間にあるジャック(開港記念会館)がクレーンとダブってわかりにくいですね。
肉眼では見えるのですが...

後を振り返ると、対岸は大桟橋です。
それでは、三塔を間近で見るべく、日本大通り方面へと行ってみましょう。

万国橋を渡り、新港第7号線を関内方面へと向かうと、アパホテルの先に横浜第2合同庁舎が見えてきます。

旧生糸検査所(横浜第2合同庁舎
1926(大正15)年建設、1993(平成3)年改増築
遠藤於菟設計・大林組施工

この海岸通り四丁目の信号を左に入ったワンブロック先には、県警本部の手前に郵船のビル。
横浜郵船ビル
1936(昭和11)年竣工
和田順顕建築事務所設計・大林組施工

新港第7号線に戻って本町四丁目交差点を桜木町方面に曲がった第2合同庁舎の裏手にはもう一つの生糸検査所の建物がありました。
旧横浜生糸検査所付属倉庫事務所(BankART KAIKO、Billboard Live YOKOHAMA)
大正15(1926)年竣工
遠藤於莵設計・大林組施工
本町通りの反対側から見るとこんな位置関係です。

本町通りの向かい側、市役所隣りの国道133号線と栄本町線のY字路には昭和初期の建物。
旧横浜銀行本店別館 (元第一銀行横浜支店)
1929(昭和4)年竣工
西村好時・清水組設計部設計・清水組施工

本町4丁目の交差点に戻ると、新港第7号線の名前は馬車道と変わり、そこには何故か東京藝術大学の看板がかかる旧富士銀行横浜支店があります。
旧富士銀行横浜支店(元安田銀行横浜支店)
1929(昭和4)年建設
安田銀行設計

そのお隣。
旧東京海上火災保険ビル(馬車道大津ビル)
1936(昭和11)年建設
安田銀行設計

馬車道大津ビルのはす向かいには、立派な塔を持つ県立歴史博物館があります。
「三塔」に入れてもらえなかったのでニックネームはありませんが、近年はジョーカー(いや、エースだったかな?)と呼ばれているらしいです。
…こっちは重要文化財なのに、なんで指定されていない税関が「三塔」なんだ? と言いたげに見えるのは気のせいか?
旧横浜正金銀行本店本館(神奈川県立歴史博物館)
1904(明治37)年建設
妻木頼黄設計・正金銀行施行
国指定重要文化財・史跡

博物館のお隣は損保ジャパンのビル。
合同庁舎同様、旧物件を残して上に近代的なビルを増設しています。
旧川崎銀行横浜支店(損保ジャパン日本興亜横浜馬車道ビル)
1922(大正11)年建設、1989(平成元)年増築
矢部又吉設計・矢部工業所施行

ガラス張りのビルですが、通りを歩く目線では、古い町並みが続いているように見える工夫がされていますね。

線路近くまで歩いた尾上町5丁目の交差点にあるのは指路教会。
横浜指路教会
1926(大正15)年建設
竹中工務店設計・施行

Uターンするような形で馬車道の2本東側の通りを港の方向に歩いて行くと、本町3丁目交差点のはす向かい同士に2つ建物が立っています。
旧横浜銀行集会所(横浜銀行協会
1936(昭和11)年竣工、1965(昭和40)年改築
大熊善邦/林豪蔵設計・清水組(現清水建設)施行

旧東京三菱銀行横浜中央支店(旧川崎第百銀行横浜支店・グラフォート横浜クルージングタワー)
1934(昭和9)年竣工、2004(平成16)年復元増築
矢部又吉設計・戸田建設施行

3丁目交差点から栄本町通り(地下にみなとみらい線が通る通り)を日本大通り方向へ歩くと、三井住友銀行横浜支店があります。
三井住友銀行横浜支店
1931(昭和6)年竣工
トロウブリッジ・アンド・リビングストン建築設計事務所設計・清水組(現清水建設)施行

そして、日本大通り駅の手前まで来ると、ジャックこと横浜市開港記念会館があります。
横浜市開港記念会館
1917(大正6)年竣工、1989(平成元)年復元
山田七五郎設計・清水組(現清水建設)施行
国指定重要文化財

みなと大通りを挟んだハス向かいはキングこと県庁本館です。


開港記念会館は無料公開されていたので、冷房が効いている涼しい建物に入ってみます。
入ってすぐ右の階段を登ると、正面の講堂が上から見下ろせます。
米軍の厚生施設として接収された時期がありましたが、それ以外は住民寄付による設立時から一貫して、地域住民のための公共施設として現役活躍しています。

箱根を旅行するガイジンを描いたステンドグラスもあるよ。

見学後は、一旦県庁とは反対側の横浜公園方面へと歩きます。

横浜スタジアムがある公園に接した日本大通りの起点には公共施設や飲食店が入居する旧労働基準局があります。
旧神奈川労働基準局(元日本綿花横浜支店倉庫)
1928(昭和3)年竣工
渡辺節建築事務所設計・佐伯組施行

そのまま日本大通りを海の方へと行くと、すぐに2つの建物が並んでいます。

旧三井物産横浜ビル(KN日本大通ビル)
1911(明治44)年竣工、1927(昭和2)年増築
遠藤於菟設計・施行不明
日本最初の全鉄筋コンクリート造オフィスビル

旧横浜商工奨励館(横浜情報文化センター・ニュースパーク)
1929(昭和4)年竣工、2000(平成12)年改修増築
横浜市建築課設計・岩崎金太郎施工
横浜は日本語日刊新聞発祥の地。

日本大通りの向かい側は現役の裁判所。
旧横浜地方裁判所(横浜地方・簡易裁判所)
1930(昭和5)年竣工、2001(平成13)年新棟竣工
大蔵省営繕管財局(小野武雄・保岡豊)設計・大倉土木施工

日本大通り駅東端、本町通り沿いのユーラシア文化館は、昔は電話局だったそうです。
旧横浜市外電話局(横浜都市発展記念館・ユーラシア文化館)
1929(昭和4)年竣工、2001(平成13)年新棟竣工
逓信省営繕課設計・安藤組(現安藤ハザマ?)施工

更に少し先の消防署の向かい、ハイアットリージェンシーの裏にある大正時代の建物。
旧露亜銀行横浜支店(ラ・バンク・ド・ロア)
1921(大正10)年竣工・2006(平成18)年改築
Berbnard M Word設計・改築は五洋建設施工
横浜市指定有形文化財


大桟橋入口交差点の信号を海の方へ行くとすぐに海岸教会通りのT字路で、マムートショップの向かいに教会があります。
昭和初期以前、いわゆる戦前の建物が多く残っているのはここまでで、山下高砂線の道路から中華街、山下町側には数件の例外を除いて歴史的な建物はありません。
この教会周辺が第二次世界大戦前後の境界となります。
横浜海岸教会
1933(昭和8)年竣工
雪野元吉設計・宮内工務店施工

一旦海の方へと行き海岸通りにでると、日米和親条約調印の地がある開港広場の脇に開港資料館があります。
旧英国総領事館(横浜開港資料館旧館)
1931(昭和6)年竣工
英国工務省設計・施工
横浜市指定文化財・経産省指定近代化産業遺産

開港広場から大桟橋側へと行く開港広場前交差点にも、
ジャパンエキスプレスビル
1930(昭和5)年竣工
川崎鉄三設計・三木組施工

交差点から新港方面へ行く海岸通沿いの並びにも、県庁本庁舎の向かい側に同年代の建物が並んでいます。
横浜貿易会館
1929(昭和4)年竣工
設計・施工 大倉土木

横浜海洋会館
1929(昭和4)年竣工
設計・施工 大倉土木

昭和ビル(未指定)
1931(昭和6)年竣工
川崎鉄三設計・戸田組施工

神奈川県庁舎
1928(昭和3)年竣工
神奈川県内務部設計・大林組施工
国指定重要文化財

横浜税関交差点の県議会側にある、上にJAビルが建つのは旧産業組合館。
旧神奈川県産業組合館(JAグループ神奈川ビル)
1938(昭和13)年竣工
清水組(現清水建設)設計・施工

そして海側の象の鼻パークとの間には、横浜港のシンボル、クィーンこと横浜税関です。
横浜税関本庁舎
1934(昭和9)年竣工
大蔵省営繕管財局設計・戸田組施工

大桟橋側から見た堂々たる外観は、まさに女王。
現役かつ無冠ですが。

みなと大通りを挟んだ税関の向かい側の広場も遺跡で、あの辺の棒が出ているあたりの床材の下に線路やターンテーブルが埋まっていて、透明な床から下を覗けました。
横浜税関遺構 鉄軌道及び転車台
1895(明治28)~1896(明治29)年
設計・施工不詳
ランドマークプラザのドックよりも古い、横浜最古の遺構なはずなのですが...
暑くて誰も寄り付かない。


やっと大桟橋を越えて山下公園にやってきました。

公園の一番桟橋寄りにあるインド水塔です。
インドと水飲みと山下公園の取り合わせに違和感がありますが、1923年の関東大震災で被災したインド人コミュニティーが、援助を受けた横浜市民への感謝と犠牲者慰霊の目的で建てたものだそうです。
ちなみに、山下公園は震災の瓦礫を海に廃棄してできた埋め立て地とのことでした。
インド水塔
1939(昭和14)年
鷲巣昌設計・清水組施工

周囲は横浜観光の核心の一つ。

公園の横にホテルニューグランドがあり、昭和2年に建てられた本館が遺産となっています。

ホテルニューグランド本館
1927(昭和2)年
渡辺仁設計・清水組施工

そして、ニューグランドの並びにも一つ。
創価学会の施設に取り囲まれたこの小さな建物(ここも創価学会元会長の名前を冠した宗教施設なのですが...)も、この界隈に残された貴重な古い建造物です。
旧英国7番館(創価学会戸田平和祈念館)
1922(大正11)年
設計・施工不詳

あと一つ、山下町25に貴重な戦前のビルがありました。
見た目は高度成長期の物件みたいですが、外国人専用の長期滞在型ホテルとして建てられたとのことです。
インペリアルビル
1930(昭和5)年
川崎鉄三設計・白井工務店施工

先ほどまで歩いていた馬車道・日本大通り界隈と山手地区に挟まれた山下町界隈に残された古い建物がとても少ない理由は、終戦2.5ヶ月前の1945年(昭和20)年5月末に行われて甚大な被害が生じた横浜大空襲による影響が大きいと思われます。
他の地域にも増して厳しい空爆を受けたこの界隈は、公園ぎりぎりの僅かな場所を除いて徹底的に破壊され、終戦の年の8月30日に厚木基地からクルマでやって来たマッカーサーが最初の宿泊地であるホテルニューグランドに着いたときは、瓦礫の中にホテルだけがぽつんと立っていたとのことです。

さて、終盤は残る建造物の密集地、山手町へと向かうべく、中村川と首都高をクロスして港の見える丘公園へと入ります。
フランスから持ってきたらしい鉄骨(パビリオン・バルタール…特に文化財ではありません)の奥の階段から林の中を登って行くと、頂上の展望台に到着します。

展望台広場の奥は、春秋ならばバラが咲き乱れるバラ園で、その向こう側に見える大佛次郎記念館は歴史とは関係ない高度成長期の建物。

その右側にある横浜市イギリス館が文化財です。
旧英国総領事公邸(横浜市イギリス館)
1937(昭和12)年
上海大英工部総署設計・施工
横浜市指定文化財

その横にある噴水を挟んだ赤い屋根の建物がカフェとして営業している山手111番館。
旧ラフィン邸(山手111番館)
1926(大正15)年
J.H.モーガン設計・施工不詳
横浜市指定文化財

ここからは港の見える丘公園を出て、公園前バス停から山手本通りを行きます。
すぐに正面に見えてくるのは横浜外人墓地。
敷地のてっぺんにゲートと資料館が立っています。
横浜外国人墓地山手門(正門)
築年不詳(推定1920年以降)、1948(昭和23)年復元
J.H.モーガン設計・施工不詳

さらに本通りを行くと、山手十番館というバブル期に建てられたなんちゃって洋風館の先に資料館、聖公会や古い洋館が、お隣/お向かい同士に並んでいます。

山手資料館
1909(明治42)年、1977(昭和52)年移築
戸部の大工さんの設計・施工

横浜山手聖公会
1931(昭和6)年
J.H.モーガン設計・施工不詳

山手234番館
1927(昭和2)年頃
朝香吉蔵設計・宮内建築事務所施工

グーグルマップで「横浜山手西洋館」と表示してある場所に立っているのはこの建物。
エリスマン邸
1926(大正元)年、1990(平成2)年移築
A.レーモンド設計・清水組施工

ベーリック・ホール
1930(昭和5)年
J.H.モーガン設計・施工不詳

さらにフェリス女学院や湘南医療大などが点在する通りを行ったところにある教会。
カトリック山手教会聖堂
1933(昭和8)年
J.J.スワガー設計・関工務店施工
今歩いている丘の下を貫いているトンネルも歴史建造物とのことなので、ちょっと坂を下って見てみることにします。

桜道という通りに架かるコンクリートアーチ橋からトンネルが見下ろせます。
桜道橋、山手隧道
1928(昭和3)年
内務省復興局設計・間組施工

登り返して山手本通りに戻り、今度は反対側へと下ると、山手イタリア山庭園の茂みがあるので、階段を登ってみます。

階段の上にはブラフ18番館という洋館があり、そばからは石川町・関内方面の展望が広がります。

旧カトリック山手教会司祭館(ブラフ18番館)
大正末期頃、1993(平成5)年移築
設計・施工不明

18番館の上の丘の頂上には、庭園とみなとみらいの展望を見ながらくつろげるカフェがある「外交官の家」という施設でした。
旧内田家住宅(外交官の家・Bluff Garden Cafe)
1910(明治43)年、1997(平成9)年渋谷区南平台町より移築復元
J.McD.ガーディナー設計・横田組施工
解体組み立て工事の設計・施工管理は(公財)文化財建造物保存技術協会。竹中工務店施工
国指定重要文化財

丘を5分ほど下ると石川町の駅です。
根岸線2駅分の、お手軽かつちょっとヘビーなご近所散歩でした。

思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●本日の反省
・数が多すぎてとても全部は回り切れん。
 最初からわかってはいたが、実際に歩いていると、どれが本物でどれがフェイクかがよくわからず、横を通過しながら見逃している本物が多数あったはず。
 また、見た目優先の方針上、ハナからチェック対象とする気が無かった地味な建造物も同じくらいの数あると思います。
 まあ、途中からお腹いっぱいの感もあるので、これで十分かな。

●自分の住んでいる町の、仕事途中で通っていた道のすぐ横にこんなものがたくさんあったとは気付かなかった。
 が、当然のことながら町を作りはじめたのが1859年なので、それ以前のものは存在せず、(当時はまだ海の底だった今の市街地を造成することから始まったので)最も古いものでも明治後期のものしかなく、日本の他の町から見ると全然「歴史」と呼ぶに値しないものかもしれない。とはいえ、関東大震災と第二次世界大戦の度重なる災禍を耐えてきた屈強のものばかりではあるが。
 一方で古すぎないが故に、(線路跡以外の)全物件が官庁・公共施設、採算事業の店舗や商業施設、住居などの状態で、日常生活の中で稼働・使用されていることは、拝観/入場収入により維持されている他地域の文化財と基本的に異なっていると感じた。
 北海道の諸都市を除いた日本の主要都市で唯一、「そこに人が住んでいなかったから」という理由で生まれ、勢いのまま最大の自治体となってしまった街ならではなのかもしれない。

●2024年8月15日(木)
桜木町駅(11:05)→旧横浜船渠第2号ドック(11:20~30)
→旧臨港線護岸・第一号~三号橋梁(11:40~45)
→赤レンガ倉庫/新港橋梁・新港埠頭(11:50~12:00)
→横浜第2合同庁舎(旧生糸検査所)
 ・旧富士銀行横浜支店(元安田銀行横浜支店)
 ・馬車道大津ビル(旧東京海上火災保険ビル)
 ・旧横浜正金銀行本店本館(神奈川県立歴史博物館)
 ・損保ジャパン日本興亜横浜馬車道ビル
  (旧川崎銀行横浜支店)(12:10~20)
→横浜指路教会(12:30)
→旧東京三菱銀行横浜中央支店
 ・横浜銀行協会(旧横浜銀行集会所)(12:35)
→三井住友銀行横浜支店(12:42)
→横浜市開港記念会館(12:45~55)
→旧神奈川労働基準局(元日本綿花横浜支店倉庫;13:05)
→三井物産横浜ビル(KN日本大通ビル)
 ・横浜地方・簡易裁判所
 ・横浜文化情報センター(旧横浜商工奨励館)
 ・神奈川県庁本庁舎(13:10)
→旧横浜市外電話局(横浜年発展記念館/ユーラシア文化館)
 ・横浜海岸教会(13:15)
→横浜開港資料館(13:20)
→旧神奈川県産業組合館(JAグループ神奈川ビル)
 ・横浜税関本庁舎・税関遺構鉄軌道及び転車台(13:25)
→インド水塔(13:30)
→ホテルニューグランド本館
 ・旧英国7番館(創価学会戸田平和祈念館)(13:40~13:50)
→横浜市イギリス館・山手111番館(14:10)
→山手資料館・横浜山手聖公会・山手234番館(14:25)
→エリスマン邸・ベーリックホール(14:35)
→カトリック山手教会聖堂(14:45)
→桜道橋・山手隧道(14:50)
→ブラフ18番館・旧内田邸(外交官の家)(15:00~10)
→石川町駅(15:15)



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