2024年の年始に千葉県の鋸山から嵯峨山までを歩いた記録です。
前半は金谷港から鋸山アドベンチャーコースを経て鋸山山頂に登り、裏鋸コースとも呼ばれる「関東ふれあいの道」を、途中の林道口まで行きます。
林道口から先の嵯峨山(小保田)までの後半はこちら。
それでは、まずは先月(2023年12月)に黒船デザインにラッピングしたばかりの東京湾フェリー”しらはま丸”に乗って久里浜港を出発。
どうやら左側からスリットを通らなくともここまでやって来れるようです。
スリットを抜けたら、右折してザレで超滑る斜面をロープ頼りに登って、
先ほど下を歩いた屏風壁を振り返りながら石の回廊を少し行くと、ロープの岩壁となります。
壁を登った先で石の回廊を少し進むと、鋸山の稜線めがけて急登一気となって行きます。
放置されたまま苔生す石材の上を登って行くと、かつての通勤路であったと思われる階段となります。
垂壁の中を斜上していく階段は右の壁が迫ってくる圧迫感で登りにくいかもしれませんが、壁が無ければ裏側の垂壁をダイレクトに落ちていく羽目になるので、文句を言うのはやめておきましょう。
階段を登り終えると、鋸山山頂の稜線に出ます。
ちなみに、このスリット。上から見下ろすこともできます。(転落注意)
この岩壁。見た目はスリリングですが、ロープ沿いのクラックがホールド・スタンスとも豊富で、クライミング未満の難度で登れます。
むしろ、壁を登った後のザレのトラバースの方が、滑落したときの面倒を考えると、かなり注意が必要でした。
ハイキングコースの尾根が右側に並走する二重稜線は、樹間から港や名もなき丘を見下ろしつつやがて合流して、鋸山の遊歩道にでます。
実際ほとんどのハイカーは”地球が丸く見える展望台”で引き返してしまい、ここまで来る人は少ないと思われます。
更に数分で、海まで見渡せるベンチに到着しました。
林道を右にずっと行くと、関東ふれあいの道が保田駅へと続きます。
小鋸山・嵯峨山方面は、すぐ先を左折して植林内に入ります。
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