東京・横浜が猛暑日の日でも標高1200mを超える場所に行けば涼しいことがわかったので、首都圏近郊で該当する場所はないかと探したら、ヒルの居る丹沢を除くと標高1266mの大岳山が都心から最も近そうです。
しかもここはケーブルカーを使えば標高831mまで労なくして登れてしまいます。
ちょっとお金がかかるけどまあいいか。
御岳ケーブルで¥600(往復¥1,130)を払って、標高差424mを一気に登り、御岳山駅へと向かいます。
登り始めてみると、奥多摩や奥武蔵でよくありがちな植林の登山道ですね。
長尾平のヘリポートの芝生が見下ろせました。
神社から40分ほど急登に喘いで、日本武尊を祀る奥の院(男具那社)に到着しました。
男具那社のすぐ上は、石祠が立つ奥の院峰(男具那の峰)1077mで、次なる鍋割山に向けて通り抜けると急降下していきますが、高度差にして40mほど下ると傾斜が緩い整備されたトレイルとなります。
奥の院から20分ほどで、展望はないものの吹き抜ける風が涼しい鍋割山に到着です。
片側に自然林が広がる緩やかな起伏が続く歩きやすい径...いや、人が少ないことが快適に感じられた本当の要因かもしれません。
縦走路は間もなく、大岳山山頂付近の岩盤が迫ってきて急登が始まります。
オオカミの狛犬?が睨みを利かせる神社からは、山頂目指して一気の登りとなりました。
ただ、岩は多いものの岩登りが必要なところはなく、クサリも不要で(というか設置されておらず)、岩に切ってある足場を登りながら山頂に到着です。
秋川方面には視界が見通せれば富士山が見えるはずですが...
その反対側って、何だっけ?
帰路は奥の院や鍋割山は通らずに、鉄板観光ルートのロックガーデンを通って帰ります。
マイナスイオンたっぷりで涼しいはずなのですが、標高は860m。
芥場峠付近で縦走路と合流(縦走路は鍋割山を通ってきたこっちか?)するまでに出合った人は二人だけで、この時は普通だと思っていたのですが、これから人が多いことを実感していくことになります。
大岳神社までは、さほど急登もなく(たまに下りを交える程度です)、整備過剰ではないかと思うくらいでしたが、
トイレの様な休憩舎前の分岐を下って行くと、下に綾広の滝が見えてきました。
ガイジン比率がぐっと増えましたが、撮影した風景を後から見ると、なんだか瓦礫の沢みたいですね...
ロックガーデンが終わったところの階段を登っていくと天狗岩があります。
登山道に接している岩にはクサリがついていて登れるようになっているのですが、天狗の鼻みたいな高い方に行けるかどうかは不明でした。
トラバースとはいえ、じわじわと地味に登りながら休憩舎から直接やってくる登山道に合流すると、長尾平の茶店はすぐそこです。
お隣の日の出山へと続く尾根かな?
尖っているのが奥の院峰?
更に奥へと行くと、四阿の正面には、
日の出山と麻生山なのか?
ケーブルカーで帰ります。
天狗岩から下ったところにある七代の滝は、下り登りが大儀なので省略して、長尾平へと向かうトラバース径を進みます。
最後に長尾平の展望台に寄って行くことにします。
奥へと下って行くと、ヘリポートの広場があって、左右の景色が見渡せます。
●2023年9月3日(日)
御岳山駅(8:20)→武蔵御嶽神社(8:50)
→奥の院(9:30)→鍋割山(9:53)
→鍋割山分岐(10:15)→大岳神社(10:50)
→大岳山(11:05~11:40)→綾広の滝(12:40)
→ロックガーデン→天狗岩(13:30)
→長尾平分岐(13:50)→長尾平展望台(14:00)
→御岳山駅(14:35)
●気づけば6時間以上の行程でした。
大岳山って、こんなに遠かったんだ。
休憩時間も長かったけど。
往復じゃなければもっと効率が良いのかもしれませんが、猛暑日に麓から登るのは反則でしょう。
●誰が販促に勤しんだのか、高尾山ほどではないものの、その次くらいの人気コースになっていました。
変化に富んでいて、人が多く、よって道も良く整備されているので安心安全?。
ただ、人口が多い分、確率的に(町内や職場の悪口、説教や法螺、山の蘊蓄などを)大声で話し続ける人も多くなり、高尾山ほどの雑踏でもないので声が山々によく響き渡るため、人によって好みは分かれると思います。
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