春の気配が濃く感じられるようになった3月上旬。
震災から7年が経過した日に、久々の百名山ハントへと福島県に出発。
猪苗代から春の陽気の国道115号線→459号線を走ると、裏磐梯の交差点を過ぎたあたりから突如路面が雪に覆われる。
そのまま進んで裏磐梯高原ホテルの前からアイスバーンの砂利道を登って裏磐梯スキー場へ。
トレッキングの方はこの4枚つづりのリフト券がお得ですとの言葉を信じてコーヒー1杯サービス付き¥1,500で購入し、リフトへ。
1回券¥500のリフトに上り下り2回づつ乗るので、やっぱりお得だった。
それにしても空いているスキー場だ。
リフトの横に流れてきた雪崩のデブリ
リフトを二本乗り継いで降り立った終点からスタート。
しっかりしたトレースがついており、何の準備をしていなくともそのまま歩き始められます。
林の中を15分くらい歩くと銅沼(あかぬま)に到着します。
沼の上にたくさん付いている足跡をたどり歩いていきます。
右手の山肌のあちこちから噴煙があがります。
そういえば、このあたりは全て1888年の噴火で吹っ飛んだ後の空洞ではないか。
銅沼を過ぎてから振り返る。
チェーンを装着した自家用車が走れるのではと思えるくらいの広いトレース。
間もなくイエローフォールに到着です。
たくさんの見物客でにぎわっていました。
ここからは、山頂に向けて滝が落ちてきている尾根の上を登って行きます。
尾根に乗るために一旦左側へと下ります。
イエローフォールのすぐ左下にある黄色くない氷瀑。
こちらは誰も見に来てくれず寂しそう。
尾根に取り付いて一気に登って行きます。
さっき上を通った銅沼が見下ろせます。
急登1時間ほどで尾根上にでました。
ずっと左側に見えていた櫛ヶ峰が間近に迫ります。
凍った小さな沼の向こうには磐梯山と天狗岩が。
山頂付近を雲が流れていきます。
天狗岩の方にどんどん登って行きます。
檜原湖も全体が見渡せるようになりました。
見下ろす登山道の分岐には赤埴山方面から登ってきた団体客が到着しました
少しのぼると弘法清水小屋です。
ここからは、傾斜が急になり雪面も硬くなります。
山頂に到着。
会津盆地が広がります。
時計回りで猫魔ケ岳。遠くに飯豊連峰。
檜原湖(正面)、小野川湖、西吾妻山。
櫛ヶ岳と安達太良山の間の谷を雲が流れていきます。
猪苗代湖
帰り道にもう一度イエローフォールに寄ってみました。
みんな引き上げたあとで、誰もおらずひっそりしています。
あんまり黄色くないのは、雪が積もってしまっているからだそうです。
リフトを降りてから4時間ちょっとの旅でした。
●本日の反省
夏タイヤの運転注意。
檜原湖が近付いたとたん、突如路面が雪道になります(翌日も同じでした)。
日が昇ってからは一気に溶けて、帰りはドロドロ。この時期の裏磐梯はまだ冬と春との境目でした。
スキー場はお客さんが少なくてちょっと心配です。
だからこそのイエローフォールトレッキングなのでしょうが、うまいこと認知が浸透して大賑わいとなり、なによりです。
スキー場のスタッフの方をはじめ、北塩原村の方々はどなたも大変親切でフレンドリーです。
できれば今年もう一回くらいは来たい ちょっと遠いけど。。。
2018年3月11日(日)
裏磐梯スキー場(9:30)→ ゲレンデ最上部(9:45)
→銅沼(10:00)→イエローフォール(10:20)
→天狗岩(11:30)→弘法清水小屋(11:45)→磐梯山山頂 (12:10)
→ 往路引き返し→イエローフォール(13:15)
→裏磐梯スキー場リフト終点 (下山:13:50)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
ページ
New
北横岳 (ハイキング)
2024年秋分の日の振替休日は、三連休で一番の晴天となったので、北八ヶ岳にでも行ってみようと、朝8時前に麦草峠に到着したら、とっくの間に駐車場は満杯でした。 確実にクルマを停めることができる場所にさっそく転戦です。 冬は「ピラタス蓼科スノーリゾート」となるスキー場のゴンドラは、...
Tips
-
今回遡行する墓場尻川は、霧積温泉の奥にある十六曲峠付近を水源として坂本宿の近くで碓氷川と合流する霧積川の右岸最大支流で、霧積ダムのバック・ウォーターに注いでいます。 古くは雄滝と雌滝という名瀑があることで知られていたそうですが、2010年に沢登りのガイドブックに掲載されて以降は、...
-
伊豆山稜線の近くにある大滝川(仁科川水系)の支流にある”三階滝”は、踊子歩道の旧天城トンネル付近にある”二階滝”と名前の響きが似ているため、今まで天城にあるものだと錯覚していましたが、天城山脈の西側、西伊豆町の猫越岳の南側にありました。 ちなみに、安達太良山を流れる湯川にも同名...
-
梅雨も明けて夏本番となったと思う間もなく8月。 うかうかしていたら夏も終わってしまいます。 そこで、少し遠出をして信越地方の百名山 妙高山へ遠征です。 本サイトは極力自動車を用いて登山する趣旨でタイトルを設定していますが、ここに記載されているのはスカイケーブルから一般登山道を...
-
塩原温泉を流れて那珂川町馬頭で那珂川に合流する箒川。その支流赤川は、途中で流入する冷泉の青色とその泉質が赤く染める岩肌が有名ですが、WEBで検索してもあまり遡行記録が出てこないのと、たまにある記録も結構な強者によるものばかりだったので、興味はあれども長らく敬遠していましたが、思...
-
2019年の梅雨は海の日が近づいても全く明ける気配がありません。 雨の中をでかけるのも億劫だし、人が流されるくらいの水量も怖いので、半日以上天気が持ちそうな日を選んで、水量が少なめの沢を選んででかけることにします。 シダクラ沢は奥多摩の惣岳山の北面を水源とする多摩川の枝沢で...
-
9月に入っても首都圏の猛暑日が続く2023年の夏。 もう一度くらいどこかに泳ぎに行こうかと思っていた矢先、木曜の朝に目が覚めたら腰痛になっていました。 たまには短距離で高低差のない場所へ、のんびり釣りにでも行くことにします。 セブンイレブンあきる野戸倉店で日釣り券を購入。 東京は...
-
秋も本格化してきた10月の最終週に、大菩薩沢の源流に行ってきました。 大菩薩峠付近の石丸峠を水源として、長峰(ながね)を挟んで土室川と並流しながらその南側を流れる大菩薩沢は、葛野川の最源流で、葛野川地下発電所付近でマミエ沢(マシュ沢)と合流してからは小金沢と呼ばれて、2005年...
-
2021年の山の日は、東京2020開催の影響で8月第2週末に移動して3連休となりましたが、台風が接近してきました。 連休初日の土曜日の午前中までは天気が持ちそうなので、半日で終了できる短いコースに行くことにします。 山梨県北杜市のサントリー工場敷地の南際を流れる釜無川の支流神宮川...
-
西伊豆町、仁科川源流にある大滝川の中ノ沢を遡行した記録です。 お隣の三階滝沢を下降した直後に引き続き遡行しました。 ここに来る前に三階滝沢を下降した記録は こちら です。 三階滝沢右岸に沿って続く径跡が登っていく中ノ沢の標高420mくらいの左岸には、その中ノ沢沿いにも歩道の跡と...
-
日本列島に長らく前線が滞留していた2022年の夏も、シルバーウイーク前の週末についに高気圧がやってきました。 湿気が去った高原の爽やかさを体感しに、奥日光へハイキング。 …戦場ヶ原が木道補修中で通り抜けできなかったため、竜頭の滝、小田代ヶ原、戦場ヶ原、湯滝&湯ノ湖の変則行程です。...
0 件のコメント:
コメントを投稿