2024年は春が進むのがはやいはやい。
3月の豪雪で多少冬に戻ったものの、その後の高温で下手すると平年よりも1ヶ月近く早く夏になりそうな雰囲気です。
例年5月下旬から6月がスキーシーズンとなる飯豊連峰も、GW明け早々に賞味期限切れとなってしまう恐れがでてきたので、慌ててお出かけしました。
山形県小国町小玉川の国民宿舎・梅花皮荘より少し奥にある倉手山登山口です。
町道湯沢長者原線は、飯豊山荘が営業開始となる5月中旬以降まで、この駐車場で通行止めとなります。
何とかのキスミレ
イチリンソウとニリンソウってどう見分けるんだっけ?
キクザキイチゲの色違い?
滝沢出合の少し先の標高690mほどの場所で、すぐ上の左岸に小沢(梶川という名前なのでしょうか?)が出合っているところです。
念のため左岸の登山道から巻きましたが、別のスキーヤーは難なく沢沿いを通過しており、帰路は滑走して通過しました。
雪の上を30分ほど歩くと、「石転びの出合」に到着します。
左俣の石転ビ沢へと入ります。
ここからはずっと雪の上を歩いて行くことになりますが、最初の左カーブの先で沢が割れて通過が怪しいところがありました。
遡ってきた梅花皮沢は、ここで左俣は石転ビ沢へ、右俣は門内沢へと名前を変えます。
出合から稜線の梅花皮小屋まで、なんだかんだで1,000mの標高差を登って行きます。
右岸の梅花皮岳方面からやってくるこれはほん石転び沢かな?
徐々に急になってくる傾斜が一旦緩む先では、左岸の北股岳山頂付近へと雪が続いていますね。
最後の数百メートルはぐっと傾斜が急になって行きます。
左手に緑色の梅花皮岳が見えてきたら、徐々に傾斜が緩んできて、間もなく梅花皮小屋に到着です。
朝日連峰の中央部の奥に月山も見える? と教えてもらいました。
これは稜線の向こう側ですね。
東隣の梅花皮岳。
ちなみに、今年はスプーンカットや縦ミゾが無く、落石が少ない上に、今日は雪質が良好なザラメとなったことから、ほん石転び沢や北股岳山頂付近から滑走したスキーヤー・ボーダーが何名か居ました。
早く到着したスキーヤーが滑って行くよ。
振り返ると朝日連峰が望めました。
すぐ西側にそびえる北股岳。
本石転び沢を滑るボーダーが夏道を登って行きました。
手前の笹薮の中に豊富な水が湧いています。
出発してからたっぷり6時間経過してしまったので北股岳登頂は早々にあきらめ、休憩後に帰路に着くことにしました。
帰りは早い早い。
かなり下の方に登山者が二人歩いているなと思っていたら、あっという間に通り過ぎて、振り返ると二人が居るところは結構高いところでした。
少ないとはいえ落石への衝突を避けながら、徐々にU字溝のようになっていく沢を滑って行くと、あっという間に門内沢との出会いに到着です。
出合からはぐっと狭くなってきた谷底を。
最後は割れた沢の横を滑って梶川の下までやってきました。
夏道を歩いて砂防ダムまで。
林道をチャリで疾走して登山口に帰着しました。
●落石注意
「石転ビ沢」の名前に偽りなし。
・上部の先行者から警告の声が聞こえたので見上げると、1メートルくらいの大きさの雪塊が転げ落ちてきた。(その後も見えなくなるまで転がって行った)
・雪の上に両側の谷から何本か破線状の窪みで線が引かれていたが、一つの破線の大きさがクマくらいで、いったい何の足跡かと思っていたが、巨石が跳ねながら転がった跡だと気付いた。
●2024年5月11日(土)
倉手山登山口(4:40)-<自転車>→飯豊山荘(5:05)
→温身平(5:20)→車道終点砂防ダム(5:30)
<徒歩>→標高690m雪渓最下部(7:00)→
石転びの出合(8:00)→梅花皮小屋(10:50~11:35)
→標高690m滑走終了(12:00~12:20)
→車道終点砂防ダム(13:40)
<自転車>→倉手山登山口(14:15)
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