例年お盆休みの幕開けとなる祝日「山の日」は、首都圏を起点とする移動が大渋滞となるので、毎年敬遠していましたが、今年は前日から休んで一足お先に遠出します。
暑くてまともに仕事する気もないしね。
行先は初級者が日帰りで入ることができる渓谷としては本邦随一の茗渓、山形県米沢市の大滝沢です。
福島市から国道13号線で米沢を目指し、ちょうど中間くらいにある東栗子トンネルを抜けた先の右カーブを左折し、県道154号線に入り、T字路を右折して232号線を途中から峠駅へと左折。
峠駅手前の貸別荘のT字をこれまた左折して、滑川温泉と姥神温泉があるどん詰まりへと向かいます。
ちなみに、福島と米沢を新栗子トンネルなどで結ぶ東北中央自動車道は、早くて超快適ですが、峠付近で降りる場所がなく、通り越して米沢まで行ってしまいます。
ここは滑川温泉(福島屋)の200mほど手前にある滑川橋です。
橋の真下が前川と大滝沢の出合いとなっているので、付近の空きスペースに駐車して適当なところから沢に下り、右俣の大滝沢に入ります。
登る滝が多くてどこから登ったのかをあっという間に忘れてしまいました。
まあ、現地で見るとすぐにわかると思います。
落口の先にあるナメ滝の上には広々とした岩盤の空間が広がっていました。
緩やかにカーブするオレンジ色の舗装道路の途中に小滝と釜が点在していきます。
遡行を開始してからここまで1時間くらいでした。
落差80mとのことですが、もっとあるように見えますね。
大滝は右岸の踏み跡から巻きます。
三段15m滝から大滝までの間は、増水していない限り困難な箇所は無く、歩いてよし、振り返ってよしといった空間が続きます。
徐々に沢の幅が狭くなってきて、一面のアスファルト舗装が崩れてくると、奥に大滝が見えてきます。
そばに寄ると圧巻です。
お約束通り滝に打たれてみます。
先ずは突端に木が生えた岩塔目指してその右のルンゼを登って行きます。
踏み跡は登山道くらい明瞭で、ぐんぐん高さを稼いでいきます。
下から見えた岩塔の木の付け根からこんな感じで見下ろせ、ここで滝は見納めとなります。
難しくはないものの、慎重さを求められる2回のトラバースの後に、なおも樹林を登って行くと、水の音が聞こえてきて大滝の落口に到着しました。
一段下に見下ろす釜から大滝本体が始まるみたいです。
一旦休憩した後、残り3分の2くらいの遡行を続けます。
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