2024年のGWは、長年の課題だった東北ツアーをついに決行しました。
最初は混雑が少ないと思われる狭間の平日に月山へ。
GWとはいえ、平日のメーデーの今日はメインの駐車場でも6割くらいの入りでした。
駐車場の隅の残雪に乗って上を眺めると、雪に覆われた姥ヶ岳と、その麓のリフト乗り場に向かって歩いて行く人々が見えます。
後を追ってスキー場へ。
クルマとリフトを組み合わせたこのアプローチが、月山への最短ルートとなるはずです。
トレースは、姥ヶ岳から月山へと続く尾根上にある「金姥」「柴灯森」「牛首」という名前がついている小さな凸の南東面をトラバース気味に進んでいきます。
ところが、少々の残雪はあるものの滑走できるほどの雪面がないままに、山頂の神社が見えるところまでやってきてしまいました。
ここまで入って来てもいいのかどうかわからないまま、先ずは神社に参拝します。
彼らのお目当ては、登って来た側とは反対方向にあるこの東側の斜面みたいです。
そうしているうちに正面に見えてくる、上部が黒い山が月山なのですが、山頂まで雪がつながっていないみたいですね。
山頂へ向けた最後の急登手前…牛首と月山とのコルに当たる場所…で、尾根の反対側が見晴らせるようになり、雲の上に鳥海山が現れました。
雪が途切れたところから、来た道を振り返ります。
結論から申し上げると、上の画像の赤い矢印の場所から上は滑走は期待できません。
ピークハントをするだけの人であれば、ここに板をデポして小一時間ほどかけて山頂を往復することになります。
そのことをまだ知らないので、数名のスキーヤーが何故かシートラして雪の無い登山道を登って行くのを見て、もっと上にも滑れるところがあるのだろうと勝手に思い、自分もシートラしてガレた登山道を登って行きます。
なんだかわざわざスキーを持ち上げてしまって、どうしようかといったところです。
ここまでスキーを持ってきた人は、神社脇の雪の上で滑る準備を始めました。
どのようなところかと思い、身近にいるスキーヤーに声を掛けてみたところ、おススメみたいですので、予定外ではありますが、自分も滑ってみることにしましょう。
二時間くらいしか登ってきていないのですが、体力を回復すべくおやつ休憩して...
こちらは北西の鶴岡市方面。雲で見えませんが。
北は鳥海山ですね。
それでは、東側へ滑走開始。
山頂付近の緩斜面を過ぎると傾斜が増してきて、眼下に白一色のボウル状のスロープが一気に広がりました。
振り返ると、距離感と平衡感覚が曖昧となるくらいの広がりを持った、微妙に起伏する一枚バーンです。
眼を凝らすと先に滑って行った人が埃ほどの大きさで見えます。 か?
引き返さなくてはならないことを考えると、どこで滑るのをやめるかが悩ましいですね。
山頂付近まで登り返して振り返ると、雪が消えゆく念仏ヶ原や、その左手の小岳などの山々が見下ろせます。
というわけで、スピードが落ちてきたところで切り上げることにして、既に登り返し始めている人が居る傾斜が緩い方に回り込んでいきます。
いつかはそのずっと先にある肘折温泉目指して滑って行きたいところですが、体力低下と地球沸騰化の速度の方が早いだろうな。
山頂からスキーを脱いだところまで同じ道を引き返したら、スキー場まで滑って帰ります。
滑り始めた場所が見る見る遠ざかって行きます。
スキーが止まるまでまっすぐ下へと滑ります。
標高差50mほど登るとスキー場トップとなるところまであっという間に滑ってきました。
右手の姥ヶ岳山頂付近からボーダーがドロップしてくるのが見えます。
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