2022年7月下旬の首都圏は、連日32℃越えのクソ暑い日が続きます。
一方で、関東周辺の山間部は、これまた連日局地的な大雨が頻発しているとのことで、泳ぐ場所はリスクが高いかな、と思いながら、どこか良いところを探していると、近郊にこれまで行ったことがない良いところを発見したので、猛暑日の週末にさっそくおでかけしました。
奥秩父笛吹川・東沢の左岸支流鶏冠谷本流を、左俣と右俣の二俣まで遡行した記録です。
引き続き右俣を遡行した後半の記録はこちらです。
ここは山梨県山梨市の西沢渓谷駐車場です。
午前8時前なのでまだ空きがあります。先ずは遊歩道からスタート。
橋を渡った先で遊歩道を外れ、今見下ろしている川(東沢)に入ります。
東沢の右岸に続く踏み跡(登山道?)を鶏冠山へと向かって行くと、対岸の大木に青い表示が出てくるので、ここで入渓して、対岸(左岸)に流れ込む支流の鶏冠谷に入ります。
沢沿いは涼しいですね。
迷わず左岸を巻いて行きます。
明瞭な踏み跡をどんどん登り、沢へと降りていきます。
20分くらいで魚止ノ滝10mとなります。
イケマ(花言葉は「怖いもの知らず」)が群生する飯盛沢(右岸支流)出合の少し先で川原歩きから解放されます。
下段を右から巻きますが、中段よりも上で行き止まってしまうので、下段の落口まで一旦ズルズルと降りて、中段の右端を登ります。
上段は手がかり豊富なのですんなり登って上に立つと、すぐ上にはこの沢の核心部である「逆さくの字滝」が立ちふさがります。
右側から突き出した岩の突端から水流の中を登ります。
左岸が崩れている逆さくの字滝の上を通過すると、釜を持った小滝が連続してきます。
そしてどの釜も、まるで誰か作ったかの様に右岸の岩に桟道状のバンドが切ってあります。
そして最後に見えてくる奥のY字状滝で桟道は見えなくなります。
が、水中に目を凝らすと、いままでよりずっと太い桟道が見えるので、これを利用して左端を登って行きます。
その先のツルツルの滑り台ナメを登ると、間もなく二俣となります。
双方が滝状で合流する左俣と右俣の出合です。
これから遡行する右俣は、すぐ先に4m滝があり、その奥に25m滝が落ちています。
但し、手前の4mは、左岸から小さく巻けないこともなさそうですが、引き返して降りてくるときにとても困るように感じます。
なので、残念ですが25m滝の見物はあきらめて一服します。
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