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2021年10月8日金曜日

八重山・能岳 (ハイキング)

 各駅停車に乗って新宿から1時間、横浜から1時間半で行ける山梨県上野原市の市街地に立つ八重山と能岳は、地元のキャッチフレーズ「気軽に行ける、でも眺めは絶景」の通り、お手軽な絶景の山です。

登山口からの歩行時間2時間程度(展望台往復だけだと1時間未満、駅から往復すると+1時間ちょっと)で、首都圏から半日で行ってくることができ、高尾山に次ぐくらいのお手軽さです。

上野原中学校の門の上にある登山者用の駐車場からスタートです。

入口に表示がある坂道を登っると、中学生が清掃してくれているキレイなトイレが完備されている全面舗装の駐車場があります。


トイレの前には八重山へと虎丸山への2本の登山道の入口があり、能岳が目的地であればどちらからスタートしても同じようなものですが、右側の八重山に向かう径を行くことにします。
展望台までの登山道は「五感の森」という名前で半ば公園化され、整備が行き届いています。

五感の森の中の一部の登山道は、崩落により通行止めとなっていましたが、他の道を通って全く問題なく登山できます。

あっという間に稜線近くまで登り、尾根上を進むと間もなく、立派な展望台に到着します。

一気に展望が開け、尾根の上部以外の3方が見渡せます。

進行方向には藤野の町の先に丹沢山地が広がります。
写真中央から左側が、蛭が岳から焼山へ連なる丹沢主脈。
その右側が檜洞丸。さらに右側に一番高く見えるのは大室山でしょうか。

丹沢山地の高い順に3つの山々を見渡す反対側は、笹子峠へと続く中央線沿いの山々が並んでいます。
まさに絶景。
この展望台の往復だけでも十分な満足が得られます。

その中央にはコモア四方津、倉岳山、御正体山の奥に富士山の堂々とした姿が。

その右は、いわゆる北都留三山と呼ばれる山並みです。
こうやって全体を見渡すと、ここは郡内というよりは関東にとても近いことが実感でき、地元住民が上野原都民を自称するのも頷けますね。

絶景を満喫した後は、お隣の能岳へと向かうことにします。
下の写真の右側に写っているお隣の山は「八重山」で、能岳はその向こう側にあります。

これは展望台のすぐ上にある鐘です。

少し先には、この山と園地の由来が記載された八重山の歌碑なるものがあります。

八重山山頂までの細かいアップダウンの径には、五感の森と同様の各種説明/案内表示があります。
これはジンライムの香りがする松の仲間。

展望台からのんびり10分少々歩くと、四阿の立つ八重山頂上に到着します。
富士山が見えるところだけ、藪が払われています。

八重山からは展望の無い暗い森の中、細かいアップダウンを10分ほど進むと、ベンチが置かれた能岳に到着します。

富士山が見える方角だけ、木が伐採されています。

帰りは虎丸山を経由して、駐車場まで周回するような形で下山します。
一旦八重山方面に引き返すとすぐにでてくる虎丸山への径へと右折し、植林の中を下って行きます。

そのまま下っていくと山風呂へと下山しますので、途中の標識で左折して小尾根を登って行くと、虎丸神社の社がある468m標点の虎丸山に着きます。

その先にもいくつか分岐がありますが、上野原中学校の表示に従って進んでいきます。
微妙な凸凹が続く尾根には、石祠の小ピークやビールケースが置かれた広場などが意味ありげに登場します。

標高430mのビールケースの広場から一気に下ると、疫神様などを祀る社があり、その下が出発地の駐車場でした。

昼寝に興じる営業やメンテナンスの車を横目に帰路につきます。

●本日の反省
 展望台だけでよかったかもしれません。
 展望以外のランドマークはないので、休日に丸一日かけて行くのであれば、道中なにか他の観光と組み合わせるのがよいと思います。
 ただ、他に何か良いものがあるかと問われるとちょっと。。 なんせほとんど八王子か相模原みたいなものなので。

 夕食前の散歩や部活のランニングなどの日常でここを利用できる上野原市民がうらやましいですね。

●2021年10月6日(水)
上野原中学校前登山口(11:20)→展望台(11:45)
→八重山(12:05)→能岳(12:15~12:30)
→虎丸山(12:50)→上野原中学校登山口(13:15)

思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら





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