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2021年9月22日水曜日

多摩丘陵ハイキング(四季の森公園~里山ガーデン~三保市民の森~新治市民の森)

2021年9月の第3週末、敬老の日の三連休は、全国的に好天に恵まれましたが、緊急事態宣言が延長されてしまい、集客施設の営業制限が続くこととなりました。

一方で巷ではワクチン接種が行き渡りつつあるのと、長らく続いた自粛に慣れたのか/嫌気が蔓延したのか、首都圏近郊の行楽地への人出はコロナ禍以前に戻りつつあり、高速道路は渋滞。でもせっかく現地に到着しても人数制限で温泉に入れずといった悪循環がはじまりつつあります。

不謹慎ではありますが、世間の自粛意識が高いうちにもっとあちこち出かけておけばよかった。

というわけで、今回は安・近・短+「閑散」 のコンセプトのもと、ほとんど徒歩圏内ともいえる横浜市緑区の散策にでかけることとしました。


JR横浜線/市営地下鉄グリーンラインの中山駅からスタートです。

駅南口正面の通りを進み、県道109号線(青砥上星川線)の信号(中山駅南口入口)を渡ったら右折します。

道路の反対側(駅側)にラーメン二郎の行列が見えると、四季の森公園へと向かう歩行者用の通路(プロムナード)の入り口があります。

プロムナードを10分も歩かないうちに「四季の森公園」の北口に到着です。

北口広場の正面には池があり、次なる目的地の里山ガーデン(横浜動物の森公園植物公園)へは池の右側を行きますが、せっかくなので園内を徘徊してみます。

池の左(東)側から、階段を上って林の中の小さな尾根に取りつくと、左側に遊具広場を見下ろしながら展望広場へと登っていきます。

公園最頂部にある展望台からは、ジャンボ滑り台の順番を待つ列が見下ろせます。

反対側の駐車場方面は、ぱっと見、滑り台ほど蜜ではないように感じますが、暗く映っている日陰には日除けのテントが密集しています。

駐車場の入り口の南口広場にある噴水からは、人混みを避けて園内を散策することにします。
園内は各所に案内図が設置されていて迷うことはありません。

ちびっこ広場

しょうぶ園

あし原湿原

階段を上って西口広場から「西ひかりが丘」バス停へと向かいます。

バスの転回所から南西方向(コンビニの少し左手)に見える山の中にズーラシアや里山ガーデンがあります。

床屋さんの先のリフォーム店の横の階段を下りたら、里山ガーデン内です。

里山ガーデンの主要部は季節ごとに期間限定で開園され、この日は緊急事態でクローズされていましたが、北側の外周は常時解放されています。

敷地の北端は「フォレストアドベンチャー・よこはま」が営業しており、その南側には、今は閑散としていますが、開演中にイベントが行われる広場があります。
ズーラシアの北門はここから目と鼻の先の場所にあるはずです。

次なる目的地、「三保市民の森」へと向かうべく、フォレストアドベンチャーの敷地を周回して緑地の北西端から外へと出ます。

ここを左に入って、ぐるっと鋭角に折り返し、左下へと降りていくと、ズーラシアの駐車場の横を下って梅田バス停に着きます。

ローソンがあるバス停の通りを都岡(中山と反対)方面に500mほど行くと、中古車やさんの脇に市民の森の入り口があります。

この入り口は森の東端にあり、坂を上るとすぐに「三保平」という名前の広場があるので、さっそくおやつタイム。

広場の奥から森の中央部をぐねぐねと縦貫するプロムナードへと入っていきます。
この森は、栄区の巨大団地、若葉台と接している西側の稜線から緩やかに下る斜面に作られており、要所に地図と現在地がわかる番号が付けられた標識が設置されています。

プロムナードと名付けられた径は、その斜面を横切る小さな尾根と沢を何度も細かく上り下りしてつけられており、定期的に設置してある案内図がなければ、まるで奥秩父の植林を彷徨っているかのようです。

バーチャル奥秩父を歩くこと約30分。
敷地の北端にある水道のポンプ場のフェンスが見えてきて、現実に戻ります。

若葉台団地とは反対側にあり、舗装道路が通る「おなが」ポイントから脱出します。

道路を下ったすぐ先の再資源作業所の間をコの字に左折すると、東洋英和女学院大学の正門前にぽっと出るので、大学と霧が丘学園の間にある車道へと右折します。

車道はやがて横浜創英と東洋英和の間を進み、T字路に突き当たるので左折すると、右側の石垣の上はもう「新治市民の森」で、数百メートルで駐車場の入り口となります。

この市民の森も、現在地の番号が付いた標柱こそないものの、各所に地図や標識が設置されており、迷うことはありません。

面積70haに迫る新治市民の森は、横浜市北部の緑地の中では図抜けて広く、今日訪問した他の公園や市民の森の1.5倍超の敷地には、里山や竹林、湿地や谷戸が入り組んでおり、地形や植生も多様です。

谷戸を通り抜けて到着した「里山交流センター」の傍には旧奥津邸という古民家があります。

そして、夕暮れ間近い時間には、森の中で人と会うことはありませんでした。
古民家の横の階段を上って駅へと向かいます。

階段の上には、数千世帯が暮らすマンモス団地が広がっています。

十日市場駅の南側は、ヒルタウンを中心に昭和50年代に建設されて以降、大規模な全棟更新・新規開発が続けられており、訪れる度に景観がかわっていきます。

20世紀の終わりころにはバスの終点ロータリーがあり、個人商店が軒を連ねていた県道沿いのここも、相鉄の大規模マンションが建設中でした。

無人の森から、どこでもドアとタイムマシンから出てきたような気分で、駅へと向かいます。
行楽地もショッピングモールも、ラーメン屋も人でいっぱいなのに、忘れられ、たそがれた連休のヨコハマでした。

思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら



●2021年9月20日(祝)
中山駅(13:50)→四季の森公園(14:00~14:40)
→西口広場・西ひかりが丘バス停(14:45)
→里山ガーデン(14:50~15:10)
→梅田バス停(15:20)
→三保市民の森(15:30~16:20)
新治市民の森(16:30~17:00)
→にいはる里山交流センター(17:10)
→十日市場駅(17:30)











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