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2026年2月6日金曜日

大小アルプス・足利アルプス(ハイキング)

 関東地方は山火事と水不足の新年となった2025年は、視界が澄み渡り毎日遠くまで見渡すことができます。

乾燥した視界良好の日に、平野北端の丘へ展望のハイキングにでかけました。

渡良瀬川下流にある栃木県足利市の市街地は、大小山と両崖山に連なる2つの丘に挟まれています。
どちらも主要部を半日で踏破できる丘には、近年アルプスの名が冠されており、2つのアルプスを日帰りで結んでみることにします。



大小アルプス
JR両毛線富田駅の北側にある足利市西場町の鳳仙寺手前に隣接する大小山ハイキング駐車場にクルマを停めて舗装道路を登って行くと、お寺の先にある阿夫利神社から登山道がはじまります。

コンクリート製の階段が続く思いのほか立派な登山道は、すぐに男坂と女坂の分岐となり、入口に仙間神社の祈禱道場が立つ右の男坂を登ると、すぐに岩盤の径となりました。

10分ものぼらないうちに女坂が合流し、あっという間に大小の字が設置された岩壁の下にある大小山見晴台と書かれた四阿に到着です。

見晴しは登って来た東の方角のみで、平野の中に佐野の三毳山や栃木市の太平山といった丘が望まれ、その遠方には筑波山の山並みが霞んでいました。

見晴台のすぐ横にある階段を登ると、大久保町からの登山道と合流し、右折して稜線上を急登するとあっという間に大小山に到着しました。

振り返ると関東平野北部の大展望です。

太田の金山城の丘と浅間山をアップ。

その右手には赤城山。

奥にもう一段高い山があるので岩盤の登山道を登って行ってみます。

地理院地図で大小山と記載される三角点は、妙義山と表示される大小アルプスの最高点で、360°の展望が開けていました。

東の筑波山方面。

時計回りで、南東のフラワーパークの丘の先はまっ平らな東京方面。

南の大山・丹沢から富士山。


太田、本庄の市街地の遠くに連なる奥多摩、奥秩父、西上州の山々と西の浅間山。

北西の赤城山から足尾山地。

北東の出流原方面。

展望を満喫したので、先へと進みます。
先ずはお隣の平坦な山頂の岩山へ。

FIXロープが設置された鞍部の岩壁を降りて登り返すと、やまゆり学園への径が分岐する中岳。

それからすぐの毛野山からは北側の展望が見えてきました。

毛野山からすぐのがま岩からは、展望の効く岩の尾根が続きます。

越床山からはどんどん下って、山麓の足利病院や反対側の越床トンネルに着いてしまいそうなところで樹林内の越床峠となります。

峠から大坊山方面へ登り返したところには、休憩場所が設置されており、立入禁止ではあるものの私有の建物もあります。

大坊山へと南斜面をトラバースしていくと、尾根に出て再び視界が開け、右下にオリムピック・スタッフGCを見ながら岩尾根を行くと、ベンチのあるツツジ山に到着。
※足利市のハイキングマップでは、ツツジ山はここではなくこの先の山川長林寺への分岐を少し行った230m凸となっています。

ここも素晴らしい展望です。

越えてきた大小アルプスの山並み。

渡良瀬川流域

西の袋川沿いに広がる足利市街地の向こう側には、足利アルプスの丘が連なります。

上流を目で追うと、起点となる行道山に続く月谷の谷はどれだろう?

最後の大坊山へと向かいます。

大山祗神社の奥宮が立つ大坊山の山頂は、現代になってからもそれなりの規模の建築物があったと思われる広い場所でした。

奥宮の参道を一気に下って、大山祗神社に下山しました。

●2026年1月29日(木)
大小山ハイキング駐車場(8:12)
→鳳仙寺(8:15)→阿夫利神社(8:20)
→男坂→見晴台(8:42)
→大小山山頂(8:48)→妙義山(9:00)
→中岳(9:29)→毛野山(9:30)
→越床山(10:00)→越床峠(10:08)
→ツツジ山(10:40)→大坊山(11:15)
→大山祇神社(11:30)



◆さて、下山した大沼田町の大山祗神社は、足利駅と足利フラワーパーク駅のちょうど真ん中くらいの場所にあります。
次なる足利アルプスへのアクセスは、桐生岩船線の道路を歩いて行くのが最もシンプルですが、行道山側のバスの最終便が15:40発で、今からだとカツカツかほぼアウト。(しかもこのバスはアピタ止まり)
逆に行道山側からスタートする場合のバスは、足利市駅発が8:13発と平日運休の9:10しかなく、前泊するか夜間行動でもしない限り、日照時間が短い冬に二つの山域を一日で歩くのはなかなか難かしいです。
そこで、今回は二ヵ所を自転車で移動することにしました。
↓水色のラインが自転車で移動した区間で、大沼田町から桐生岩船線の道路を走り、足利環状線の交差点からはひたすら袋川沿いを遡りました。

GPXファイルのダウンロードはこちら。



足利アルプス
山神社の鳥居が立つ足利市バス「アッシー」行道線の終点から舗装道路を登って行くと、トイレがある500mほど先からはカーブの細い林道となり、浄因寺の駐車場に到着します。

途中に2つ山門がある長い階段を登ると、「関東の高野山」という触れ込みとは不釣り合いの、民家の様なお寺に到着。

境内には北斎の諸国名橋奇覧に描かれた「くものかけはし」がありました。
北斎の錦絵と比較してみると、経年変化なのか、北斎のデフォルメ表現が際立つのか...

本堂の横の階段を登り、ブルーシートがかかったお堂の横を更に登って行くと、尾根上に出て左側に「寝釈迦」と表示された分岐が出てくるので寄っていきます。
漠然と大きな寝ている仏像があるのかと思っていたところ、小さな仏堂がたくさん置いてあるだけだったので、足利市街の方向が見渡せるベンチで休憩します。
実は、立ち並ぶ仏像と同じくらいの大きさで寝ている像があるそうですが、全く気付けませんでした。

寝釈迦とは反対方向の両崖山方面へと登ると、すぐに仏法僧峠に到着。

左折して稜線を行くと10分もしないうちに四阿が立つ行道山に到着します。

ここも良い展望。

だんだん北風が強くなり、袈裟丸山方面も雪雲がかかってきました。

行道山からは稜線のプロムナードをのんびり歩き、30分ほどで大岩山(剣ヶ峰)。

大岩山からは木段で急降下し、途中で鐘岩の横を通って駐車場に降り立ちました。
この駐車場は、Googleマップでは天空東公園と表示されており、毘沙門天(最勝寺)から続いてくる舗装道路の終点で、標識も最勝寺方向を指していますが、まっすぐ行った奥に下って行く径があります。

駐車場のすぐ下で振り返ると、南野陽子も来たのだから最勝寺方面へ行けという旨の標識があり、お寺付近の天空「西」公園と天空テラスへ誘導しようとしています。

最勝寺はクルマでも行けるので、次の機会に回してそのまままっすぐ下って行くと、一旦舗装道路に降り立ち、すぐ先でまたトレイルに入ります。
「南野陽子さんが来訪」の表示からここまでは、地理院地図では関東ふれあいの道と表示されていますが、現地ではこの区間だけ標識が途絶えており、毘沙門天への誘導が徹底されています。

引き続き関東ふれあいの道は、275m三角点を通過して北関東道の大岩トンネル上にある飛天岩という岩の横を通り、その先で同じ舗装道路を渡って登り返していきます。

ふれあいの道は、いい感じの落葉樹林の中を緩やかにアップダウンしながら続き、小天狗・裏天狗への径を分けた後、カタクリの里の看板からまた登り返します。
毘沙門天からずっと舗装道路を歩いたら、ほとんどアップダウンなしでここで合流できたことになります。
快適な樹林を歩くことはできませんが。

丘上にある雷電神社の分岐を過ぎて、少し焼けた跡が残る樹林を過ぎると、御嶽神社と足利城跡の看板が立つ両崖山に到着しました。

山頂は城跡だけあって、周囲に堀切を備え、帯郭だったと思われる平地には碑や祠が立っています。

その帯郭の様な場所から西へと延びる径を行くと、行く手に坊主頭のような山が見えてきます。
両崖山からは織姫神社へと南へ下るハイキングコースがメインですが、その西側を並走する天狗山コースもよく歩かれているみたいなので、正面に見える天狗山経由で下山することにします。

天狗山への鞍部となる、本経寺への分岐がある天両の十字路を直進すると、天狗岩上級コースの矢印が出てきます。
表示通り30mほどのクサリが張ってありましたが、当初は岩場の登山道だったところに、後付けでクサリを張った様にも感じられました。

岩場のすぐ先が天狗山の山頂です。

そして、ここにも南野陽子さんが...
芸能人がやってきて(BSですが)テレビで紹介されたのがよっぽど嬉しかったんだろうね。

天狗山も岩山ならではの大展望でした。
東京都心らしきものも見えるよ。

こちらは群馬県(桐生)側。

アルプスもいよいよ最終盤となってきました。

かわら山という小ピークで、下山路は通7丁目を指す左折となりますが、正面に見晴台(富士見岩)という標識があるので、200mほど下って寄って行くことにします。

眼下に間近に迫る市街地を見下ろしながら下って行くと、行き止まりの富士見岩。

かわら山まで引き返して下山します。
須永山という小ピーク手前で振り返ると、両崖山から天狗山、かわら山と続く下って来た稜線が一望できました。

須永山から15分ほど下ると、子安観音のお堂の前に降り立ちました。

すぐ下を走る桐生岩船線の道路に下り、市街地を歩いて足利駅までは30分ほどでした。

市街地の両側すぐ近くに、これほど景色が良い丘があるとはうらやましい。


思い立ったらすぐ行ける。 その他の首都圏近郊ハイキングの記録はこちら

●2026年1月29日(木)
行道山バス停(12:30)→浄因寺駐車場(12:48)
→浄因寺・くものかけはし(13:00)
→寝釈迦(13:10)→仏法僧峠(13:23)
→行道山(石尊山;13:30)→大岩山(14:00)
→天空東公園駐車スペース(14:10)
→黒岩山三角点(14:25)
→第三のベンチ・飛天石(14:35)
→両崖山・足利城跡(15:15)→天両(15:30)
→天狗山(15:45)→かわら山(16:00)
→富士見岩(16:05)→須永山(16:25)
→子安観音・常念寺(16:40)→足利駅(16:00)


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