先週の平日、福島県いわき市にある瀬戸峨廊に出かけた際に、途中の小川郷付近に何かあると感じましたが、疲れてしまったので深く調べずにそのまま帰宅してしまいした。
帰ってから地元の人たちに愛されるこの山の存在を知り、11月中旬よりはじまる紅葉の見ごろには少し早いですが、晴天の六日後、三連休最終日に改めて出直すことにしました。
二ッ箭(ふたつや)山はその名の通り、稜線上に矢尻の様に飛び出た二つ連なる岩が特徴です。
コースはすぐに滝となり、左側の岩を登って行きます。
このガイドツアーの皆さんは、あえて沢沿いに切り込みましたが、右岸がわにちゃんとした登山道があります。
この辺はちょっと見えにくいですが、人が踏んだ跡を辿りながら〆張場を目指していきます。。
滝から30分もかからないくらいで〆張場という場所に到着。
いわき市小川町上小川と小屋沢にある登山口駐車場からは、正面に特徴的な2つの岩頭を望むことができます。
トイレ横の階段上を通る国道399号線の舗装道路を二ッ箭山の標識に従い登って行くと、道は植林の中の林道となりました。
注連縄が貼られたT字路を直進していく(帰りは右側から戻ってきます)と、登山道となり、沢沿いのここ↓で分岐となるので、沢沿いのコースを選択しました。
右折して山頂を目指しますが、すぐ左に岩コースなるものが分岐するのでちょっと入ってみました。
コースはトラバースする登山道と並行して岩が飛び出た稜線上を辿り、すぐに登山道と合流しました。
登山道はすぐに巻道と鎖場に分岐します。
見どころを巻いてしまっては困るので右の鎖場を選択しますが、
こっちが巻道ではないか困惑するくらい、岩壁の下を下り気味にトラバースしていきます。
でも表示に偽りなく、ちゃんと鎖場に到着しました。
ほぼ鎖に頼らずとも登れる鎖場を登りきると、二つの岩塔の間に到着しました。
先ずは左側の男体山に登ってみます。
登山道で登路のある裏側へと回り込むと、さきほど巻道と表示された方に入って行ったおじさんたちがクサリを登っていたので、後を追うとすぐに岩頭の先端に立つことができました。
これといった特徴のない阿武隈山地の展望が素晴らしいです。
登って来た鎖を引き返して今度はお隣の女体山へ。
男体山よりは傾斜の緩い鎖を登ってロープの反対側に立ち、男体山の方を見るとこうなります。
女体山の頂上まで登ると、ほぼ360°の展望が開けました。
太平洋も見えるよ。
展望を満喫して、二ッ箭山の山頂へと向かいます。
樹林内を緩やかに登ること15分ほどで、到着する月山への分岐を左折したすぐ先が展望の無い山頂です。
山頂以外に特に何もないので、すぐに引き返して今度は月山目指して下って行きます。
山頂直下は先ほど歩いた男体山や二ッ箭山の展望が開けていました。
岩の間に架かるロープも見えるよ。
振り返ったお隣の岩が女体山で、そことの間に縄が張ってあります。
登って来た鎖を引き返して今度はお隣の女体山へ。
男体山よりは傾斜の緩い鎖を登ってロープの反対側に立ち、男体山の方を見るとこうなります。
月山の祠で分岐する道を右折し、月山尾根というルートでスタートした駐車場へと戻ることにします。
二つの岩の間の岩壁が最初に登った鎖場ですね。クサリまでは見えないけど。
植林の尾根をひたすら下って往路に合流です。
道中は地元の方中心にそれなりに賑わっていましたが、クルマの数ほどは居なかったような...
●おまけ
道中は地元の方中心にそれなりに賑わっていましたが、クルマの数ほどは居なかったような...
●本日の反省…遠くまで行った割にはすぐ終わってしまった。
全行程4時間足らずなので、首都圏からここだけのために行くのはちょっともったいないです。
他の用事のついでに行くか、あらかじめ複数個所の観光と合わせて企画しておいた方が良いですね。
全体が良く整備されており、藪や泥がなく、とても快適に歩けました。
クサリのアトラクションに加えて大展望もあり、ここに気軽に来ることができるいわきの人がうらやましい。
●2024年11月4日(祝振替)
二ッ箭山入口駐車場(9:15)→御神体の滝(9:35)
→沢コース→〆張場(10:00)→尾根コース
→稜線(10:30)→岩場コース→鎖場
→男体山(11:00)→女体山(11:20)
→二ッ箭山(11:40)→月山(11:55)
→月山尾根→二ッ箭山入口駐車場(13:00)
反省に基づいて、帰る途中にある高萩の花貫渓谷に寄ってみました。
駐車料金¥1000を払って吊橋へ。
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